60代の散歩、毎日30分続けて1年で変わった3つのこと
63歳から、わたしは夫と毎日30分の散歩を、1年続けました。3年経った今、あの1年で変わった3つのことが、いまも、わたしの暮らしを支えています。体力、夫婦の会話、毎日のリズム。お金もかからず、特別な準備もいらない、60代に本当におすすめできる習慣を、医師の助言を交えて、お伝えします。
63歳から、わたしは、夫と、毎日30分の散歩を、始めました。
1年続けて、ぐっと、わたしの暮らしが、変わりました。
そして、いま、65歳になって、3年経った今でも、毎日の散歩は、続いています。
別記事(60代の冷え、わたしが半年で改善した3つの習慣、60代から始める、軽い筋トレ3つの本当の効果)に、散歩のことは、少し触れました。
今日は、その「毎日30分の散歩」を、1年続けて、何が、変わったかを、3つの観点から、お伝えします。
「もう年だから、運動しても、無駄」と思っている方に、本当に、続けやすくて、効果のある習慣、として、お伝えしたいです。
重要なお断り:この記事は、わたし個人の体験と、医師の助言です。運動の効果や、続け方は、人によって違います。膝、腰、心臓に持病のある方は、必ず医療機関にご相談のうえ、お始めください。
わたしの散歩のかたち
最初に、わたしの散歩のかたちを、簡単に、お伝えします。
- 時間帯: 朝7時から7時30分(夏は早めに、冬はもう少し遅く)
- 距離: 約2キロ
- ペース: 普通に歩くより、少し速め(秒速約1.2メートル)
- 場所: 近所の住宅街と、近所の公園
- 頻度: 毎日(雨の日と、体調が悪い日を除く)
- 一緒に歩く相手: 夫
公的な情報源では、こう案内されています。
高齢者の身体活動として、1日合計60分以上の運動が推奨されており、ウォーキングは、特に取り入れやすい運動
(注:具体的なガイドの内容は、年度により変動します。最新は厚生労働省のサイトでご確認ください)
毎日30分の散歩は、医師から見ても、ちょうど良い、運動量、と教わりました。
変わったこと① 体力が、ぐっと、変わった
最初の変化が、これでした。
散歩を始めて、3ヶ月で、体力に、明らかな変化を、感じました。
散歩前のわたし(63歳)
- 駅の階段(2階分)を上ると、息が切れて、途中で休む
- スーパーの買い物袋(2袋、合計4kg程度)を持って、徒歩10分の家までが、しんどい
- 椅子から立ち上がるとき、ふくらはぎが、ぐっと、重い
- 寝つきが、悪く、夜中に2回、目が覚める
散歩を始めて1年後(64歳)
- 駅の階段(2階分)を上っても、息が切れない
- スーパーの買い物袋を持って、徒歩10分の家まで、すいすい
- 椅子から立ち上がるときの、ふくらはぎの重さ、消えた
- 寝つきが良くなり、夜中に目が覚めることが、減った
医師に、この変化を、相談すると、こう答えてくれました。
「歩くことは、ふくらはぎを、毎日使う、いちばん基本的な運動です。ふくらはぎは、第二の心臓と呼ばれて、足全体の血流を、ぐっと、改善します」
「30分の散歩を、毎日続けると、心肺機能と、足の筋肉が、両方、ゆっくり、強くなります」
これが、わたしの体力の変化の、本当の理由でした。
変わったこと② 夫婦の会話が、明らかに増えた
ふたつめが、これも、わたしには、大きな変化でした。
夫が、定年退職したあと、わたしと夫の会話は、家のなかで、減っていきました。
別記事(大河を夫と毎週見るようになって、夫婦の会話が変わった話、定年後夫婦、年2回の『一週間別居』という新しいかたち)に書いた、夫婦の関係の話。
これらと、並行して、わたしと夫の、毎日の会話が、ぐっと、増えたのは、散歩のおかげでした。
家のなかでの会話は、なぜか、話題が、限られていました。
「今日の天気」「今日のニュース」「明日の予定」、これくらい。
ですが、散歩中は、不思議と、話題が、自然と、湧いてきました。
- 「最近、あのお家のおばあちゃん、見かけないわね」
- 「あの公園のベンチで、いつもおじいさんが、新聞読んでるよね」
- 「春になったら、桜の木が、ずいぶん、大きくなったね」
- 「夫の子どもの頃の話、聞いたことなかったね」
家のなかでは、出てこない、軽い話題が、散歩のあいだに、ぽつぽつ、出てきます。
そして、軽い話から、夫の子ども時代の思い出、わたしの母の話、息子の家族の話、いろんな話に、広がります。
家で、テレビを見ているふたりよりも、散歩しているふたりのほうが、会話が、ずっと、自然です。
これが、1年で、わたしと夫の関係を、大きく、温かくしてくれた、もう一つの効果でした。
変わったこと③ 1日のリズムが、明らかに整った
3つめの変化が、これでした。
1日のリズムが、ぐっと、整いました。
散歩前のわたしの1日
- 朝7時、起きる
- ぼんやりと、朝食の準備
- 8時頃、夫を見送り
- 午前中、家事と、テレビ
- 12時、お昼
- 午後、昼寝(2時間くらい)
- 夕方、夕食の準備
- 夜、テレビ
- 11時、寝る
リズムが、ぼんやりして、午後の昼寝が、長すぎて、夜の寝つきが、悪い、という状態でした。
散歩を始めてからの1日
- 朝6時半、起きる
- 散歩の準備(着替え、ストレッチ)
- 7時、散歩出発
- 7時30分、散歩帰宅
- 朝食の準備
- 8時頃、夫を見送り
- 午前中、家事
- 12時、お昼
- 午後、軽い昼寝(30分くらい)、本を読む
- 夕方、夕食の準備
- 夜、ふたりでテレビ
- 10時、寝る
朝の散歩で、1日の体が、起きるのです。 すると、午前中の活動が、活発になり、午後の昼寝が、短くて済みます。 夜は、自然に、眠くなって、10時に、寝られる。
このリズムが、わたしの体調を、ぐっと、整えてくれました。
散歩を、続けるコツ
1年続けて、わたしが見つけた、続けるコツを、3つ、お伝えします。
コツ① 「ひとりではなく、ふたりで」
わたしの場合、夫と、いっしょに、散歩したのが、いちばんの、続ける理由でした。
ひとりだと、「今日は、いいや」と、サボりたくなる日が、あります。
ですが、夫が「行くぞ」と、声をかけてくれると、サボれません。 逆に、夫が「今日は、雨だから、休もう」と言うと、わたしも、サボれます。
ふたりで決めて、ふたりで続ける。 これが、1年続いた、いちばんの理由でした。
コツ② 「同じコース、同じ時間」
毎日、同じコース、同じ時間に、歩きます。
これで、「今日は、どこを歩こう」「いつ歩こう」を、考えなくて済みます。
家を出る時間、コース、帰る時間、ぜんぶ、固定。
これが、続ける、いちばんの、シンプルなコツでした。
コツ③ 「雨の日と、体調が悪い日は、休む」
雨の日と、体調が悪い日は、無理せず、休みます。
「毎日続けることが、目的」ではなく、「健康になることが、目的」です。
雨の日に、無理して歩くと、風邪を引きます。 体調が悪い日に、無理して歩くと、悪化します。
休む日があるから、続けられる。 これも、1年続けて、学びました。
散歩中、気をつけている、3つのこと
散歩中、わたしと夫が、気をつけていることが、3つあります。
ひとつめ: 季節と気温に合わせて、服装と靴を、選ぶ
- 夏: 薄手の長袖シャツ、帽子、タオル、お水を持つ
- 春と秋: 動きやすいウインドブレーカー
- 冬: 厚手のジャケット、手袋、マフラー
- 雨の日: 休む(無理しない)
- 靴: 散歩専用のスニーカー(年に1回、買い替え)
服装と靴を、ちゃんと、整えると、散歩が、楽しくなります。
ふたつめ: 道の選び方
- 大きな車道は、避ける
- 信号の少ない、住宅街と、公園を、優先
- 平らな道を、選ぶ(坂道は、関節に負担)
これで、安全に、続けられます。
みっつめ: 水分補給を、忘れない
夏は、特に、ペットボトルの水を、1本持ち歩いて、こまめに、飲みます。 冬は、家に戻ってから、温かいお茶を、飲みます。
散歩中も、散歩後も、水分補給が、大事、と医師に教わりました。
散歩のあとに、わたしと夫が、すること
散歩から、帰ってきたあと、わたしと夫は、こんなことを、しています。
- 玄関で、軽い、足のストレッチ(ふくらはぎを、ぐっと伸ばす)
- 温かいお茶か、お水を、1杯
- 朝食(夏は冷たいもの、冬は温かいもの)
これで、散歩の効果が、ぐっと、安定します。
60代の散歩、医師の3つのアドバイス
医師から教わった、60代の散歩の注意点を、3つお伝えします。
ひとつめ: 1日30分から、始める
いきなり1時間歩くと、足が、ついていきません。 30分から、始めて、慣れたら、徐々に、伸ばしてください。
ふたつめ: 痛みがあったら、すぐ休む
膝や、腰に、痛みがあったら、すぐに、休んでください。 無理して続けると、ケガに、つながります。
みっつめ: 持病のある方は、医師に相談
膝、腰、心臓に、持病のある方は、必ず、医師に相談してから、お始めください。 場合によっては、別の運動を、勧められることが、あります。
さいごに
毎日30分の散歩は、特別な準備も、特別なお金も、いりません。
スニーカーと、動きやすい服があれば、家を出るだけ。
ですが、続けると、体力、夫婦の会話、1日のリズム、ぜんぶが、ぐっと、変わります。
3年経った今でも、わたしと夫は、毎朝、散歩を、続けています。
これは、わたしの65歳の、いちばんの、健康習慣に、なりました。
今日から、明日から、家を出てみてください。
30分でいいです。
3ヶ月で、何かが、確実に、変わります。
なお、繰り返しになりますが、運動の進め方は、人によって違います。持病のある方、痛みのある方は、必ず医療機関にご相談のうえ、お始めください。
この話を分かち合う