= COLUMN =
友人を亡くした年、わたしが学んだこと
65歳のわたしが、長年の友人を、病気で亡くしました。同年代の友人の死は、自分の人生にも、深く問いかけてきます。悲しみとどう向き合ったか、友人の死から学んだ、残りの人生の過ごし方を、ゆっくりお伝えします。大切な人を亡くした方、これからを考える方へ。
65歳のわたしは、去年、長年の友人を、亡くしました。
和子さん。
別記事(友人が病気になった、わたしができた3つのこと)に書いた、病気で、闘病していた、和子さん。
一時は、回復に、向かっていた、和子さんでしたが、病が、再び、進んで、去年の秋、旅立ちました。
同年代の、友人の死は、わたしに、深い、悲しみとともに、自分の人生への、問いかけも、残しました。
今日は、その、友人を、亡くした年に、わたしが、学んだことを、お伝えします。
「大切な人を、亡くした」方、「これからの人生を、考えている」方に、ひとつの参考に、なれば、と思います。
なお、悲しみとの、向き合い方は、人それぞれです。あくまで、わたし個人の、体験として、お読みください。
友人の、訃報
和子さんの、訃報は、和子さんの、ご主人から、電話で、知らされました。
「和子が、昨夜、旅立ちました」
その言葉を、聞いた瞬間、わたしは、しばらく、何も、言えませんでした。
頭では、和子さんの、病気が、重いことを、わかっていた。 でも、心は、まだ、「また、お茶できる」と、どこかで、信じていたのです。
お葬式で、和子さんの、おだやかな、お顔を、見て、ようやく、わたしは、和子さんが、もう、いないのだ、と、実感しました。
悲しみの、波
和子さんを、亡くしてから、しばらく、わたしは、悲しみの、波の中に、いました。
ふとした、瞬間に、和子さんを、思い出して、涙が、出る。
- いっしょに、行った、お店の前を、通ったとき
- 和子さんが、好きだった、お菓子を、見たとき
- 季節の、花が、咲いたとき(和子さんは、花が、好きだった)
「和子さんに、これ、見せたかったな」
そう、思うたびに、胸が、締めつけられました。
悲しみは、すぐには、消えませんでした。
でも、無理に、消そうとも、しませんでした。
悲しいのは、それだけ、和子さんが、大切な、友人だった、ということ。
その悲しみを、ちゃんと、感じることも、和子さんへの、供養だと、思ったからです。
友人の死から、わたしが、学んだこと
和子さんを、亡くして、半年、1年と、過ぎる中で、わたしが、学んだことを、お伝えします。
学び① 「会いたい人には、会えるうちに、会う」
和子さんが、闘病している間、わたしは、「落ち着いたら、また」と、お見舞いを、遠慮した、時期が、ありました。
でも、いま、思うと、もっと、会っておけば、よかった。
「会いたい人には、会えるうちに、会う」
これが、和子さんの死から、わたしが、いちばん、強く、学んだこと、です。
別記事(連絡が途絶えた友人と、20年ぶりに再会した話)にも書いた、再会の話。
会えるうちに、会う。 連絡できるうちに、連絡する。
それが、どれだけ、大切か、和子さんが、教えて、くれました。
学び② 「いま日を、大切に、生きる」
同年代の、友人の死は、「自分にも、残りの時間は、限りがある」ことを、突きつけてきます。
和子さんは、まだ、65歳でした。
「人生は、いつ、終わるか、わからない」
だからこそ、いま日、この一日を、大切に、生きる。
やりたいことは、先延ばしに、しない。 大切な人には、ちゃんと、気持ちを、伝える。
和子さんの死が、わたしの、残りの人生の、過ごし方を、変えました。
学び③ 「悲しみは、消さなくていい」
悲しみを、無理に、消そうとは、しませんでした。
和子さんを、思い出して、泣くことも、ありました。
でも、それで、いいのだと、思います。
悲しみは、消すものでは、なく、抱えながら、生きていくもの。
時間が、経つにつれて、悲しみの、波は、だんだん、おだやかに、なって、和子さんとの、楽しかった思い出を、笑顔で、思い出せるように、なってきました。
和子さんが、遺してくれたもの
和子さんは、亡くなりましたが、わたしの心に、たくさんのものを、遺してくれました。
- いっしょに、過ごした、楽しい時間の、思い出
- 「会えるうちに、会う」という、大切な、教え
- 「いまを、大切に、生きる」という、人生の、姿勢
和子さんとの、友情は、和子さんが、亡くなっても、わたしの心の中で、生き続けています。
別記事(友人と始めた朝の散歩、続いた1年の話)に書いた、いまの友人たちとの、つながりも、和子さんの死を、経て、もっと、大切に、思えるように、なりました。
同じ立場の方へ
もし、いま、大切な人を、亡くして、悲しみの中に、いる方が、いらっしゃるなら、申し上げたいことが、あります。
悲しみを、無理に、消そうと、しなくて、いいのです。
泣きたいときは、泣いて、いい。 思い出して、つらいときは、つらいままで、いい。
悲しいのは、それだけ、その人が、大切だった、ということ。
そして、時間は、かかっても、悲しみの波は、少しずつ、おだやかに、なっていきます。
やがて、楽しかった思い出を、笑顔で、思い出せる日が、きます。
どうか、ご自分の、ペースで、ゆっくり、悲しみと、向き合ってください。
さいごに
友人の、和子さんを、亡くした年。
深い悲しみの中で、わたしは、たくさんのことを、学びました。
「会いたい人には、会えるうちに、会う」 「いま日を、大切に、生きる」 「悲しみは、消さなくていい」
和子さんは、亡くなりましたが、これらの、大切な教えを、わたしに、遺してくれました。
いまも、季節の花が、咲くと、わたしは、和子さんを、思い出します。
「和子さん、今年も、桜が、きれいだよ」
心の中で、そう、語りかけながら。
和子さんとの、友情は、これからも、ずっと、わたしの心の中で、生き続けます。
なお、悲しみとの向き合い方は、人それぞれです。つらい気持ちが、長く続く場合は、ひとりで抱え込まず、ご家族や、専門の相談窓口に、頼ってください。
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