熟年離婚した友人の、3年後の家計を聞いた話
65歳のわたしの友人(65歳)は、62歳のとき、夫と熟年離婚しました。それから3年、ひとり暮らしの家計を、ゆっくり、聞かせてもらいました。離婚時の財産分与、年金、3年後の月の収支、わたしが学んだ熟年離婚の現実的なお金の話を、お伝えします。
65歳のわたしの、友人、由美子さん(65歳)。
別記事(熟年離婚と卒婚、わたしが3人の友人から聞いた話)に書いた、由美子さんが、この方です。
由美子さんは、62歳のとき、ご主人と、熟年離婚を、しました。
それから、3年。 由美子さんは、ひとり暮らしを、続けて、います。
先日、わたしと、由美子さんで、ゆっくり、お茶をした、ときに、わたしは、由美子さんに、こう、聞きました。
「熟年離婚した、いま、家計は、どんな感じ?」
由美子さんは、ぼんやり、笑って、ぜんぶ、わたしに、話してくれました。
離婚時の財産分与、年金、3年後の月の収支、家計のリアルな数字。
今日は、由美子さんから、聞いた、熟年離婚の、リアルな家計の話を、お伝えします。
「熟年離婚を、考えている」「離婚後の家計が、心配」と、感じている方に、ひとつの参考に、なれば、と思います。
重要なお断り:この記事は、わたしの友人の個人体験です。家計や、財産分与、年金の取り扱いは、ご家庭ごとに、本当に違います。具体的なご相談は、必ず弁護士、または、社会保険労務士さんに、ご相談ください。
由美子さんの、家計の前提
最初に、由美子さんの、家計の前提を、整理します。
由美子さんと、ご主人
- 由美子さん: 65歳、専業主婦人生40年(結婚前に5年、事務職)
- 元ご主人: 67歳、サラリーマン人生40年(定年退職済)
- お子さん: 2人(息子)、独立、関東在住
- 結婚生活: 38年(離婚時、結婚36年)
離婚の経緯
由美子さんが、62歳のときに、ご主人と、家庭裁判所での、調停離婚を、選びました。
理由は、ご主人の、長年の、モラハラ。
弁護士さんを、入れて、約1年で、離婚が、成立しました。
離婚時の、財産分与
由美子さんと、元ご主人の、財産分与の、内訳を、お伝えします。
結婚時の、夫婦の財産
- 持ち家: 評価額3,500万円(住宅ローン完済済)
- 預貯金: 1,800万円
- 退職金(夫の): 1,500万円
- 株式・投資信託: 500万円
- 合計: 7,300万円
財産分与の、結果
通常、財産分与は、半分ずつ(50%ずつ)、が、基本です。
由美子さんの場合、こう、なりました。
- 持ち家は、元ご主人に(継続居住、3,500万円)
- 預貯金から、由美子さんに、1,800万円
- 退職金から、由美子さんに、750万円(半分)
- 株式・投資信託から、由美子さんに、250万円(半分)
- 合計、由美子さんが受け取った: 2,800万円
- 元ご主人が、受け取った: 4,500万円(持ち家含む)
由美子さんから、わたしへ、こう、話してくれました。
「最初は、持ち家の、半額を、もらえると、思ってた。でも、夫の弁護士さんが、強気だったから、持ち家は、夫に、わたしは、現金で、譲歩した」
「結果的に、わたしは、ちょっと、損したかも、しれない。でも、夫から、ずっと、離れる、いちばんの早道だった」
由美子さんの、ぼんやりとした、後悔も、感じる、言葉、でした。
由美子さんの母の、遺産
由美子さんは、離婚と、ほぼ、同じ時期に、お母さまを、見送りました。
お母さまから、由美子さんに、遺産が、1,500万円、入りました。
これが、由美子さんの、ひとり暮らしの、いちばんの、安心、に、なって、いるそうです。
由美子さんの、離婚後の、現金資産
- 財産分与: 2,800万円
- 母の遺産: 1,500万円
- 合計: 4,300万円
これを、由美子さんは、こう、使いました。
- 中古マンションの購入(2DK): 2,500万円(現金一括)
- 引っ越し費用、家具など: 200万円
- 残り: 1,600万円(老後の備え)
「1,600万円が、わたしの、ひとり暮らしの、いちばんの、安心」、と、由美子さんは、ぽつりと、言いました。
由美子さんの、年金
由美子さんが、受け取って、いる、年金を、整理します。
65歳から、受け取っている、年金
- 老齢基礎年金(国民年金): 月6万5千円
- 老齢厚生年金(結婚前の5年分): 月1万5千円
- 月額合計: 月8万円
- 年額: 96万円
由美子さんの、現役時代の、厚生年金加入が、5年だけ、だったので、厚生年金部分が、ぐっと、少ない、です。
年金分割(分割した、元ご主人の厚生年金)
由美子さんは、離婚時に、元ご主人の、厚生年金を、年金分割で、半分、受け取る権利を、得ました。
これにより、由美子さんの、月の年金は、こう、増えました。
- 年金分割で、追加: 月3万円
- 月額合計: 月11万円
- 年額: 132万円
「年金分割が、ぜんぜん、知らなかった。弁護士さんに、教えてもらって、本当に、よかった」
由美子さんの、ぼんやりとした、感謝の言葉、でした。
年金分割は、熟年離婚での、いちばん、大事な、お金の話、です。
3年後の、由美子さんの、月の収支
3年経った、いまの、由美子さんの、月の収支を、お伝えします。
月の収入
- 年金: 月11万円
- (副業なし)
月の支出
- マンションの管理費・修繕積立金: 月1万8千円
- 固定資産税(月割): 月1万円
- 水道光熱費: 月1万2千円
- 通信費(スマホ、ネット): 月8千円
- 国民健康保険: 月1万円
- 介護保険料: 月5千円
- 食費: 月3万円
- 雑費・交際費・趣味: 月2万円
- 合計: 月10万3千円
月の収支
月収11万円 - 月支出10万3千円 = 月7千円の黒字
「ぎりぎり、黒字。でも、本当に、ぎりぎり」、と、由美子さんは、笑って、言いました。
特別な出費(医療費、家電の買い替え、お孫さんへの贈り物)が、出ると、すぐに、赤字に、なるそうです。
その分は、老後の備え1,600万円から、出して、います。
3年で、減った、由美子さんの貯金
3年で、由美子さんの、老後の備えは、こう、減りました。
- 3年前(離婚直後): 1,600万円
- 1年後: 1,540万円(-60万円)
- 2年後: 1,470万円(-130万円)
- 3年後: 1,400万円(-200万円)
3年で、約200万円。 年間、約60〜70万円のペースで、貯金が、減って、います。
この、ペースで、減ると、こう、なります。
- 75歳までに、残額: 約1,000万円
- 85歳までに、残額: 約300万円
「85歳まで、なんとか、持ちそう。でも、それより、長生きしたら、どうなるか、ぼんやり、不安が、ある」
由美子さんの、本音の言葉、でした。
由美子さんから、わたしが、学んだ3つのこと
由美子さんの、家計の話を、聞いて、わたしが、深く、学んだことを、3つ、お伝えします。
学び① 熟年離婚は、お金が、本当に、減る
財産分与で、半分。 それでも、ひとり暮らしの、生活費は、月10万円超。
年金だけでは、ぎりぎり、足りるか、足りないか。
熟年離婚を、選ぶなら、最低でも、こういう、家計の現実を、ちゃんと、知った上で、決めなければ、いけません。
学び② 年金分割を、絶対に、知っておく
由美子さんが、いちばん、強調していたのが、これでした。
年金分割を、知らないと、離婚後の年金が、ぐっと、少ない。
弁護士さん、または、社労士さんに、必ず、相談して、年金分割の、手続きを、ちゃんと、する。
これが、熟年離婚の、お金の話で、絶対に、外せない、ポイントです。
学び③ 老後の貯金が、いちばん、大事
由美子さんの、いまの、いちばんの、安心は、母から、相続した、1,500万円。
財産分与の、2,800万円も、大事ですが、母の遺産が、なかったら、もっと、苦しい家計に、なっていた、と、由美子さんは、言います。
「離婚するなら、自分の、貯金を、しっかり、つくってからが、いちばん、安全」
これが、由美子さんの、3年で、いちばん、強く、わたしに、伝えてくれた、ことです。
公的な情報(参考)
年金分割や、財産分与について、公的な情報源では、こう案内されています。
離婚等をした場合、婚姻期間中の厚生年金記録(標準報酬月額・標準賞与額)を、当事者間で分割することができる制度がある
年金分割は、3号分割(自動50%)、合意分割(夫婦の同意による)など、種類が、あります。 ご自分のケースは、必ず、専門の方に、ご相談ください。
さいごに
由美子さんの、3年の、家計の話。
それは、わたしに、熟年離婚の、リアルな、お金の話を、教えて、くれました。
財産分与は、ぼんやり、半分。 年金は、年金分割で、増やせる。 ひとり暮らしの、生活費は、月10万円超。 老後の備えは、最低でも、1,000万円〜2,000万円、欲しい。
由美子さんの、ぎりぎりの、黒字家計を、聞いて、わたしは、ちゃんと、考えるべきこと、と、深く、思いました。
「熟年離婚を、選ぶなら、お金の話を、ちゃんと、知ってから」
これが、由美子さんから、わたしへの、いちばんの、メッセージでした。
なお、繰り返しになりますが、熟年離婚での、お金の話は、ご家庭ごとに、本当に違います。具体的なご相談は、必ず弁護士、または、社会保険労務士さんに、ご相談ください。
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