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熟年離婚を切り出された側、わたしの友人の話
熟年離婚は、切り出す側だけでなく、ある日突然、切り出される側もいます。65歳のわたしの友人が、35年連れ添った夫から、突然、離婚を切り出されました。そのショック、立ち直るまでの2年、そして友人がたどり着いた今を、ゆっくりお伝えします。同じ立場の方へ。
熟年離婚の話は、たいてい、「離婚を、切り出す側」の、視点で、語られます。
ですが、世の中には、ある日、突然、「離婚を、切り出される側」も、います。
65歳のわたしの、友人、節子さん(66歳)が、まさに、そうでした。
節子さんは、35年、連れ添った、ご主人から、ある日、突然、離婚を、切り出されました。
何の、前触れも、なく。
「え、なんで?」
節子さんは、本当に、ショックで、しばらく、立ち直れませんでした。
今日は、その、節子さんの、話を、お伝えします。
「夫から、突然、離婚を、切り出された」「切り出された側の、気持ちを、知りたい」と、感じている方に、ひとつの参考に、なれば、と思います。
なお、これは、わたしの友人の、個人的な、体験です。離婚にまつわる、判断や手続きは、必ず、弁護士などの、専門家に、ご相談ください。
ある日、突然の、宣告
節子さんが、夫から、離婚を、切り出されたのは、夫が、定年退職して、2年が、過ぎた、頃でした。
ある日の、夕食のあと。
夫が、ぽつりと、こう、言ったそうです。
「俺たち、もう、別々に、生きないか」
節子さんは、最初、意味が、わかりませんでした。
「別々って、どういうこと?」
夫は、続けました。
「離婚したい。俺の、残りの人生は、自分の、好きなように、生きたいんだ」
節子さんは、頭が、真っ白に、なりました。
35年、専業主婦として、夫を、支えて、子どもを、育てて、きた。 何の、不満も、ないと、思っていた、夫婦。
それが、突然の、離婚宣告。
「わたしの、35年は、何だったの」
節子さんは、その晩、一睡も、できなかった、そうです。
なぜ、夫は、離婚を、切り出したのか
あとで、わかった、夫が、離婚を、切り出した、理由。
それは、夫の、ぼんやりとした「自由への、憧れ」でした。
- 40年、働いて、家族のために、生きてきた
- 定年して、残りの人生は、自分のために、生きたい
- 妻との、生活が、悪いわけでは、ないが、「役割」から、解放されたい
夫には、ほかに、女性がいる、わけでも、なかった。 節子さんに、不満が、あった、わけでも、なかった。
ただ、夫は、「自分の、残りの人生を、自由に、生きたい」と、思った。
それだけ、だったのです。
節子さんにとっては、本当に、理不尽な、理由でした。
「自由に、生きたいから、離婚って、わたしの、人生は、どうなるの」
立ち直るまでの、2年
節子さんが、この、ショックから、立ち直るまでに、2年、かかりました。
1年目: 怒りと、悲しみ
最初の1年は、怒りと、悲しみの、日々でした。
- 「35年、尽くしてきたのに」という、怒り
- 「わたしは、必要なかったのか」という、悲しみ
- 「これから、ひとりで、どうやって、生きるのか」という、不安
節子さんは、別記事(熟年離婚した友人の、3年後の家計を聞いた話)で、お金の相談に、乗った、由美子さんとも、よく、話して、いました。
由美子さんは、自分から、離婚を、切り出した側。 節子さんは、切り出された側。
立場は、逆でしたが、二人で、よく、励まし合って、いました。
2年目: 受け入れと、前を向く
2年目に、入って、節子さんは、少しずつ、現実を、受け入れ始めました。
「夫の、気持ちは、もう、戻らない」 「だったら、わたしも、自分の、残りの人生を、考えよう」
節子さんは、こう、考えるように、なりました。
そして、離婚の、条件を、ちゃんと、弁護士に、相談して、財産分与、年金分割を、きちんと、受け取りました。
切り出された側でも、財産分与や、年金分割の、権利は、ちゃんと、あります。
節子さんは、それを、しっかり、確保して、離婚に、応じました。
切り出された側が、気をつけるべきこと
節子さんの、経験から、切り出された側が、気をつけるべきことを、お伝えします。
気をつけること① 感情で、即答しない
突然、離婚を、切り出されると、ショックで、「離婚なんて、絶対に、しない」と、感情的に、即答したり、逆に「わかった、好きにして」と、投げやりに、なったり、しがちです。
ですが、即答は、しないこと。
「少し、考えさせて」と、いったん、時間を、置くこと、が、大事です。
気をつけること② お金の権利を、ちゃんと、確保する
切り出された側でも、財産分与、年金分割の、権利は、ちゃんと、あります。
別記事(熟年離婚の財産分与、わたしが知った3つの落とし穴)に書いた、退職金、年金分割、住宅ローン。
これらを、ちゃんと、確認して、自分の、権利を、確保すること。
感情的に、なって、お金の権利を、放棄しては、いけません。
気をつけること③ ひとりで、抱え込まない
突然の、離婚宣告は、本当に、つらい。
ひとりで、抱え込まず、信頼できる、友人、家族、弁護士に、相談してください。
節子さんも、由美子さんや、わたしに、話すことで、少しずつ、立ち直って、いきました。
節子さんの、今
離婚から、3年。
節子さんは、いま、ひとり暮らしを、しながら、新しい、人生を、歩んで、います。
- 趣味の、陶芸を、始めた
- 同じ境遇の、友人たちと、月1回、お茶会
- パートで、週3回、働いている
- 娘夫婦と、孫と、定期的に、会う
「最初は、本当に、つらかった。でも、いまは、これで、よかったと、思える」
節子さんは、そう、言います。
「夫に、必要とされなくても、わたしは、わたしの人生を、生きられる。それが、わかったの」
節子さんの、その、晴れやかな、表情。
切り出された側でも、ちゃんと、立ち直って、新しい人生を、歩める。
それを、節子さんは、教えて、くれました。
わたしが、節子さんから、学んだこと
節子さんの、話から、わたしが、深く、学んだことを、お伝えします。
熟年離婚は、切り出す側だけの、物語では、ありません。
ある日、突然、切り出される側も、いる。
そして、切り出された側の、ショックは、本当に、深い。
ですが、切り出された側でも、ちゃんと、自分の、権利を、確保して、時間を、かけて、立ち直れば、新しい人生を、歩める。
「夫に、必要とされなくても、わたしは、わたしの人生を、生きられる」
節子さんの、この言葉が、わたしの、心に、深く、残りました。
同じ立場の方へ
もし、いま、夫から、突然、離婚を、切り出されて、ショックを、受けている方が、いらっしゃるなら、申し上げたいことが、あります。
そのショックは、当然です。 泣いて、いい。 怒って、いい。
ですが、どうか、感情で、即答せず、お金の権利を、ちゃんと、確保して、ひとりで、抱え込まず、まわりに、頼ってください。
そして、時間は、かかっても、必ず、立ち直れます。
節子さんが、そうだったように。
「夫に、必要とされなくても、あなたは、あなたの人生を、生きられる」
そのことを、どうか、忘れないでください。
さいごに
熟年離婚を、切り出された側、節子さんの、話。
35年連れ添った、夫からの、突然の、離婚宣告。 そのショックから、立ち直るまでの、2年。 そして、新しい人生を、歩み始めた、いま。
切り出された側でも、ちゃんと、立ち直って、自分の人生を、生きられる。
節子さんの、晴れやかな、表情が、そのことを、教えて、くれました。
熟年離婚は、切り出す側も、切り出される側も、それぞれの、つらさと、それぞれの、新しい人生が、あります。
どちらの立場の方も、どうか、ご自分の、これからの人生を、大切に、歩んでください。
なお、離婚にまつわる判断や手続きは、必ず、弁護士などの、専門家に、ご相談ください。
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