ヨバナシ —女たちの秘密会議
楽しみ・ひとり時間

60代の物忘れ、認知症との違いをどう考えたか

ヨバナシ編集部 読了 約6分

65歳になって、物忘れが増えた、わたし。これは、ただの加齢なのか、認知症の始まりなのか、不安になった時期がありました。母の認知症を見てきた、わたしが、加齢の物忘れと認知症の違いを、どう考えたか。あくまで体験として、公的な情報と一緒に、お伝えします。受診の目安も書きました。

65歳になって、わたしは、物忘れが、増えました。

人の名前が、すぐに、出てこない。 何かを、取りに、部屋に行って、何を、取りに来たか、忘れる。 昨日の、夕飯の、献立を、思い出せない。

そのたびに、わたしは、ぼんやり、不安に、なりました。

「これは、ただの、年のせいの、物忘れなのか」 「それとも、認知症の、始まりなのか」

別記事(母の認知症の診断、家族で受け止めた3日間)に書いた、母の認知症を、間近で、見てきた、わたし。

だからこそ、自分の物忘れに、人一倍、不安に、なりました。

今日は、わたしが、加齢の物忘れと、認知症の違いを、どう、考えたかを、お伝えします。

ただし、最初に、大事なお断りを、させてください。

重要なお断り:この記事は、わたし個人の体験と、調べたことを、まとめたものです。物忘れや、認知症の、判断は、専門の医師にしか、できません。ここに書くことは、あくまで、ひとつの、考え方の、参考であって、診断では、ありません。不安な場合は、必ず、医療機関(もの忘れ外来、神経内科など)を、受診してください。

わたしが、不安に、なった、きっかけ

ある日、わたしは、近所の、知り合いに、道で、会いました。

何度も、お話ししたことのある、お顔。

ですが、その方の、お名前が、どうしても、出てこなかったのです。

「あら、こんにちは」と、ごまかしましたが、家に帰って、ぼんやり、不安に、なりました。

「お母さんも、こんなふうに、物忘れから、始まったのかしら」

母の、認知症を、見てきた、わたしは、自分の物忘れが、認知症の、始まりではないか、と、怖くなりました。

そこで、わたしは、加齢の物忘れと、認知症の違いを、ちゃんと、調べてみることに、しました。

加齢の物忘れと、認知症の、基本の違い

公的な情報源では、こう案内されています。

加齢による、もの忘れは、体験したことの、一部を、忘れる(ヒントがあれば、思い出せる)。一方、認知症による、もの忘れは、体験したこと、自体を、忘れる(忘れたことの、自覚も、なくなる)

厚生労働省「e-ヘルスネット 認知症」

これを、読んで、わたしは、ぼんやり、違いが、見えてきました。

加齢の物忘れ(よくあること)

  • 体験の、一部を、忘れる
  • ヒントがあれば、思い出せる
  • 忘れたことを、自覚している
  • 日付や、場所は、わかる
  • 日常生活に、大きな支障は、ない

認知症の物忘れ(注意が必要)

  • 体験、そのものを、忘れる
  • ヒントがあっても、思い出せない
  • 忘れたこと自体を、自覚できない
  • 日付や、場所が、わからなくなる
  • 日常生活に、支障が、出る

わたしの物忘れを、当てはめてみた

この違いを、自分の物忘れに、当てはめて、考えてみました。

わたしの場合

  • 知り合いの、名前を、忘れた → でも、「あの、角の家の、〇〇さん」と、ヒントがあれば、思い出せた
  • 何を、取りに来たか、忘れた → でも、元の場所に戻ると、思い出せた
  • 昨日の夕飯を、忘れた → でも、「昨日、買い物で、魚を買った」と、思い出すと、献立も、思い出せた

つまり、わたしの物忘れは、「ヒントがあれば、思い出せる」「忘れたことを、自覚している」もの、でした。

これは、認知症の物忘れ、というより、加齢による、よくある物忘れに、近い、と、わたしは、考えました。

母の場合(認知症)と、比べて

一方、母の、認知症の物忘れは、こうでした。

  • ご飯を、食べたこと自体を、忘れて、「まだ、食べていない」と、言う
  • わたしが、訪ねたこと自体を、忘れる
  • 今日が、何月何日か、わからなくなる

母の物忘れは、「体験そのものを、忘れる」「自覚が、ない」もの。

わたしの物忘れとは、性質が、違う、と、ぼんやり、わかりました。

これで、わたしの、不安は、ちょっと、軽く、なりました。

ただし、自己判断は、しない

ここが、いちばん、大事なところ、です。

わたしは、自分の物忘れを「加齢の範囲だろう」と、考えましたが、これは、あくまで、わたしの、自己判断、です。

物忘れや、認知症の、本当の判断は、専門の医師にしか、できません。

ですから、わたしは、こう、決めました。

「いまは、加齢の範囲だと、思うけれど、少しでも、進んだと、感じたら、すぐに、もの忘れ外来に、行く」

そして、念のため、かかりつけ医に、自分の物忘れのことを、相談しました。

かかりつけ医は、「いまは、心配ない範囲だと、思うけれど、気になるなら、簡単な検査も、できますよ」と、言ってくれました。

自己判断だけで、安心せず、専門家にも、相談する。

これが、いちばん、大事だと、思います。

受診を、考えたほうがいい、目安

調べる中で、わたしが、知った、受診を、考えたほうがいい目安を、お伝えします。

こういう場合は、自己判断せず、もの忘れ外来や、神経内科に、相談してください。

  • 体験したこと、自体を、忘れることが、増えた
  • 忘れたことの、自覚が、なくなってきた
  • 日付や、場所が、わからなくなることが、ある
  • 同じことを、何度も、聞き返す
  • 慣れた道で、迷う
  • 料理など、慣れた家事の、段取りが、わからなくなる
  • 物忘れで、日常生活に、支障が、出ている
  • 家族から、「最近、おかしい」と、指摘される

これらは、加齢の物忘れの、範囲を、超えている可能性が、あります。

早めに、専門家に、診ていただくことで、もし、認知症だったとしても、早い段階から、対応できます。

不安と、上手に、付き合うために

わたしが、物忘れの、不安と、上手に、付き合うために、心がけていることを、お伝えします。

心がけ① 焦りすぎない

「物忘れ=認知症」と、すぐに、結びつけて、焦らない。

60代の、物忘れの、多くは、加齢による、よくあること。

焦りすぎると、かえって、ストレスで、物忘れが、増えることも、あります。

心がけ② メモを、活用する

物忘れを、補うために、メモを、活用しています。

  • 買い物リスト
  • 予定を、カレンダーに、書く
  • 大事なことは、その場で、メモ

メモを、活用すれば、物忘れがあっても、日常生活は、ちゃんと、まわります。

心がけ③ 脳と体を、使う

別記事(友人と始めた朝の散歩、続いた1年の話)に書いた、毎朝の散歩。 そして、読書、友人とのおしゃべり、趣味。

脳と体を、ぼんやり、使い続けることが、いちばんの、心の安定に、なっています。

公的な情報でも、運動や、人との交流が、認知機能の維持に、関わる、と、案内されています。

心がけ④ 気になったら、すぐ相談

そして、いちばん、大事なのが、「気になったら、すぐ、専門家に、相談する」、こと。

ひとりで、抱え込んで、不安に、なるより、専門家に、相談して、ちゃんと、確認する。

これが、いちばん、安心できます。

公的な情報(参考)

物忘れと認知症について、公的な情報源では、こう案内されています。

もの忘れが、気になる場合は、ひとりで悩まず、かかりつけ医や、地域包括支援センター、認知症疾患医療センターなどに、相談することが、すすめられる

厚生労働省「認知症」

気になる物忘れは、ひとりで、悩まず、専門家に、相談してください。

さいごに

65歳になって、物忘れが、増えて、不安に、なった、わたし。

加齢の物忘れと、認知症の違いを、調べて、自分の物忘れは、いまは、加齢の範囲だろう、と、ぼんやり、考えました。

ですが、それは、あくまで、わたしの、自己判断。

「気になったら、すぐ、専門家に、相談する」

これを、忘れずに、物忘れの不安と、上手に、付き合っています。

同じく、物忘れに、不安を、感じている方も、どうか、ひとりで、抱え込まず、焦りすぎず、そして、気になったら、専門家に、相談してください。

なお、繰り返しになりますが、物忘れや認知症の判断は、専門の医師にしか、できません。不安な場合は、必ず、医療機関を、受診してください。

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