= COLUMN =
熟年離婚を思いとどまった、わたしの友人の選択
夫への不満が積もり、熟年離婚を決意しかけた、65歳のわたしの友人。でも最終的に、離婚を思いとどまりました。何が友人の気持ちを変えたのか、離婚の代わりに夫婦で始めたこと、3年後の今を、ゆっくりお伝えします。離婚を考えながらも迷っている方へ。
65歳のわたしの友人、和美さん(64歳)は、一時、本気で、熟年離婚を、考えて、いました。
ですが、最終的に、和美さんは、離婚を、思いとどまりました。
別記事(熟年離婚を切り出された側、わたしの友人の話)や、別記事(熟年離婚と卒婚、わたしが3人の友人から聞いた話)に書いたように、わたしの周りには、離婚を、選んだ友人も、います。
でも、和美さんは、「離婚しない」ことを、選びました。
今日は、その、和美さんが、熟年離婚を、思いとどまった、選択を、お伝えします。
「離婚を、考えながらも、迷っている」方に、ひとつの参考に、なれば、と思います。
なお、夫婦の選択は、ご家庭ごとに、本当に違います。あくまで、わたしの友人の、個人的な、体験として、お読みください。
和美さんが、離婚を、考えた理由
和美さんが、熟年離婚を、考え始めたのは、夫が、定年退職した、あと、でした。
- 一日中、家にいる夫に、気を、使う
- 夫が、家事を、何も、しない
- 「めし」「ふろ」「ねる」しか、言わない
- 自分の、自由な時間が、なくなった
別記事(定年夫の作り置きを拒否されて気づいた、64歳妻のこと)のような、定年後の、夫への、不満。
それが、積もり積もって、和美さんは、「このまま、この人と、残りの人生を、過ごすのは、嫌だ」と、思うように、なりました。
そして、本気で、離婚を、考え始めたのです。
離婚を、思いとどまった、きっかけ
和美さんが、離婚を、思いとどまった、きっかけは、3つ、ありました。
きっかけ① お金の現実を、知った
和美さんは、離婚を、考えて、まず、お金のことを、調べました。
別記事(熟年離婚した友人の、3年後の家計を聞いた話)に書いた、由美子さんの、離婚後の家計。
和美さんも、年金分割や、財産分与を、調べて、離婚後の、自分の暮らしを、試算しました。
その結果、「離婚すると、お金が、かなり、厳しくなる」ことが、わかりました。
これが、ひとつめの、ブレーキに、なりました。
きっかけ② 夫が、変わろうとした
和美さんが、離婚を、考えていることを、夫に、伝えると、夫は、本当に、驚いた、そうです。
そして、夫は、こう、言いました。
「俺の、何が、悪かったのか、教えてくれ。直すから」
夫は、和美さんの、不満を、初めて、真剣に、聞いて、少しずつ、変わろうと、しました。
- 食器洗いを、するように、なった
- 「ありがとう」「おいしい」を、言うように、なった
- 和美さんの、ひとり時間を、尊重するように、なった
完璧では、ないけれど、夫が、変わろうと、している姿に、和美さんの、気持ちも、少し、ほぐれました。
きっかけ③ 「離婚の目的」を、考え直した
和美さんは、改めて、考えました。
「わたしは、何のために、離婚したいのか」
突き詰めて、考えると、和美さんが、本当に、ほしかったのは、「夫と、別れること」では、なく、「自分の、自由な時間と、夫からの、感謝」でした。
それなら、離婚しなくても、夫婦の関係を、変えれば、手に入る、かもしれない。
そう、気づいたのです。
離婚の代わりに、夫婦で、始めたこと
和美さん夫婦が、離婚の代わりに、始めたことを、お伝えします。
① 家の中で、お互いの時間を、尊重する
別記事(定年後夫婦、年2回の『一週間別居』という新しいかたち)に近い考え方で、和美さん夫婦は、家の中で、お互いの、ひとり時間を、尊重するように、しました。
- 午前中は、それぞれ、別の部屋で、好きなことを
- 夫は、趣味の、家庭菜園を、始めた
- 和美さんは、友人との、お茶や、習い事を、再開した
② 家事を、分担する
別記事(定年後夫婦の家事分担、3年で見つけた均衡)のように、和美さん夫婦も、家事を、分担しました。
③ 週1回、二人で、出かける
別記事(定年後の夫と、週1回の二人ランチを始めた話)のように、和美さん夫婦も、週1回、二人で、出かける時間を、作りました。
3年後の、和美さん夫婦
離婚を、思いとどまって、3年。
和美さん夫婦は、いま、以前より、ずっと、穏やかな、関係に、なっています。
和美さんは、こう、言います。
「あのとき、勢いで、離婚しなくて、よかった。いまは、夫と、ちょうどいい距離で、暮らせている」
「離婚を、考えたことで、かえって、夫婦の関係を、見直すことが、できたの」
和美さんの、その、おだやかな、表情。
離婚を、思いとどまる、という選択も、ちゃんと、しあわせに、つながる。
和美さんは、それを、教えて、くれました。
わたしが、和美さんから、学んだこと
和美さんの、選択から、わたしが、学んだことを、お伝えします。
学び① 離婚を、考えることは、悪くない
離婚を、考えることは、悪いこと、では、ありません。
和美さんは、離婚を、真剣に、考えたからこそ、夫婦の関係を、見直すことが、できました。
「考える」ことで、見えてくるものが、あります。
学び② 「本当に、ほしいもの」を、見極める
和美さんが、本当に、ほしかったのは、「離婚」では、なく、「自由と、感謝」でした。
離婚は、手段の、ひとつ。
「自分が、本当に、ほしいものは、何か」を、見極めると、離婚以外の、道も、見えてきます。
学び③ 相手が、変わることも、ある
「夫は、絶対に、変わらない」と、思い込んで、いた、和美さん。
でも、本気で、伝えたら、夫は、変わろうと、しました。
相手に、本気で、伝えることで、関係が、変わることも、あります。
同じ立場の方へ
もし、いま、熟年離婚を、考えながらも、迷っている方が、いらっしゃるなら、申し上げたいことが、あります。
離婚を、考えることは、悪くありません。
でも、勢いで、決める前に、いちど、立ち止まって、考えてみてください。
「自分が、本当に、ほしいものは、何か」 「それは、離婚しないと、手に入らないものか」 「相手に、本気で、伝えたら、関係は、変わらないか」
そのうえで、それでも、離婚が、いちばん、と思うなら、別記事(熟年離婚の準備、わたしの友人が1年かけてしたこと)のように、しっかり、準備して、進めてください。
離婚も、離婚しないことも、どちらも、正解です。
ご自分が、いちばん、納得できる選択を、してください。
さいごに
熟年離婚を、思いとどまった、和美さん。
お金の現実を、知り、夫が、変わろうとし、「本当に、ほしいもの」を、見極めて、和美さんは、離婚しない、ことを、選びました。
そして、離婚の代わりに、夫婦の関係を、見直して、いまは、以前より、穏やかな、関係を、築いています。
離婚を、考えたことは、無駄では、ありませんでした。
むしろ、それが、和美さん夫婦の関係を、見つめ直す、きっかけに、なりました。
熟年離婚を、考えながらも、迷っている方は、どうか、勢いでは、なく、ご自分の、本当の気持ちと、ゆっくり、向き合ってみてください。
なお、夫婦の選択は、ご家庭ごとに違います。ご自分のペースで、無理なく、考えてみてください。
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