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コラム

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熟年離婚を切り出された側、わたしの友人の話

ヨバナシ編集部 読了 約5分

熟年離婚は、切り出す側だけでなく、ある日突然、切り出される側もいます。65歳のわたしの友人が、35年連れ添った夫から、突然、離婚を切り出されました。そのショック、立ち直るまでの2年、そして友人がたどり着いた今を、ゆっくりお伝えします。同じ立場の方へ。

熟年離婚の話は、たいてい、「離婚を、切り出す側」の、視点で、語られます。

ですが、世の中には、ある日、突然、「離婚を、切り出される側」も、います。

65歳のわたしの、友人、節子さん(66歳)が、まさに、そうでした。

節子さんは、35年、連れ添った、ご主人から、ある日、突然、離婚を、切り出されました。

何の、前触れも、なく。

「え、なんで?」

節子さんは、本当に、ショックで、しばらく、立ち直れませんでした。

今日は、その、節子さんの、話を、お伝えします。

「夫から、突然、離婚を、切り出された」「切り出された側の、気持ちを、知りたい」と、感じている方に、ひとつの参考に、なれば、と思います。

なお、これは、わたしの友人の、個人的な、体験です。離婚にまつわる、判断や手続きは、必ず、弁護士などの、専門家に、ご相談ください。

ある日、突然の、宣告

節子さんが、夫から、離婚を、切り出されたのは、夫が、定年退職して、2年が、過ぎた、頃でした。

ある日の、夕食のあと。

夫が、ぽつりと、こう、言ったそうです。

「俺たち、もう、別々に、生きないか」

節子さんは、最初、意味が、わかりませんでした。

「別々って、どういうこと?」

夫は、続けました。

「離婚したい。俺の、残りの人生は、自分の、好きなように、生きたいんだ」

節子さんは、頭が、真っ白に、なりました。

35年、専業主婦として、夫を、支えて、子どもを、育てて、きた。 何の、不満も、ないと、思っていた、夫婦。

それが、突然の、離婚宣告。

「わたしの、35年は、何だったの」

節子さんは、その晩、一睡も、できなかった、そうです。

なぜ、夫は、離婚を、切り出したのか

あとで、わかった、夫が、離婚を、切り出した、理由。

それは、夫の、ぼんやりとした「自由への、憧れ」でした。

  • 40年、働いて、家族のために、生きてきた
  • 定年して、残りの人生は、自分のために、生きたい
  • 妻との、生活が、悪いわけでは、ないが、「役割」から、解放されたい

夫には、ほかに、女性がいる、わけでも、なかった。 節子さんに、不満が、あった、わけでも、なかった。

ただ、夫は、「自分の、残りの人生を、自由に、生きたい」と、思った。

それだけ、だったのです。

節子さんにとっては、本当に、理不尽な、理由でした。

「自由に、生きたいから、離婚って、わたしの、人生は、どうなるの」

立ち直るまでの、2年

節子さんが、この、ショックから、立ち直るまでに、2年、かかりました。

1年目: 怒りと、悲しみ

最初の1年は、怒りと、悲しみの、日々でした。

  • 「35年、尽くしてきたのに」という、怒り
  • 「わたしは、必要なかったのか」という、悲しみ
  • 「これから、ひとりで、どうやって、生きるのか」という、不安

節子さんは、別記事(熟年離婚した友人の、3年後の家計を聞いた話)で、お金の相談に、乗った、由美子さんとも、よく、話して、いました。

由美子さんは、自分から、離婚を、切り出した側。 節子さんは、切り出された側。

立場は、逆でしたが、二人で、よく、励まし合って、いました。

2年目: 受け入れと、前を向く

2年目に、入って、節子さんは、少しずつ、現実を、受け入れ始めました。

「夫の、気持ちは、もう、戻らない」 「だったら、わたしも、自分の、残りの人生を、考えよう」

節子さんは、こう、考えるように、なりました。

そして、離婚の、条件を、ちゃんと、弁護士に、相談して、財産分与、年金分割を、きちんと、受け取りました。

切り出された側でも、財産分与や、年金分割の、権利は、ちゃんと、あります。

節子さんは、それを、しっかり、確保して、離婚に、応じました。

切り出された側が、気をつけるべきこと

節子さんの、経験から、切り出された側が、気をつけるべきことを、お伝えします。

気をつけること① 感情で、即答しない

突然、離婚を、切り出されると、ショックで、「離婚なんて、絶対に、しない」と、感情的に、即答したり、逆に「わかった、好きにして」と、投げやりに、なったり、しがちです。

ですが、即答は、しないこと。

「少し、考えさせて」と、いったん、時間を、置くこと、が、大事です。

気をつけること② お金の権利を、ちゃんと、確保する

切り出された側でも、財産分与、年金分割の、権利は、ちゃんと、あります。

別記事(熟年離婚の財産分与、わたしが知った3つの落とし穴)に書いた、退職金、年金分割、住宅ローン。

これらを、ちゃんと、確認して、自分の、権利を、確保すること。

感情的に、なって、お金の権利を、放棄しては、いけません。

気をつけること③ ひとりで、抱え込まない

突然の、離婚宣告は、本当に、つらい。

ひとりで、抱え込まず、信頼できる、友人、家族、弁護士に、相談してください。

節子さんも、由美子さんや、わたしに、話すことで、少しずつ、立ち直って、いきました。

節子さんの、今

離婚から、3年。

節子さんは、いま、ひとり暮らしを、しながら、新しい、人生を、歩んで、います。

  • 趣味の、陶芸を、始めた
  • 同じ境遇の、友人たちと、月1回、お茶会
  • パートで、週3回、働いている
  • 娘夫婦と、孫と、定期的に、会う

「最初は、本当に、つらかった。でも、いまは、これで、よかったと、思える」

節子さんは、そう、言います。

「夫に、必要とされなくても、わたしは、わたしの人生を、生きられる。それが、わかったの」

節子さんの、その、晴れやかな、表情。

切り出された側でも、ちゃんと、立ち直って、新しい人生を、歩める。

それを、節子さんは、教えて、くれました。

わたしが、節子さんから、学んだこと

節子さんの、話から、わたしが、深く、学んだことを、お伝えします。

熟年離婚は、切り出す側だけの、物語では、ありません。

ある日、突然、切り出される側も、いる。

そして、切り出された側の、ショックは、本当に、深い。

ですが、切り出された側でも、ちゃんと、自分の、権利を、確保して、時間を、かけて、立ち直れば、新しい人生を、歩める。

「夫に、必要とされなくても、わたしは、わたしの人生を、生きられる」

節子さんの、この言葉が、わたしの、心に、深く、残りました。

同じ立場の方へ

もし、いま、夫から、突然、離婚を、切り出されて、ショックを、受けている方が、いらっしゃるなら、申し上げたいことが、あります。

そのショックは、当然です。 泣いて、いい。 怒って、いい。

ですが、どうか、感情で、即答せず、お金の権利を、ちゃんと、確保して、ひとりで、抱え込まず、まわりに、頼ってください。

そして、時間は、かかっても、必ず、立ち直れます。

節子さんが、そうだったように。

「夫に、必要とされなくても、あなたは、あなたの人生を、生きられる」

そのことを、どうか、忘れないでください。

さいごに

熟年離婚を、切り出された側、節子さんの、話。

35年連れ添った、夫からの、突然の、離婚宣告。 そのショックから、立ち直るまでの、2年。 そして、新しい人生を、歩み始めた、いま。

切り出された側でも、ちゃんと、立ち直って、自分の人生を、生きられる。

節子さんの、晴れやかな、表情が、そのことを、教えて、くれました。

熟年離婚は、切り出す側も、切り出される側も、それぞれの、つらさと、それぞれの、新しい人生が、あります。

どちらの立場の方も、どうか、ご自分の、これからの人生を、大切に、歩んでください。

なお、離婚にまつわる判断や手続きは、必ず、弁護士などの、専門家に、ご相談ください。

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