60代の物忘れ、認知症との違いをどう考えたか
65歳になって、物忘れが増えた、わたし。これは、ただの加齢なのか、認知症の始まりなのか、不安になった時期がありました。母の認知症を見てきた、わたしが、加齢の物忘れと認知症の違いを、どう考えたか。あくまで体験として、公的な情報と一緒に、お伝えします。受診の目安も書きました。
65歳になって、わたしは、物忘れが、増えました。
人の名前が、すぐに、出てこない。 何かを、取りに、部屋に行って、何を、取りに来たか、忘れる。 昨日の、夕飯の、献立を、思い出せない。
そのたびに、わたしは、ぼんやり、不安に、なりました。
「これは、ただの、年のせいの、物忘れなのか」 「それとも、認知症の、始まりなのか」
別記事(母の認知症の診断、家族で受け止めた3日間)に書いた、母の認知症を、間近で、見てきた、わたし。
だからこそ、自分の物忘れに、人一倍、不安に、なりました。
今日は、わたしが、加齢の物忘れと、認知症の違いを、どう、考えたかを、お伝えします。
ただし、最初に、大事なお断りを、させてください。
重要なお断り:この記事は、わたし個人の体験と、調べたことを、まとめたものです。物忘れや、認知症の、判断は、専門の医師にしか、できません。ここに書くことは、あくまで、ひとつの、考え方の、参考であって、診断では、ありません。不安な場合は、必ず、医療機関(もの忘れ外来、神経内科など)を、受診してください。
わたしが、不安に、なった、きっかけ
ある日、わたしは、近所の、知り合いに、道で、会いました。
何度も、お話ししたことのある、お顔。
ですが、その方の、お名前が、どうしても、出てこなかったのです。
「あら、こんにちは」と、ごまかしましたが、家に帰って、ぼんやり、不安に、なりました。
「お母さんも、こんなふうに、物忘れから、始まったのかしら」
母の、認知症を、見てきた、わたしは、自分の物忘れが、認知症の、始まりではないか、と、怖くなりました。
そこで、わたしは、加齢の物忘れと、認知症の違いを、ちゃんと、調べてみることに、しました。
加齢の物忘れと、認知症の、基本の違い
公的な情報源では、こう案内されています。
加齢による、もの忘れは、体験したことの、一部を、忘れる(ヒントがあれば、思い出せる)。一方、認知症による、もの忘れは、体験したこと、自体を、忘れる(忘れたことの、自覚も、なくなる)
これを、読んで、わたしは、ぼんやり、違いが、見えてきました。
加齢の物忘れ(よくあること)
- 体験の、一部を、忘れる
- ヒントがあれば、思い出せる
- 忘れたことを、自覚している
- 日付や、場所は、わかる
- 日常生活に、大きな支障は、ない
認知症の物忘れ(注意が必要)
- 体験、そのものを、忘れる
- ヒントがあっても、思い出せない
- 忘れたこと自体を、自覚できない
- 日付や、場所が、わからなくなる
- 日常生活に、支障が、出る
わたしの物忘れを、当てはめてみた
この違いを、自分の物忘れに、当てはめて、考えてみました。
わたしの場合
- 知り合いの、名前を、忘れた → でも、「あの、角の家の、〇〇さん」と、ヒントがあれば、思い出せた
- 何を、取りに来たか、忘れた → でも、元の場所に戻ると、思い出せた
- 昨日の夕飯を、忘れた → でも、「昨日、買い物で、魚を買った」と、思い出すと、献立も、思い出せた
つまり、わたしの物忘れは、「ヒントがあれば、思い出せる」「忘れたことを、自覚している」もの、でした。
これは、認知症の物忘れ、というより、加齢による、よくある物忘れに、近い、と、わたしは、考えました。
母の場合(認知症)と、比べて
一方、母の、認知症の物忘れは、こうでした。
- ご飯を、食べたこと自体を、忘れて、「まだ、食べていない」と、言う
- わたしが、訪ねたこと自体を、忘れる
- 今日が、何月何日か、わからなくなる
母の物忘れは、「体験そのものを、忘れる」「自覚が、ない」もの。
わたしの物忘れとは、性質が、違う、と、ぼんやり、わかりました。
これで、わたしの、不安は、ちょっと、軽く、なりました。
ただし、自己判断は、しない
ここが、いちばん、大事なところ、です。
わたしは、自分の物忘れを「加齢の範囲だろう」と、考えましたが、これは、あくまで、わたしの、自己判断、です。
物忘れや、認知症の、本当の判断は、専門の医師にしか、できません。
ですから、わたしは、こう、決めました。
「いまは、加齢の範囲だと、思うけれど、少しでも、進んだと、感じたら、すぐに、もの忘れ外来に、行く」
そして、念のため、かかりつけ医に、自分の物忘れのことを、相談しました。
かかりつけ医は、「いまは、心配ない範囲だと、思うけれど、気になるなら、簡単な検査も、できますよ」と、言ってくれました。
自己判断だけで、安心せず、専門家にも、相談する。
これが、いちばん、大事だと、思います。
受診を、考えたほうがいい、目安
調べる中で、わたしが、知った、受診を、考えたほうがいい目安を、お伝えします。
こういう場合は、自己判断せず、もの忘れ外来や、神経内科に、相談してください。
- 体験したこと、自体を、忘れることが、増えた
- 忘れたことの、自覚が、なくなってきた
- 日付や、場所が、わからなくなることが、ある
- 同じことを、何度も、聞き返す
- 慣れた道で、迷う
- 料理など、慣れた家事の、段取りが、わからなくなる
- 物忘れで、日常生活に、支障が、出ている
- 家族から、「最近、おかしい」と、指摘される
これらは、加齢の物忘れの、範囲を、超えている可能性が、あります。
早めに、専門家に、診ていただくことで、もし、認知症だったとしても、早い段階から、対応できます。
不安と、上手に、付き合うために
わたしが、物忘れの、不安と、上手に、付き合うために、心がけていることを、お伝えします。
心がけ① 焦りすぎない
「物忘れ=認知症」と、すぐに、結びつけて、焦らない。
60代の、物忘れの、多くは、加齢による、よくあること。
焦りすぎると、かえって、ストレスで、物忘れが、増えることも、あります。
心がけ② メモを、活用する
物忘れを、補うために、メモを、活用しています。
- 買い物リスト
- 予定を、カレンダーに、書く
- 大事なことは、その場で、メモ
メモを、活用すれば、物忘れがあっても、日常生活は、ちゃんと、まわります。
心がけ③ 脳と体を、使う
別記事(友人と始めた朝の散歩、続いた1年の話)に書いた、毎朝の散歩。 そして、読書、友人とのおしゃべり、趣味。
脳と体を、ぼんやり、使い続けることが、いちばんの、心の安定に、なっています。
公的な情報でも、運動や、人との交流が、認知機能の維持に、関わる、と、案内されています。
心がけ④ 気になったら、すぐ相談
そして、いちばん、大事なのが、「気になったら、すぐ、専門家に、相談する」、こと。
ひとりで、抱え込んで、不安に、なるより、専門家に、相談して、ちゃんと、確認する。
これが、いちばん、安心できます。
公的な情報(参考)
物忘れと認知症について、公的な情報源では、こう案内されています。
もの忘れが、気になる場合は、ひとりで悩まず、かかりつけ医や、地域包括支援センター、認知症疾患医療センターなどに、相談することが、すすめられる
気になる物忘れは、ひとりで、悩まず、専門家に、相談してください。
さいごに
65歳になって、物忘れが、増えて、不安に、なった、わたし。
加齢の物忘れと、認知症の違いを、調べて、自分の物忘れは、いまは、加齢の範囲だろう、と、ぼんやり、考えました。
ですが、それは、あくまで、わたしの、自己判断。
「気になったら、すぐ、専門家に、相談する」
これを、忘れずに、物忘れの不安と、上手に、付き合っています。
同じく、物忘れに、不安を、感じている方も、どうか、ひとりで、抱え込まず、焦りすぎず、そして、気になったら、専門家に、相談してください。
なお、繰り返しになりますが、物忘れや認知症の判断は、専門の医師にしか、できません。不安な場合は、必ず、医療機関を、受診してください。
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