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友人と義姉、わたしが65歳で見つけた2人との『深さの違い』
65歳のいま、わたしには、月1で会う友人と、年1回お茶をする義姉がいます。同じくらいの年齢の女性ふたりですが、わたしとの関係の『深さ』は、まったく違うもの。3年かけて、わたしが気づいた、2人との『深さの違い』の意味を、お伝えします。同じ60代の方々の人間関係の整理のヒントに、なれば。
65歳のいま、わたしには、特に大事な、ふたりの「同年代の女性」が、います。
ひとりは、友人の由美子さん。 別記事(60代で友達がほしいと思った日、わたしが行った3つの場所、60代で友達がゼロから、3年で2人できた話)に書いた、図書館の読書会で出会った、月1〜2回お茶をする、友人。
もうひとりは、義姉。 別記事(孫の運動会、義姉夫婦と並んで座った日のこと、義姉と義妹、わたしが35年で築いた、3つの距離感のかたち)に書いた、72歳の夫の姉。
ふたりとも、わたしと、同世代の女性。 ふたりとも、月1〜2回(由美子さん)、年に1回(義姉)、ちゃんと、会う関係。
ですが、3年で、わたしは気づきました。
ふたりとの関係の「深さ」は、まったく、違うのです。
「同じくらい、大事だけど、種類が、違う」
そう、いまは、感じています。
今日は、この「2人との深さの違い」の意味を、お伝えします。
60代の方の、人間関係の整理に、ひとつの参考に、なれば、と思います。
友人の由美子さんとの「深さ」
由美子さんは、3年前、図書館の読書会で、出会った、友人です。
月1〜2回、ふたりで、お茶をします。
由美子さんとの関係の「深さ」を、3つの観点で、整理します。
観点① 話す内容の深さ
由美子さんとは、こんなことを、話します。
- 今、読んでいる本の感想
- 最近、行った映画やドラマ
- 自分の体調(更年期後の体の変化など)
- 夫との関係(なんとなくの愚痴を含む)
- 母の介護のこと
- 自分の子どもの近況
- 旅行に行きたいところ
- これからの人生で、やりたいこと
「日常の表面的なこと」だけでなく、「自分の人生の、深いところ」まで、ぼんやり、話せます。
観点② 知っている期間
由美子さんと、出会って、3年。
たった3年ですが、お互いに、本音を、話せる関係に、なっています。
3年の知り合いだけれど、ある意味、深い友人、です。
観点③ お互いの「家族」を、知っている度合い
由美子さんが、わたしの家族のことを、知っているのは、限定的、です。
- 夫が、定年退職している(名前と、ざっくりした年齢を、伝えただけ)
- 息子が、結婚して、関東に住んでいる
- 母が、88歳で、介護中
これくらい、です。
詳しいことは、由美子さんは、知りません。
そして、わたしも、由美子さんの家族のことを、ざっくりしか、知りません。
「家族の表層を、お互いに、知っている」けれど、深くは、知らない、関係です。
義姉との「深さ」
義姉(72歳)とは、結婚以来、35年のおつき合いです。
年に1回、ふたりで、お茶をします。
義姉との関係の「深さ」を、同じ3つの観点で、整理します。
観点① 話す内容の深さ
義姉とは、こんなことを、話します。
- 義両親(義姉の両親、夫の両親)の思い出
- 義姉のご主人と、子どもの近況
- わたしの夫(義姉の弟)の近況
- 義姉の体調と、わたしの体調
- お互いの家族の、大きな出来事(冠婚葬祭、お墓のことなど)
- 義姉の若い頃の話、わたしの若い頃の話
ぜんぶ、「家族」と「人生」の話が、中心です。
ですが、義姉の本音、義姉の心の奥(夫婦関係の悩み、母としての悩みなど)は、ほとんど、話しません。 お互いに、聞きません。
「家族の枠の中で、深く話す」関係です。
観点② 知っている期間
義姉と、結婚以来、35年。
3年ではなく、35年の積み重ね、です。
ですが、35年のうち、深く話してきたのは、最近の3年。 それまでは、淡い関係でした。
「長いけれど、深いのは最近」、という、ちょっと、ねじれた関係。
観点③ お互いの「家族」を、知っている度合い
義姉は、わたしの家族のことを、ぜんぶ、知っています。
- 夫(義姉の弟)が、誰と、結婚して、どんな人生を歩いてきたか
- 息子が、生まれてから、いままで
- 母が、わたしの実母で、義姉の家族とは、無関係(義姉も、自分の母を看取った)
そして、わたしも、義姉の家族のことを、ほとんど、知っています。
- 義姉のご主人が、どこで、何を、している人か
- 義姉の長女、長男が、結婚していて、孫が、いるか
- 義姉の義両親(義姉の夫の親)が、亡くなった経緯
「家族を、ぜんぶ、お互いに、知っている」関係です。
2人との「深さの違い」
由美子さんと、義姉。
ふたりとの関係の「深さ」を、整理してみます。
| 観点 | 由美子さん(友人) | 義姉 |
|---|---|---|
| 話す内容 | 自分の本音、人生のこと | 家族のこと、家族の枠の中 |
| 知っている期間 | 3年(短いが深い) | 35年(長いがやや表面的) |
| お互いの家族 | 表層だけ | ほぼ全部 |
| 直接の利害関係 | なし | あり(義両親、孫の結婚など) |
ふたりの関係の、性格が、まったく、違うのが、わかります。
「深さ」が、違う、ということの意味
3年で、わたしが気づいたのは、こうです。
「2人との深さは、違うけど、どちらかが、いいというものでは、ない」
由美子さんとは、「自分の本音」を、ぼんやり、話せる、本物の友人。 義姉とは、「家族の枠の中」で、人生の節目を、深く、共有できる、貴重な義家族。
両方の関係が、わたしの65歳の人生を、ちゃんと、支えてくれている。
ふたりとも、わたしには、大事。
ただ、その大事さの「種類」が、違う。
これに、3年で、気づきました。
60代の人間関係の「3つの種類」
由美子さんと義姉から、わたしが気づいた、60代の人間関係の「3つの種類」を、お伝えします。
種類① 「本音を、ぼんやり、話せる友人」(数人)
由美子さんのような、「自分の人生の本音」を、ぼんやり、話せる友人。
由美子さん、智子さん(別記事に書いた、もうひとりの友人)、純子さん(別記事の大学時代の親友)、わたしには、現在、3人います。
3人とも、家族との直接の利害関係は、ないけれど、深い話を、ゆっくり、できる相手です。
これが、わたしの「本音の友人」、です。
種類② 「家族の枠の中で、深く話せる家族」(数人)
義姉、義妹、わたしの実の妹。
家族の枠の中で、家族の話題を、ぼんやり、共有できる相手。
家族の話題以外は、深く、話しませんが、家族のこと、人生の節目では、ちゃんと、いっしょに、いてくれます。
これが、わたしの「家族の絆」、です。
種類③ 「軽い挨拶を交わす、ご近所」(数家族)
ご近所のお隣2家族と、町内会の方、お茶友達の知り合い。
深い話は、しません。
ですが、毎日の暮らしを、軽く、支え合う関係。 玄関先で「こんにちは」「いいお天気ね」、それで、十分。
これが、わたしの「軽い暮らしの関係」、です。
3つの種類、それぞれに、必要な数
3年で、わたしが見つけた、それぞれの種類に、必要な数の目安を、お伝えします。
- 本音の友人: 2〜3人
- 家族の絆: 2〜5人
- 軽い暮らしの関係: 5〜10家族
これくらいで、わたしには、ちょうど、よかったです。
それ以上、増やそうとすると、疲れます。 それ以下だと、ちょっと、心が、寂しい。
ご自分にとっての、ちょうどよい数を、見つけてみてください。
同じ年代の方へ
もし、いま、人間関係が「物足りない」または「複雑すぎる」と、感じている方が、いらっしゃるなら、申し上げたいことが、ひとつあります。
人間関係を、「ぜんぶ、同じ深さ」と、考えるのを、やめてみてください。
代わりに、「3つの種類」で、整理してみてください。
- 本音の友人(数人で十分)
- 家族の絆(義姉、義妹、妹、兄弟など)
- 軽い暮らしの関係(ご近所、町内会など)
3つの種類が、それぞれ、ちょうどよい数で、揃っていれば、人間関係は、十分、整っています。
「本音の友人」が、足りないなら、新しい友人を、ゆっくり、探す。 「家族の絆」が、薄いなら、義家族との関係を、ゆっくり、深める。 「軽い暮らしの関係」が、煩わしいなら、整理する。
3つの種類が、それぞれ、ちょうどよく揃った日、わたしの65歳は、本当に、温かく、なりました。
さいごに
人間関係は、「ぜんぶ、深く」ある必要は、ありません。
3つの種類が、それぞれの「深さ」で、ちゃんと、揃っていれば、十分。
由美子さんとは、月1で、本音を、ぼんやり話す。 義姉とは、年1で、家族の節目を、深く共有する。 ご近所さんとは、玄関先で、軽く挨拶を、交わす。
3つの種類が、わたしの65歳を、ちゃんと、支えてくれています。
これからの15年、20年も、この3つの種類で、人間関係を、整えていきます。
なお、人間関係の整え方は、人によって違います。ご自分のペースで、無理なく、整えてみてください。
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