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葬儀の費用|平均161万〜42万、家族葬・直葬の選び方5つ

ヨバナシ編集部 読了 約6分

葬儀の平均費用は一般葬161万、家族葬106万、一日葬88万、直葬43万。それぞれのメリット・デメリットと選び方、補助金や葬祭費給付金の活用、葬儀社選びで失敗しない5つのコツを、相場データと体験談でまとめます。

「夫が亡くなって最初の数時間で、葬儀の見積書にサインしてしまった」

突然の死別で動揺しているとき、葬儀社から差し出された150万円の見積書。冷静な判断ができない状態で、平均161万円の一般葬を選んでしまう。これは多くの60代妻が経験する後悔のパターンです。

株式会社鎌倉新書の調査によれば、葬儀費用の平均は一般葬161.3万、家族葬105.7万、一日葬87.5万、直葬42.8万。形式によって4倍の差があります。

この記事では、葬儀の種類・費用・選び方、安くするコツ、補助金活用法を、相場データと体験談でまとめます。

全体像から把握したい方へ:この記事は「相続」シリーズの一部です。元気なうちの3ステップ準備、遺言・家族信託、寄与分、相続放棄、葬儀・遺品整理までを8場面で整理した 60代から始める相続の完全ガイド もあわせてどうぞ。

葬儀の4つの形式と費用

落ち着いて見直す

1. 一般葬(伝統的な形式)

  • 平均費用:161.3万円
  • 参列者:家族・親族+友人・知人・職場・近所
  • 日数:通夜+告別式+火葬(2日間)
  • メリット:故人を多くの方に偲んでもらえる、香典収入で実質負担軽減
  • デメリット:費用高、家族の負担大、近年減少傾向

2. 家族葬(近年最も多い形式)

  • 平均費用:105.7万円
  • 参列者:家族・親族のみ(10〜30名)
  • 日数:通夜+告別式+火葬(2日間)
  • メリット:プライベート空間、故人とゆっくり過ごせる、費用抑えられる
  • デメリット:後日「弔問」の対応が長引く、香典収入は少ない

セレマの解説では、家族葬の内訳は基本料金72万、飲食17万、返礼品16.5万と詳細に分析されています。

3. 一日葬(通夜なし)

  • 平均費用:87.5万円
  • 参列者:家族・親族(少人数)
  • 日数:告別式+火葬(1日)
  • メリット:高齢の家族の負担軽減、費用さらに抑えられる
  • デメリット:宗教者によっては受け入れない(菩提寺要確認)

4. 直葬(火葬式)

  • 平均費用:42.8万円
  • 参列者:家族数名
  • 日数:火葬のみ(半日)
  • メリット:圧倒的に費用安い、シンプル
  • デメリット:親族への説明が必要(「ちゃんと葬儀した方が」と言われる)、菩提寺への配慮要

形式別おすすめのケース

一般葬を選ぶべきケース

  • 故人が地域の名士・職場で人望厚い
  • 香典が多く期待でき、実質負担を相殺できる
  • 親族・故人本人の希望

家族葬を選ぶべきケース

  • 高齢の家族・配偶者で疲れたくない
  • 故人の交友関係が小さくなっていた(80代以降)
  • プライベートに見送りたい
  • 費用は抑えたいが「お葬式」のかたちは保ちたい

一日葬を選ぶべきケース

  • 家族・親族が遠方に住む(2日間集まるのが大変)
  • 菩提寺の許可が取れる場合
  • 高齢の喪主の負担を減らしたい

直葬を選ぶべきケース

  • 故人の希望(「お葬式は要らない」)
  • 経済的に厳しい
  • 「身寄りがほぼない」状況
  • ※菩提寺がある場合は事前に必ず相談

葬儀費用を安くする5つのコツ

コツ1:複数社で見積もりを取る

葬儀社により同じ内容でも数十万円の差があります。最低3社で相見積もりを。「小さなお葬式」「よりそうお葬式」など、定額制の葬儀社も近年充実しています。

コツ2:オプションを断る勇気

葬儀社のオプション(生花・棺のグレードアップ・遺影の修正・湯灌など)は、最初から「全部入り」で見積もられがち。「これは必要ですか?」と一つずつ確認、不要なものは外しましょう。

コツ3:葬祭費給付金を申請する

国民健康保険・後期高齢者医療制度の加入者が亡くなった場合、葬祭費として3〜7万円が支給されます(自治体による)。健康保険の場合は埋葬料5万円。死亡後2年以内に手続きが必要、忘れがちなので注意。

申請先:市区町村役場(国保)または会社の健康保険組合

コツ4:互助会の事前準備(積立)

葬儀社の互助会に生前に積立しておくと、通常価格の3〜5割引で利用できます。月額3,000円程度の積立で、10年で30万円程度。

ただし、互助会には注意点も:

  • 解約手数料が高い(積立金の20〜50%)
  • 提携葬儀社が限られる
  • 結局オプションで費用が膨らむことも

コツ5:葬儀の規模・内容を生前に伝えておく

最も効果的なのが、生前に故人本人と「自分の葬儀の希望」を話しておくこと。エンディングノートに書いてもらうのが理想です。

「家族葬でいい、お花は派手にしないで、戒名はシンプルでいい」

これだけメモがあれば、突然の時に冷静で適切な判断ができます。

葬儀社選びで失敗しないための質問リスト

葬儀社に問い合わせる際、必ず以下を確認:

  1. 基本セット料金に含まれるもの・含まれないものは何か
  2. 追加料金が発生するパターンは何か(参列者増、安置日数、車両、僧侶など)
  3. キャンセル料金は何日前までいくらか
  4. クーリングオフは適用されるか
  5. 返礼品・飲食代の単価と最低発注数
  6. 遺体安置の場所と費用
  7. 菩提寺との連携経験はあるか(特に直葬・一日葬の場合)
  8. 対応可能な宗教・宗派

60代妻・節子さん(仮名)の家族葬体験

静かな決断の時間

節子さん(65歳)は、夫(享年70)を心筋梗塞で突然失いました。

流れ

  1. 病院から葬儀社の紹介を受けたが、いったん保留
  2. 3社見積もり:A社120万、B社98万、C社88万
  3. 最も対応が丁寧だったB社を選択(金額より対応で)
  4. オプション削減:生花を最低限に、返礼品は1種類のみ → 90万円に圧縮
  5. 葬祭費5万円を市役所で申請、受給

「最初に病院で言われた葬儀社にそのまま頼んでいたら、120万円払っていた。3社見積もりだけで30万円浮いた」

葬儀の事前準備サービス

資料請求できるサービス

  • 小さなお葬式:定額プラン、全国対応、家族葬19.8万円〜
  • よりそうお葬式:プラン明示、追加料金なし
  • イオンのお葬式:流通系、明朗会計
  • 互助会(地元の冠婚葬祭社):地域密着、事前積立

これらの資料請求は無料で、相場感を把握するのに有用です。

葬儀後にすべきこと

葬儀が終わったら、続いて以下の手続きが待っています。

  • 死亡届(7日以内、葬儀社代行可)
  • 遺族年金請求(詳細記事
  • 健康保険・後期高齢者医療の手続き
  • 預貯金の名義変更・凍結対応
  • 49日法要・納骨
  • 遺産分割協議(10ヶ月以内に相続税申告)
  • 遺品整理(詳細記事

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相談できる窓口

  • 市区町村の葬祭扶助制度:経済的に困難な場合の補助
  • 菩提寺:宗派に合った葬儀の相談
  • 無料の葬儀比較サービス:小さなお葬式、よりそうお葬式 等
  • 消費者センター:葬儀社とのトラブル

秘密会議のみなさんへ

  • 平均は一般葬161万、家族葬106万、直葬43万。形式で4倍違う
  • 3社見積もりで30万円差は普通
  • 葬祭費5万円・埋葬料5万円の申請は2年以内に
  • 互助会の事前積立で3〜5割引も可能
  • 生前にエンディングノートで希望を書いてもらうのが最強

突然の死別で動揺している中で、150万円の見積書にサインしないでください。いったん持ち帰って3社比較、これだけで未来の自分を救えます。


※本記事は一般的な情報提供です。具体的な葬儀の手配は、各葬儀社・菩提寺・自治体にご確認ください。

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