定年後夫婦の家事分担、3年で見つけた均衡
夫が定年退職して、毎日、家にいるようになった、わたしと夫。最初は、家事の負担が、わたしに、ぜんぶ、のしかかって、しんどい日々でした。3年かけて、夫婦で、家事分担の均衡を、見つけました。話し合いの方法、具体的な分担表、揉めないコツ、3年後の変化を、お伝えします。
65歳のわたしと、67歳の夫。
夫が、3年前、定年退職して、毎日、家に、いるように、なりました。
最初の、半年は、本当に、しんどかったです。
夫は、家に、いるけれど、家事は、ぜんぶ、わたし。 朝昼晩の、3食。掃除、洗濯、買い物。 夫が、家にいる分、お昼ご飯も、毎日、作らなければ、ならない。
別記事(定年夫の作り置きを拒否されて気づいた、64歳妻のこと)にも、書きました。 夫が、家にいる、その負担が、わたしに、ぜんぶ、のしかかって、いたのです。
そこで、わたしと夫は、3年かけて、家事分担の、均衡を、見つけました。
今日は、その、3年の、夫婦の、家事分担の、試行錯誤を、お伝えします。
「夫が、定年退職して、家事の負担が、増えた」「定年後の、家事分担を、どうすればいいか、わからない」と、感じている方に、ひとつの参考に、なれば、と思います。
なお、家事分担は、ご夫婦ごとに、本当に違います。ご自分のペースで、ご夫婦で、話し合いながら、整えてみてください。
最初の半年: わたしに、ぜんぶ、のしかかった
夫が、定年退職した、最初の、半年。
家事は、ぜんぶ、わたしの、仕事でした。
わたしの、1日の家事
- 朝6時: 起床、朝ごはんの準備
- 朝7時: 朝ごはん、片付け
- 朝9時: 掃除、洗濯
- 朝11時: 買い物
- 昼12時: お昼ごはんの準備、片付け
- 午後2時: 自分の時間(のはず、でも、家事の残り)
- 午後5時: 晩ごはんの準備
- 夜7時: 晩ごはん、片付け
夫が、家にいる分、お昼ごはんも、毎日。 そして、夫は、家にいるのに、テレビを、見て、いるだけ。
わたしの、しんどさ
「わたしは、定年が、ないの?」
半年で、わたしは、ぼんやり、こう、感じるように、なりました。
夫は、40年、働いて、定年退職。 ですが、わたしは、専業主婦として、40年、家事を、続けて、いまも、定年が、ない。
しかも、夫が、家にいる分、家事は、むしろ、増えた。
このままでは、わたしが、しんどくて、倒れて、しまう。
そう、感じた、半年目に、わたしは、夫に、本音を、伝えることに、しました。
夫に、本音を、伝えた日
ある日の、晩ごはんのあと、わたしは、夫に、こう、伝えました。
「お父さん、ちょっと、話が、あるの」
「あなたは、40年、働いて、定年退職した。本当に、お疲れさま」
「でも、わたしは、40年、家事を、続けて、いまも、定年が、ない。それどころか、あなたが、家にいる分、家事が、増えてる」
「わたしも、ちょっと、休みたい。家事を、いっしょに、やってほしい」
夫は、最初、ちょっと、驚いた、顔を、しました。
そして、ぽつりと、こう、言いました。
「そうか…俺、ぜんぜん、気づいて、なかった。悪かった」
「そうだよな。お前にも、定年が、必要だよな」
夫が、わたしの、しんどさを、ちゃんと、受け止めて、くれた。 これが、わたしと夫の、家事分担の、スタートでした。
1年目: 家事分担表を、つくった
夫が、家事を、手伝うことに、なって、わたしと夫は、まず、家事分担表を、つくりました。
家事を、ぜんぶ、書き出す
最初に、家の、家事を、ぜんぶ、紙に、書き出しました。
- 朝ごはんの準備、片付け
- 昼ごはんの準備、片付け
- 晩ごはんの準備、片付け
- 掃除(リビング、寝室、トイレ、お風呂)
- 洗濯(洗う、干す、たたむ、しまう)
- 買い物
- ゴミ出し
- 庭の手入れ
- 家計の管理
書き出してみて、夫は、こう、言いました。
「こんなに、たくさん、あるのか…お前、ぜんぶ、ひとりで、やってたのか」
家事を、ぜんぶ、書き出す。 これだけで、夫は、家事の、量を、ちゃんと、理解して、くれました。
夫の、得意なことから、分担
無理に、半分ずつ、ではなく、夫の、得意なこと、できそうなことから、分担しました。
夫が、担当することに、なったのは、こうです。
- 朝ごはんの準備(夫は、早起き)
- ゴミ出し(力仕事)
- お風呂掃除(夫が、苦にならない)
- 庭の手入れ(夫の趣味になりつつある)
- 買い物(車の運転は、夫)
- 家計の管理(夫は、几帳面)
わたしが、引き続き、担当するのは、こうです。
- 昼ごはん、晩ごはんの準備(料理は、わたしのほうが、得意)
- 掃除(お風呂以外)
- 洗濯
「ぜんぶ、半分」ではなく、「得意なことを、分担」、これが、いちばん、うまく、いきました。
2年目: 分担を、見直した
1年やって、わたしと夫は、分担を、見直しました。
見直しのポイント
- 夫の、朝ごはんの準備は、定着(夫が、毎朝、作ってくれる)
- お風呂掃除も、定着
- ですが、晩ごはんの準備は、まだ、わたしの、負担が、大きい
そこで、2年目から、こう、変えました。
- 週に2回、夫が、晩ごはんを、作る(簡単な、カレー、麺類など)
- 週に1回、夫婦で、外食、または、お惣菜
これで、わたしの、晩ごはんの負担が、ぐっと、減りました。
夫の、料理の、上達
夫は、最初、料理が、ぜんぜん、できませんでした。
ですが、週2回、続けるうちに、ぼんやり、上達して、いきました。
いまでは、夫の、カレーと、チャーハンは、わたしより、おいしい、くらい。
「料理、やってみると、結構、楽しいな」
夫の、言葉でした。
3年目: 均衡を、見つけた
3年目、わたしと夫は、ようやく、家事分担の、均衡を、見つけました。
いまの、家事分担
| 家事 | 担当 |
|---|---|
| 朝ごはん | 夫 |
| 昼ごはん | わたし(夫が手伝う) |
| 晩ごはん | わたし4回、夫2回、外食1回 |
| 掃除 | わたし(お風呂は夫) |
| 洗濯 | わたし(干すのは夫) |
| 買い物 | 夫(リストはわたし) |
| ゴミ出し | 夫 |
| 庭 | 夫 |
| 家計 | 夫 |
「ぴったり、半分」では、ありませんが、わたしと夫、両方が、納得できる、均衡に、なりました。
わたしの、自由時間が、増えた
家事分担で、いちばん、変わったのは、わたしの、自由時間が、ぐっと、増えたこと。
- 午後の、2〜3時間、自分の時間
- 友人と、お茶に、行ける
- 趣味の、手芸を、楽しめる
- ぼんやり、本を、読む時間
「定年が、ない」と、感じていた、わたしに、ようやく、自分の時間が、戻ってきました。
3年で、わたしが、見つけた、揉めない3つのコツ
家事分担で、夫婦が、揉めない、3つのコツを、お伝えします。
コツ① 「ぜんぶ、半分」を、目指さない
家事を、ぴったり、半分に、分けようとすると、必ず、揉めます。
「わたしのほうが、多い」「いや、俺のほうが、大変だ」
そうではなく、「お互いの、得意なこと」を、分担する。
これが、揉めない、いちばんの、コツです。
コツ② 相手の家事に、口を出さない
夫の、お風呂掃除の、やり方が、わたしと、違っても、口を、出さない。
「もっと、こうして」「やり方が、違う」
これを、言うと、夫は、やる気を、なくします。
相手の家事は、相手の、やり方で。 多少、雑でも、口を、出さない。
これが、夫に、家事を、続けてもらう、いちばんの、コツです。
コツ③ 「ありがとう」を、ちゃんと、言う
夫が、家事を、してくれたら、必ず「ありがとう」を、言う。
「お風呂、きれいに、してくれて、ありがとう」 「朝ごはん、おいしかった、ありがとう」
この「ありがとう」が、夫の、家事への、いちばんの、やる気に、なります。
夫も、わたしの家事に「いつも、ありがとう」と、言ってくれるように、なりました。
お互いに「ありがとう」を、言い合う。 これが、3年で、わたしと夫の、家事分担の、いちばんの、潤滑油でした。
3年後の、夫婦の変化
家事分担を、見つけて、わたしと夫の関係も、変わりました。
最初は「家事を、押し付け合う」関係でした。
いまは「いっしょに、家を、まわす」、仲間のような関係に、なりました。
夫が、こう、言ってくれます。
「家事を、やるように、なって、お前の、大変さが、ぜんぶ、わかった。40年、本当に、ありがとう」
その夫の言葉が、わたしには、3年の、いちばんの、ご褒美でした。
さいごに
定年後の、家事分担は、夫婦にとって、本当に、大事な、課題です。
夫が、家にいる分、家事は、増える。 その負担を、妻ひとりに、押し付けると、必ず、夫婦の関係が、こじれます。
「妻にも、定年が、必要」
このことを、夫婦で、ちゃんと、話し合って、お互いの得意なことを、分担して、お互いに「ありがとう」を、言い合う。
これで、定年後の、夫婦の暮らしが、ぐっと、穏やかに、なります。
3年かけて、わたしと夫は、家事分担の、均衡を、見つけました。 そして、その均衡が、わたしと夫の関係も、いちばん、穏やかな、ところまで、整えてくれました。
なお、家事分担は、ご夫婦ごとに違います。ご自分のペースで、ご夫婦で、話し合いながら、無理なく、整えてみてください。
この話を分かち合う