遺品整理を業者に頼むといくら?3LDK17〜50万と業者選び
遺品整理は一軒家3LDKで17〜50万円、4LDKで22〜70万円が相場。安いだけで選んで起きるトラブル、相見積もり3社・遺品整理士の有無・追加料金条件など、後悔しない業者選びのポイントを実例とともにまとめます。
「親の四十九日が終わって、ようやく実家の片付けに取り掛かろうと思ったが、何から手をつけていいか分からない」
50代・60代の娘が直面する遺品整理の壁。30年〜50年分の家財を、限られた時間で整理する作業は、想像の3倍は重たいものです。
ブルークリーン株式会社の調査によれば、一軒家の遺品整理費用の相場は3LDKで17〜50万円、4LDKで22〜70万円。安いだけで選ぶと、当日のトラブル続出というケースも。
この記事では、遺品整理の費用相場、業者選びの5つのポイント、よくあるトラブルと回避策、安く抑える3つのコツを、現場経験を持つ専門家見解をもとにまとめます。
全体像から把握したい方へ:この記事は「相続」シリーズの一部です。元気なうちの3ステップ準備、遺言・家族信託、寄与分、相続放棄、葬儀・遺品整理までを8場面で整理した 60代から始める相続の完全ガイド もあわせてどうぞ。
遺品整理業者の費用相場(一軒家・間取り別)
| 間取り | 費用相場 |
|---|---|
| 1K・1DK(単身高齢者の借家など) | 5〜15万円 |
| 1LDK・2DK | 10〜25万円 |
| 2LDK | 12〜30万円 |
| 3LDK(一軒家平均) | 17〜50万円 |
| 4LDK・4DK(広い一軒家) | 22〜70万円 |
| 5LDK以上 | 30万円〜 |
費用に幅があるのは、家財の量・処分対象・地域・追加サービスで大きく変わるため。
費用の内訳
- 人件費(作業員2〜5人 × 1〜3日)
- 車両代(2tトラック1〜3台分)
- 処分費(廃棄物処理場への持ち込み料金)
- 搬出オプション(重い家具・家電のクレーン作業など)
- 追加作業(ハウスクリーニング、原状回復、お焚き上げ)
遺品整理業者を選ぶ5つのポイント
ポイント1:相見積もり、最低3社
くらしのマーケットも推奨する基本中の基本。見積もり金額は同じ作業内容でも数十万円の差が出ます。
相見積もりの取り方:
- 電話・メールで5社程度に問い合わせ
- 3社程度に現地見積もりを依頼(無料)
- 各社の作業内容と金額を比較
- 最も納得感のある業者を選ぶ
ポイント2:「遺品整理士」資格の確認
一般社団法人遺品整理士認定協会が認定する遺品整理士の有資格者がいる業者は、知識・倫理面で信頼できます。
確認方法:
- 業者ホームページに「遺品整理士在籍」表記
- 名刺・資格証明書の提示を求める
ポイント3:「古物商許可証」の有無
リサイクル品の買取をするためには、古物商許可証(公安委員会発行)が必要です。買取をうたう業者は必ず取得しているはず。無資格で買取する業者は違法で、トラブルの温床になります。
ポイント4:見積書の細かさ
一式◯円」だけの見積書は危険。後から追加料金を請求されるパターンが多発します。
良い見積書:
- 人件費(◯人 × ◯時間)
- 車両費(◯トン × ◯台)
- 処分費(家電リサイクル・粗大ゴミ処理)
- 各種オプション(買取、ハウスクリーニング等)
- 追加料金が発生する条件の明記
ポイント5:Google マップの口コミ確認
「[業者名] 評判」「[業者名] トラブル」で検索。Google マップの口コミは、悪い口コミも残るため信頼性が高いです。
注意:
- 5つ星ばかりの口コミはサクラの可能性あり
- 1〜3つ星の口コミに問題の本質が書かれていることが多い
- 「対応が良かった」より「料金通りだった」のレビューが大事
よくあるトラブル4選と回避策
トラブル1:当日に追加料金請求
「思ったより家財が多かったので、追加で20万円」、契約書にない追加請求。
回避策:見積書に「追加料金が発生する条件」を明記してもらい、追加発生時は事前承諾を文書で。
トラブル2:「買取で引いた」と言われたのに、実は廃棄
「これは引き取って買い取ります」と言われた家具・家電が、実は廃棄。買取金額として処分費が安くなったかと思いきや、明細書がないので判別できない。
回避策:買取は個別に査定書をもらう。リサイクル業者を遺品整理業者と分けるのも選択肢。
トラブル3:思い出の品が捨てられた
「これは大事だから残してほしい」と伝えていたアルバムが、誤って廃棄。
回避策:
- 残すものを赤テープで印をつける
- 残すものリストを文書化して業者に渡す
- 当日は家族の誰かが必ず立ち会う
トラブル4:家屋の壁・床に傷
家具搬出時に壁紙が破れた、床に傷。賃貸の場合は原状回復費用が請求される。
回避策:契約書に「破損時の補償条項」を明記。作業前後の写真を必ず撮っておく。
遺品整理を安く抑える3つのコツ
コツ1:自分で「捨てる物」「残す物」を仕分けてから依頼
家財の量が遺品整理費用の8割を決める。事前に:
- 明らかなゴミは自分で捨てる(書類、衣類)
- 形見分けを親族と済ませる
- 家電リサイクル対象品(テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコン)はリサイクル券利用で安く処分
これだけで業者依頼分が3〜5割減になることもあります。
コツ2:必要な作業だけ業者に依頼(分割発注)
- 片付けと買取が必要 → 遺品整理業者
- クリーニングのみ → ハウスクリーニング業者(安い)
- 不用品処分のみ → 不用品回収業者(安い)
「全部おまかせ」より役割分担で、合計費用を抑えられます。
コツ3:自治体のサービスを活用
- 粗大ゴミ収集:自治体経由で1点500〜2,000円程度(業者に頼むより圧倒的に安い)
- 家具リユース:使える家具をリサイクルセンターに持ち込み(無料)
- 生活困窮者向けの遺品整理補助:自治体によりあり(社会福祉協議会に相談)
業者紹介サービス(無料)
比較・紹介サイト
- みんなの遺品整理:全国の業者比較、口コミ充実
- くらしのマーケット:個人・小規模業者多数、口コミ豊富
- おうちにプロ:見積比較しやすい
これらは無料で利用でき、業者から手数料を取る仕組みなので利用者負担なし。
遠方の実家を整理する場合
「立ち会い不要」プランも検討
業者によっては、鍵を預けて立ち会い不要のプランもあります。
- メリット:遠方の実家でも頼める、休みを取らなくていい
- デメリット:思い出の品の判別ができない、現地確認できない
初回は立ち会い、2回目以降は不要プランにするのが現実的。
オンラインで仕分け指示
- ビデオ通話で作業中の家族・業者と相談しながら指示
- LINEで写真送ってもらって判断
60代娘・由香里さん(仮名)の実家整理体験
由香里さん(58歳)は、母(享年85)の没後、実家4LDK(築40年)の遺品整理を依頼。
進め方
- 49日法要後から開始
- 3社相見積もり:A社60万、B社45万、C社52万
- B社(地域密着、口コミ高評価)を選択
- 事前準備:
- 写真・アルバムは段ボール3箱に分けて保管
- 古い銀行通帳は別保管(相続手続きに必要)
- 形見分けを兄妹2人と完了
- 作業当日(2日間):由香里さん立ち会い
- 追加でハウスクリーニングを別業者に依頼(5万円)
結果
- 遺品整理:45万円(見積通り)
- ハウスクリーニング:5万円
- 自分で粗大ゴミ処分:8,000円
- 合計:約51万円
「事前準備で20万円浮いた気がする。3社見積もりは大事。それとGoogleマップの口コミは本当に当たる」
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相談できる窓口
- みんなの遺品整理・くらしのマーケット:業者比較
- 自治体の生活援護課:困窮時の遺品整理補助
- 消費者センター:業者トラブル
- 遺品整理士認定協会:認定業者リスト
秘密会議のみなさんへ
- 一軒家3LDKで17〜50万、4LDKで22〜70万円が相場
- 業者選び5つのポイント:相見積3社、遺品整理士、古物商許可、細かい見積書、Googleマップ口コミ
- トラブル4選:追加料金、買取偽装、思い出廃棄、家屋破損
- 安くするコツ3つ:事前仕分け、分割発注、自治体サービス活用
- 遠方なら「立ち会い不要プラン」も
実家の片付けは、親への最後の仕事。相見積もりと事前準備を惜しまないことで、お金も後悔も大幅に減らせます。
※本記事は一般的な情報提供です。具体的な業者選びは、複数業者の見積もり比較・口コミ確認のうえご判断ください。
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