= COLUMN =
熟年離婚を選んだ姉、選ばなかったわたし
同じ頃に夫婦の危機を迎えた、姉とわたし。姉は熟年離婚を選び、わたしは夫のもとに留まりました。どちらが正しかったのか。5年経った今、二人でお茶を飲みながら話したこと。63歳のわたしが、姉妹それぞれの選択について、ゆっくりお伝えします。夫婦の岐路に立つ方へ。
わたしには、3つ上の、姉が、います。
不思議なことに、わたしたち姉妹は、同じ頃に、夫婦の、危機を、迎えました。
姉は、熟年離婚を、選びました。
わたしは、夫のもとに、留まりました。
同じような、悩みを、抱えながら、正反対の、道を、選んだ、姉妹。
今日は、その、熟年離婚を、選んだ姉と、選ばなかった、わたしの話を、お伝えします。
なお、これは、わたしたち姉妹の、ひとつの、体験です。夫婦のことは、ご家庭ごとに、本当に違います。あくまで、ひとつの話として、お読みください。
同じ頃に、訪れた、危機
姉も、わたしも、50代の、後半で、夫との、関係に、悩んで、いました。
子どもが、独立して、夫婦、二人に、なったとき。
急に、夫との、あいだに、会話が、なくなり、すきま風が、吹きはじめたのです。
姉は、電話で、よく、こぼして、いました。
「もう、この人と、この先も、一緒にいるのかと、思うと、ため息が、出るのよ」
わたしも、まったく、同じ、気持ちでした。
別記事(熟年離婚を思いとどまった、わたしの友人の選択)にも書いたように、この頃の、夫婦の、悩みは、まわりにも、たくさん、ありました。
姉は、離婚を、選んだ
姉は、悩んだ末に、熟年離婚を、選びました。
「わたしは、残りの、人生を、自分の、ために、生きたい」
そう言って、姉は、家を、出ました。
別記事(熟年離婚の準備、わたしの友人が1年かけてしたこと)のように、姉も、1年ほど、かけて、お金の、準備を、して、離婚に、踏み切りました。
まわりは、「その歳で」と、驚きましたが、姉の、決意は、固かった。
わたしは、姉の、勇気を、すごいと、思う、いっぽうで、少し、こわくも、ありました。
わたしは、留まった
わたしは、姉とは、違う道を、選びました。
夫のもとに、留まったのです。
理由は、いくつか、ありました。
- 経済的な、不安が、大きかった
- 夫の、悪いところばかりでは、なかった
- 長年の、暮らしを、手放す、勇気が、出なかった
別記事(熟年離婚をしない選択肢、わたしが知った3つのかたち)に書いたように、離婚しない、という、選択も、あるのだと、自分に、言い聞かせました。
正直、姉のように、踏み切れない、自分が、情けなくも、感じました。
5年経って、二人で、お茶を
それから、5年が、経ちました。
先日、姉と、二人で、お茶を、しました。
離婚した、姉は、こう、言いました。
「わたしは、離婚して、よかったと、思ってる。ひとりは、気楽よ。でも、たまに、無性に、さびしくなる、夜も、あるの」
わたしは、こう、答えました。
「わたしは、留まって、よかったのか、今でも、わからない。でも、この頃、夫と、また、少し、話せるように、なってきたの」
どちらが、正しかったのか
お茶を、飲みながら、わたしたちは、思いました。
どちらの、選択が、正しかったのか。
その、答えは、たぶん、ないのです。
姉には、姉の、しあわせが、あり、わたしには、わたしの、暮らしが、ある。
別記事(熟年離婚して後悔する人、しない人の違い)にも書いたように、大切なのは、「自分で、納得して、決めたか」どうか。
姉は、自分で、決めて、離婚した。
わたしは、自分で、決めて、留まった。
だから、どちらも、間違いでは、なかったのだと、思います。
姉が、言った言葉
帰りぎわ、姉が、こう、言いました。
「あなたは、あなたの、選んだ道を、後悔しなくて、いいのよ。わたしも、後悔してない。姉妹で、違う道を、選んだって、いいじゃない」
その言葉に、わたしは、長いあいだ、抱えていた、「姉のように、踏み切れなかった」という、負い目が、すっと、消えていく、気が、しました。
姉は、姉の、道を。 わたしは、わたしの、道を。
それで、いいのだと、やっと、思えました。
さいごに
同じ頃に、夫婦の、危機を、迎えた、姉とわたし。
姉は、熟年離婚を、選び、わたしは、留まりました。
5年経って、二人で、お茶を、飲みながら、気づいたのは、こうです。
どちらの、選択にも、正解も、間違いも、ない。
大切なのは、自分で、納得して、決めること。
そして、違う道を、選んだ、相手を、認め合うこと。
夫婦の、岐路に、立っている方が、いたら。
どうか、まわりと、くらべず、自分が、納得できる道を、選んで、ください。
その選択が、あなたにとっての、正解に、なります。
熟年離婚の、全体像を、知りたい方は、別記事(熟年離婚を考えはじめた50〜60代妻の完全ガイド)も、あわせて、ご覧ください。
なお、夫婦・家族の選択は、ご家庭ごとに本当に違います。離婚の手続きや、お金のことは、必ず、弁護士などの、専門家に、ご相談ください。
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