= COLUMN =
義実家のお墓参り、夫と続けてきた30年
結婚以来30年、わたしと夫は、年に2回、義実家のお墓参りを、続けてきました。最初は、気の進まなかったお墓参りが、30年で、わたしにとって大切な時間に変わった話。義両親への思い、夫婦で続ける意味、そして義母が眠るようになった今を、ゆっくりお伝えします。
65歳のわたしと、67歳の夫は、結婚以来、30年、年に2回、義実家の、お墓参りを、続けてきました。
春のお彼岸と、秋のお彼岸。
夫の、ご先祖さまが、眠る、田舎の、お墓に、二人で、お参りに、行きます。
正直に、申し上げると、最初の頃、わたしは、義実家の、お墓参りが、あまり、気が、進みませんでした。
「夫の、ご先祖さまで、わたしとは、血の、つながりも、ないのに」
そんな、ぼんやりとした、気持ちが、あったのです。
ですが、30年、続けるうちに、義実家の、お墓参りは、わたしにとって、大切な、時間に、変わって、いきました。
今日は、その、30年の、お墓参りの話を、お伝えします。
「義実家の、お墓参りが、気が進まない」「夫婦で、お墓参りを、続ける意味を、知りたい」と、感じている方に、ひとつの参考に、なれば、と思います。
なお、お墓参りや、ご供養の、かたちは、地域や、宗派、ご家庭で違います。あくまで、わたし個人の、体験として、お読みください。
最初の頃、気が進まなかった、お墓参り
結婚した、最初の頃。
義実家の、お墓参りは、わたしにとって、ちょっとした、「義務」でした。
- 夫の、ご先祖さまで、わたしとは、血の、つながりが、ない
- 田舎の、お墓まで、車で、3時間
- お墓の、掃除や、お供えの、準備が、大変
- 義両親や、義姉も、来るので、気を、使う
「なんで、わたしまで、行かなきゃ、いけないの」
そんな、ぼんやりとした、不満が、若い頃の、わたしには、ありました。
夫に、合わせて、「行くもの」だから、行く。 そんな、お墓参りでした。
義父が、亡くなって、変わり始めた
そんな、わたしの気持ちが、変わり始めたのは、義父が、亡くなった、ときでした。
結婚して、15年目。 義父が、亡くなって、義実家の、お墓に、義父が、入りました。
それまで、「夫の、ご先祖さま」という、ぼんやりとした、存在だった、お墓に、わたしが、生前、お世話に、なった、義父が、眠るように、なった。
別記事(父の日に夫が義父にしなくなった電話を、わたしが見ていた)に書いた、義父との、思い出。
義父は、わたしのことを、本当に、可愛がって、くれました。
その、義父が、眠る、お墓。
お墓参りが、「義務」から、「義父に、会いに行く、時間」に、変わり始めました。
義母も、眠るようになった、今
そして、昨年、義母も、亡くなって、義実家の、お墓に、入りました。
別記事(義姉と二人で、母を見送った、最後の一週間)に書いた、義母の、看取り。
いまは、義父と、義母、二人が、眠る、お墓。
わたしが、35年、お世話に、なった、義両親。
別記事(姑の遺品から見つけた、義両親へのわたしの手紙)に書いた、義母との、深い、絆。
その、義両親が、眠る、お墓に、お参りに、行く。
いまは、お墓参りが、わたしにとって、いちばん、大切な、時間の、ひとつに、なりました。
30年、続けた、お墓参りの、過ごし方
わたしと夫の、お墓参りの、過ごし方を、お伝えします。
お墓の、掃除
まず、二人で、お墓を、きれいに、掃除します。
- 雑草を、抜く
- 墓石を、water で、洗う
- 枯れた、お花を、片付ける
夫が、墓石を、洗って、わたしが、雑草を、抜く。
30年で、自然に、役割が、決まりました。
お供えと、お参り
- 義両親が、好きだった、お花を、供える
- 義母が、好きだった、おまんじゅうを、お供え
- お線香を、あげる
- 二人で、手を、合わせる
手を、合わせながら、わたしは、義両親に、心の中で、語りかけます。
「お義父さん、お義母さん、こんにちは。お変わり、ありませんか」 「息子さん(夫)も、わたしも、元気にしています」 「孫(息子)も、関東で、頑張っています」
お墓の前で、夫婦で、語らう
お参りのあと、お墓の前で、夫と、二人で、ぼんやり、語らいます。
- 義両親の、思い出
- この一年の、出来事
- これからの、こと
お墓の前で、夫が、ぽつりと、義両親の、思い出を、話す。
その時間が、わたしと夫の、夫婦の、絆も、深めて、くれました。
30年、続けて、わたしが、気づいたこと
義実家の、お墓参りを、30年、続けて、わたしが、気づいたことを、お伝えします。
気づき① お墓参りは、「故人に、会いに行く」時間
最初は、「義務」だった、お墓参り。
ですが、義両親が、眠るように、なって、お墓参りは、「故人に、会いに行く、時間」に、変わりました。
お墓の前で、手を、合わせると、義両親が、そこに、いる気が、する。
「会いに行く」と、思えば、お墓参りは、温かい、時間に、なります。
気づき② 続けることに、意味がある
30年、続けたからこそ、お墓参りが、わたしの、人生の、一部に、なりました。
最初から、「大切な時間」だったわけでは、ありません。
続けるうちに、ぼんやり、大切に、なっていった。
続けることに、意味が、ある。 それを、30年で、学びました。
気づき③ 夫婦で、続けるから、深まる
お墓参りを、夫婦で、続けることで、わたしと夫の、絆も、深まりました。
お墓の前で、夫が、義両親の、思い出を、話す。 わたしが、それを、聞く。
その、二人の時間が、夫婦の、いちばん、深いところを、つないで、くれました。
わたしが、いつか、入るお墓
別記事(お墓を継ぐ人がいない、わたしが選んだ墓じまい)では、実家の、墓じまいについて、書きました。
ですが、この、義実家の、お墓は、違います。
義姉の、お子さん(義両親の孫)が、いずれ、継いで、くれることに、なっています。
そして、わたしも、いつか、この、義実家の、お墓に、入ります。
義父、義母、そして、夫と、わたし。
30年、お参りを、続けてきた、このお墓に、いつか、わたしも、眠る。
そう、思うと、お墓参りが、もっと、愛おしい、時間に、感じられます。
同じ立場の方へ
もし、いま、義実家の、お墓参りが、気が進まない、と、感じている方が、いらっしゃるなら、申し上げたいことが、あります。
最初は、気が進まなくても、いいのです。
わたしも、最初は、「義務」でした。
ですが、続けるうちに、お墓参りは、ぼんやり、大切な時間に、変わっていきます。
特に、お世話に、なった、義両親が、眠るように、なると、お墓参りは、「故人に、会いに行く」、温かい、時間に、なります。
焦らず、ご自分の、ペースで、夫婦で、続けてみてください。
きっと、いつか、大切な時間に、変わります。
さいごに
義実家の、お墓参りを、夫と、続けてきた、30年。
最初は、「義務」だった、お墓参りが、いまは、義両親に、会いに行く、いちばん、大切な、時間に、なりました。
義父、義母が、眠る、お墓。
春と、秋、夫と、二人で、お参りに、行って、お墓の前で、義両親を、偲んで、夫婦で、語らう。
その時間が、わたしの、65歳の、人生を、温かく、支えて、くれています。
これからも、夫と、二人で、義両親に、会いに、お墓参りを、続けていきます。
なお、お墓参りや、ご供養のかたちは、地域や宗派、ご家庭で違います。ご自分のペースで、無理なく、続けてみてください。
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