遺産分割協議書、わたしが姉妹で作った時の話
母が亡くなったあと、相続のために必要だった遺産分割協議書。65歳のわたしと妹が、どう話し合い、何を書き、どう作ったか。遺産分割協議書とは何か、必要な場面、書き方の基本、姉妹で揉めないコツを、公的な情報と一緒にお伝えします。親の相続を控えた方へ。
65歳のわたしの、母が、亡くなったあと。
相続の手続きで、どうしても、必要だったのが、遺産分割協議書、でした。
別記事(母の遺言、開封の日に、姉妹で選んだこと)に書いた、母の相続。
母は、公正証書遺言を、遺してくれて、いましたが、それでも、一部の手続きで、わたしと妹の、遺産分割協議書が、必要に、なりました。
「遺産分割協議書って、何?」 「どうやって、作るの?」
最初は、わたしも、まったく、わかりませんでした。
今日は、その、遺産分割協議書を、わたしと妹が、どう作ったかを、お伝えします。
「親の相続を、控えている」「遺産分割協議書の、作り方を、知りたい」と、感じている方に、ひとつの参考に、なれば、と思います。
重要なお断り:この記事は、わたし個人の体験です。遺産分割協議書の作成や、相続の手続きは、ご家庭の事情で、本当に違います。具体的なことは、必ず、弁護士、司法書士、税理士などの、専門家に、ご相談ください。
遺産分割協議書とは
最初に、遺産分割協議書について、整理します。
遺産分割協議書は、相続人、全員が、「亡くなった人の、財産を、誰が、何を、どれだけ、相続するか」を、話し合って、決めた内容を、書面に、まとめたもの、です。
公的な情報源では、こう案内されています。
遺産の分割について、相続人の間で、協議が、まとまったときは、その内容を、明確にするため、遺産分割協議書を、作成しておくことが、望ましい
つまり、相続人みんなで、話し合って、決めた、財産の分け方を、ちゃんと、書面に、残しておくもの、です。
遺産分割協議書が、必要な場面
遺産分割協議書は、こういう場面で、必要に、なります。
- 不動産の、名義変更(相続登記)
- 銀行口座の、相続手続き(解約、名義変更)
- 自動車の、名義変更
- 相続税の、申告
- 証券口座の、相続手続き
わたしの場合、母の、銀行口座の、相続手続きと、母の家の、相続登記で、遺産分割協議書が、必要でした。
なお、母は、遺言を、遺してくれていたので、遺言の通りに、分ける部分は、遺言で、手続きできました。 ですが、遺言に、書かれていない、一部の財産(母が、亡くなる前に、増えた預貯金など)について、わたしと妹で、遺産分割協議書を、作りました。
わたしと妹が、遺産分割協議書を、作った流れ
わたしと妹が、遺産分割協議書を、作った流れを、お伝えします。
ステップ① 相続人を、確定する
まず、相続人が、誰かを、確定します。
母の場合、相続人は、わたしと、妹の、2人。
これを、証明するために、母の、戸籍謄本(出生から、死亡まで、ぜんぶ)を、取り寄せました。
別記事(親の通帳と印鑑、わたしが預かるまでに決めたこと)にも書いた、母の、財産の把握。 これが、できていたので、相続人の確定も、スムーズでした。
ステップ② 財産を、ぜんぶ、洗い出す
次に、母の、財産を、ぜんぶ、洗い出しました。
- 不動産(母の家)
- 銀行口座(2つ)
- 保険
- 証券
- そのほかの、財産
これを、財産目録として、リストにしました。
ステップ③ 姉妹で、話し合う
わたしと妹で、財産を、どう、分けるかを、話し合いました。
母の遺言の、内容を、尊重しながら、遺言に、書かれていない財産を、どう分けるか。
別記事(母の遺言、開封の日に、姉妹で選んだこと)に書いた、母の付言事項。 「ふたり、仲良く」という、母の願いを、思い出しながら、話し合いました。
おかげで、わたしと妹は、揉めることなく、すんなり、分け方が、決まりました。
ステップ④ 遺産分割協議書を、作る
話し合って、決まった内容を、遺産分割協議書に、まとめました。
わたしは、司法書士さんに、依頼して、作って、もらいました。
自分たちで、作ることも、できますが、不動産の、相続登記が、あったので、専門家に、お願いするのが、確実でした。
ステップ⑤ 全員で、署名・押印する
完成した、遺産分割協議書に、相続人、全員(わたしと妹)が、署名して、実印を、押しました。
そして、印鑑証明書を、添えました。
これで、遺産分割協議書が、完成です。
遺産分割協議書に、書く内容
遺産分割協議書に、書く、基本の内容を、お伝えします。
- 亡くなった人(被相続人)の、氏名、死亡日、本籍
- 相続人、全員の、氏名
- 誰が、何を、どれだけ、相続するか(具体的に)
- 不動産は、登記簿の通り、正確に
- 銀行口座は、銀行名、支店、口座番号まで
- 相続人、全員の、署名・押印(実印)
- 作成日
特に、不動産や、口座は、正確に、書かないと、手続きが、できないので、注意が、必要です。
姉妹で、揉めないための、コツ
わたしと妹が、揉めずに、遺産分割協議書を、作れた、コツを、お伝えします。
コツ① 親が、元気なうちに、話し合っておく
別記事(相続トラブルを未然に防ぐ、家族会議の3つのルール)に書いた、家族会議。
母が、元気なうちに、年に1回、相続のことを、話し合っていたから、母が、亡くなったあとも、わたしと妹は、すんなり、分け方を、決められました。
コツ② 親の「気持ち」を、いちばん、大事にする
母の遺言の、付言事項。 「ふたり、仲良く、助け合って」
この、母の気持ちを、いちばん、大事にしたから、わたしと妹は、お金で、揉めることが、ありませんでした。
コツ③ 専門家に、入ってもらう
遺産分割協議書の作成や、不動産の相続登記は、専門的です。
司法書士さんに、入ってもらったことで、手続きが、確実で、スムーズでした。
費用は、かかりましたが、自分たちで、間違えて、やり直すより、ずっと、安心でした。
揉めそうな場合は、どうするか
わたしと妹は、幸い、揉めませんでしたが、相続人の間で、話し合いが、まとまらないことも、あります。
その場合は、こういう、方法が、あります。
公的な情報源では、こう案内されています。
遺産分割の、協議が、まとまらない場合は、家庭裁判所に、遺産分割の、調停や、審判を、申し立てることができる
話し合いで、まとまらなければ、家庭裁判所の、調停を、使う。
ですが、できれば、その前に、別記事(相続争いで姉妹がもう会わなくなった、隣の家の話を聞いて)のような、争いに、ならないよう、親が、元気なうちから、ちゃんと、話し合っておくことが、いちばん、大事です。
公的な情報(参考)
遺産分割について、公的な情報源では、こう案内されています。
相続に関する、手続きや、書類については、専門的な、判断が必要な場合が、ある。弁護士、司法書士、税理士などの、専門家に、相談することができる
ご自分のケースは、必ず、専門家に、ご相談ください。
さいごに
母が、亡くなったあと、相続の手続きで、必要だった、遺産分割協議書。
わたしと妹は、母が、元気なうちから、家族会議で、話し合っていたこと、母の「ふたり、仲良く」という気持ちを、大事にしたこと、そして、司法書士さんに、入ってもらったことで、揉めることなく、すんなり、作ることが、できました。
遺産分割協議書は、相続人みんなで、財産の分け方を、決めて、書面に、残すもの。
親の相続を、控えている方は、ぜひ、親が、元気なうちから、相続のことを、話し合っておいてください。
そして、いざ、遺産分割協議書を、作るときは、専門家に、相談しながら、進めてください。
なお、繰り返しになりますが、遺産分割協議書の作成や、相続の手続きは、ご家庭の事情で違います。具体的なことは、必ず、弁護士、司法書士、税理士などの、専門家に、ご相談ください。
この話を分かち合う