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コラム

= COLUMN =

60代で友達がゼロから、3年で2人できた話

ヨバナシ編集部 読了 約6分

65歳のいま、わたしには2人の友達がいます。3年前、62歳のときは、友達がゼロでした。3年で、わたしがどこに行って、何を話して、どう関係を築いたか。お金もかからず、無理せず、続けられた、新しい人間関係の作り方を、具体的にお伝えします。

65歳のいま、わたしには、お茶友達が、2人います。

3年前、わたしが62歳のときは、友達は、ゼロでした。

20年つき合いのあった、ママ友グループは、年賀状だけの関係に、なっていました。 学生時代の親友とは、引っ越しのあと、自然と、疎遠になっていました。 近所のお茶会も、なんとなく、行かなくなっていました。

62歳の冬、わたしは、ふと、こう思いました。

「気軽に話せる人が、夫しか、いない」

それは、寂しさより、危機感に、近い感覚でした。

そこから3年。

わたしは、ゆっくり、新しい友達を、2人、作りました。

別記事(60代で友達がほしいと思った日、わたしが行った3つの場所60代から友人を作り直す、5つのステップ完全ガイド)に、わたしのやり方は、書きました。

この記事では、3年で2人作った、具体的なストーリーを、お伝えします。

「62歳のわたし」と「65歳のわたし」の、人間関係の変化が、参考に、なれば、と思います。

友達ゼロのとき、わたしの暮らし

62歳の冬、友達がゼロのときのわたしの暮らしは、こんな感じでした。

  • 朝、夫を見送って、ひとりで朝食
  • 午前中、家事と、近所のスーパー
  • お昼、ひとりでお茶
  • 午後、本を読むか、テレビ
  • 夕方、夫が帰ってきたら、ふたりで夕食
  • 夜、ふたりでテレビ

1日のうち、夫以外の、誰とも話さない日が、週に4日くらい、ありました。

会話する相手は、スーパーのレジの方の「ありがとうございました」だけ、という日も、ありました。

これが、続くと、わたしの言葉が、少しずつ、減っていきました。 夫との会話も、なんとなく、薄くなりました。

「友達がいない」のは、自分のせい、と思っていました。 だから、ちょっと、恥ずかしくて、夫にも、言えませんでした。

1人目: 図書館の読書会で出会った、由美子さん

最初の友達は、図書館の読書会で、出会いました。

別記事に書いた、月1回の読書会。 わたしが、勇気を出して、行き始めたのが、63歳の春でした。

最初の3回、わたしは、ほとんど、誰とも、話せませんでした。

参加者は、6人。 それぞれが、自分の好きな本を、紹介する会でした。

わたしが、本の紹介をしたとき、由美子さんが、こう言ってくれました。

「真奈美さん、その本、わたしも、読んだのよ」

それが、最初のひと言でした。

由美子さんは、わたしより1歳上の、64歳(当時)。 ご主人が、定年退職されたばかり、と言っていました。

それから、読書会のあと、わたしと由美子さんは、近くの喫茶店で、お茶を飲むように、なりました。

最初の3ヶ月は、月1回(読書会のあと)だけ。 4ヶ月目から、読書会と関係なく、月1回、別の日に、お茶をするように、なりました。

3年経った今、わたしと由美子さんは、月1〜2回、ふたりで、お茶か、お散歩を、楽しんでいます。

ちなみに、別記事に書いた「熟年離婚をした友人の由美子さん」と、別人です。 (60代以降、「由美子さん」という方が、本当に、多いのです)

2人目: 保健センターで隣の席になった、智子さん

2人目の友達は、市の保健センターで、出会いました。

別記事(60代女性が毎年必ず確認したい、5つの健康チェック)に書いた、骨密度測定の予約。

わたしが、64歳のときに、骨密度測定に行ったときの、待合室で、智子さんと隣の席に、なりました。

智子さんは、わたしより、2歳下の、62歳。 ご主人を、3年前に亡くされて、今は、おひとり、と言っていました。

待合室で、自然と、骨密度測定の話で、盛り上がりました。

「奥さん、骨密度、何で測りに来たの?」 「実は、お友達のお母さんが、骨粗鬆症で骨折して、寝たきりに、なっちゃって。それで、わたしも、ちょっと心配で」 「あら、わたしも、同じよ。実は、義母が、骨折で入院していて」

骨密度測定の待合室で、わたしたちは、20分くらい、お話しました。

待合室を出るとき、智子さんが、こう言ってくれました。

「もしよかったら、お連絡先、交換しませんか」

わたしは、ドキドキしながら、はい、と答えました。

それから、智子さんとは、ショートメールで、たまに、近況を伝え合うように、なりました。

智子さんと会うのは、月1回くらい。 場所は、市の保健センターから近い、和食レストランで、ランチ。

智子さんは、おひとりなので、わたしと過ごす時間を、本当に、大事にしてくれます。

2人の友達と、出会った場所の共通点

由美子さんと、智子さんと、出会った場所には、共通点が、ありました。

それは、「ひとりで来ている人が、多い場所」だった、ことです。

図書館の読書会。 保健センターの待合室。

これらは、ご夫婦で来る人は、ほとんど、いません。

おひとり様で来ている、同年代の方と、自然に、隣り合うことが、できる場所でした。

これは、わたしには、思いがけない、発見でした。

「ひとりで参加する人が多い場所」が、新しい友達を作る、いちばんの、入り口だったのです。

3年で、わたしが学んだ、3つのこと

3年で、友達がゼロから2人になった、わたしが学んだことを、3つ、お伝えします。

学び① 「友達は、年齢で、作れなくなる」は、思い込み

62歳のときのわたしは、「もう、年だから、新しい友達は、できない」と、本気で、思っていました。

ですが、3年経って、それは、思い込みだった、と、わかりました。

由美子さんも、智子さんも、わたしと、同じ60代。 お互いに、新しい友達を、求めていました。

60代こそ、お互いに、「新しい友達がほしい」と感じている、年代でも、あるのです。

学び② 「家にいるだけ」では、出会えない

62歳のわたしは、家のなかに、いる時間が、ぐっと、増えていました。 家のなかに、いるだけでは、新しい人と、出会えません。

外に出て、ひとりで参加できる場所に、足を運ぶ。 これが、いちばん、大事なステップでした。

最初は、勇気が、要りました。 ですが、3回、4回と、足を運ぶうちに、自然と、慣れました。

そして、慣れた頃に、由美子さんと、智子さんに、出会いました。

学び③ 「最初の30分の沈黙」は、当たり前

由美子さんも、智子さんも、最初の出会いから、ぺらぺら、話したわけでは、ありません。

最初は、お互いに、5分とか、10分くらいの、軽い話だけ、でした。

そこから、徐々に、会う回数を、重ねて、深く話せるように、なりました。

「最初の30分で、深く話せない」のは、当たり前なのです。

回数を、重ねれば、徐々に、深まります。

これを、知っていれば、最初の「沈黙」に、絶望せずに、続けられます。

60代で友達ゼロの方へ

もし、いま、62歳のわたしと同じように、友達がゼロの方が、いらっしゃるなら、申し上げたいことが、3つあります。

ひとつめ: 「お一人様で参加する人が多い場所」を、選ぶ

図書館の読書会、市の保健センターの教室、公民館の単発講座、地元のサークル、文化施設の特別展。

これらは、お一人様で参加する人が、多いです。 新しい友達を作るには、こういう場所が、いちばん、入りやすいです。

ふたつめ: 「3ヶ月、通う」と、決める

最初の1回で、友達ができることは、稀です。 3ヶ月、定期的に、通うと、顔見知りができて、自然と、お茶友達が、生まれます。

「3ヶ月、通うこと」を、目標に、してみてください。

みっつめ: 「友達は、わたしから作る」と、決める

3年で気づいたのは、「相手から、誘ってくれることを、待っていてはいけない」、ということでした。

由美子さんも、智子さんも、わたしから、声をかけました。 「次回、お茶しませんか」「ランチ、ご一緒しませんか」と、わたしから、勇気を出して、伝えました。

恥ずかしい、けれど、自分から、動く。

これだけで、3年で、2人の友達が、できました。

さいごに

65歳のわたしは、お茶友達が、2人います。

夫以外の、話せる相手が、2人、いる。

これだけで、わたしの暮らしは、ぐっと、温かく、なっています。

朝、夫を見送ったあと、ふっと、由美子さんのことを、思います。 お昼に、ちょっと、智子さんの近況を、聞きたく、なります。

これだけで、わたしの1日が、ぜんぜん、違うのです。

「家にいて、夫と過ごすだけ」の暮らしと、「夫と過ごしながら、たまに、由美子さんと智子さんを思う」暮らし。

ぜんぜん、違います。

3年前のわたしには、想像できなかった、65歳の暮らしです。

これを読んでいる、60代の方も、3年後に、新しい友達が、2人いる暮らしを、ぜひ、目指してみてください。

3年なら、できます。

少なくとも、わたしは、できました。

なお、人間関係の作り方は、人によって違います。ご自分のペースで、無理なく、進めてください。

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