= COLUMN =
義母が入院した日、嫁のわたしがした準備
夫の母が転んで入院した、その日の夕方の電話から始まった数日間。入院の手続き、着替えや保険証の準備、親戚への連絡、そして嫁のわたしはどこまでやるのかという迷い。65歳のわたしが義母の入院で経験した準備と気づきを、体験からお伝えします。
夕方の、電話でした。
「お義母さんが、転んで、救急車で、運ばれました」
義母、88歳。
庭先で、転んで、足の骨を、折っての、入院でした。
受話器を、置いたあと、わたしは、しばらく、台所に、立ちつくして、いました。
何を、すれば、いいの?
誰に、連絡すれば、いいの?
嫁のわたしは、どこまで、やれば、いいの?
今日は、その、義母が入院した日から、数日間の、準備と、気づきの話を、お伝えします。
「義理の親の、入院に、直面したら」という方に、ひとつの参考に、なればと思います。
なお、これは、わたし個人の、体験です。ご家庭の事情や、病院によって、必要なことは、違います。あくまで、ひとつの話として、お読みください。
まず、夫に、動いてもらった
わたしが、最初に、したことは、意外に、思われるかも、しれません。
夫に、電話を、して、「あなたが、病院に、行って」と、頼んだことです。
義母の、入院です。
実の息子である、夫が、動くのが、筋。
以前の、わたしなら、反射的に、自分が、飛んで行って、いたと思います。
でも、別記事(義母の介護、嫁は『法律上は無関係』。距離をとった60代妻の話)を、地でいくような、経験を、まわりで、聞いていたので、最初の、一歩を、間違えないように、しました。
嫁が、最初から、全部、引き受けると、「入院のことは、お嫁さんが、やってくれる」が、当たり前に、なります。
夫が、病院と、やりとりを、して、わたしは、それを、手伝う。
その、順番を、最初に、つくることが、大事だと、思ったのです。
入院に、必要だったもの
とはいえ、実際の、準備は、手分けです。
病院から、言われた、入院に、必要なものを、夫と、義実家で、集めました。
- 保険証、おくすり手帳、診察券
- 印鑑(書類の、記入用)
- 着替え、下着(数日分)
- タオル、洗面用具
- 履きなれた、すべりにくい、靴
ここで、困ったのが、「どこに、何があるか、わからない」ことでした。
保険証は、どの引き出し? おくすり手帳は、どこ?
義母しか、知らない家の中を、夫と、ふたり、右往左往しました。
別記事(親が入院した日、わたしの最初の3時間でやったこと)にも、書かれていますが、保険証や、薬の情報の、ありかは、元気なうちに、聞いておくものだと、身にしみました。
親戚への、連絡は、夫から
入院した、ことを、誰に、いつ、知らせるか。
これも、悩みどころでした。
わたしたちは、こう、決めました。
- 夫の、きょうだいには、その日のうちに、夫から
- 親戚には、様子が、落ち着いてから、必要な範囲で
連絡は、すべて、夫の口から、してもらいました。
嫁のわたしが、知らせると、受け取る側にも、いろいろな、思いが、わきます。
「なんで、お嫁さんから?」と、なっては、あとが、面倒です。
身内のことは、身内から。
これも、最初に、決めて、よかったことの、ひとつです。
病室で、義母が、言ったこと
入院から、三日目。
わたしが、着替えを、届けに、行くと、義母は、ベッドの上で、小さくなって、いました。
「ごめんなさいねえ、お嫁さんに、こんなこと、させて」
いつもは、しっかりものの、義母の、その姿に、胸が、つまりました。
「何を、言ってるんですか。着替えを、届けるくらい、お安いご用ですよ」
そう、笑って、みせながら、わたしは、思いました。
嫁が、どこまで、やるかの、線引きは、大事。
でも、その線引きは、冷たさとは、違う。
できることを、できる範囲で、気持ちよく。
その、加減を、見つけるのが、嫁の、知恵なのかも、しれません。
退院後を、見すえて、動いた
入院中に、もうひとつ、やって、よかったことが、あります。
退院後の、暮らしの、準備です。
骨折した、88歳が、退院して、すぐ、元の、ひとり暮らしに、戻れるとは、思えません。
わたしたちは、入院中に、病院の、相談員さんに、退院後の、ことを、相談しました。
介護保険の、申請も、入院中に、進められると、教わって、夫が、手続きを、しました。
申請の、流れは、別記事(要介護認定、初めての申請。流れと準備をやさしく)に、書いたとおりです。
入院は、大変な、出来事ですが、これからの、暮らしを、家族で、考え直す、きっかけにも、なるのだと、思います。
さいごに
義母が、入院した日、嫁のわたしが、したことを、まとめると、こうなります。
- 最初の、窓口は、夫(実の息子)に、なってもらった
- 持ち物の、準備は、手分けして、手伝った
- 親戚への、連絡は、夫の口から
- 入院中に、退院後の、暮らしと、介護の、準備を、始めた
そして、何より、「どこまで、やるか」の、線引きと、「気持ちよく、手伝う」ことの、両立。
義理の親の、入院は、いつか、多くの家に、やってきます。
そのとき、慌てないように、保険証の、ありかや、おくすり手帳のことは、元気なうちに、それとなく、聞いておいてください。
そして、最初の、一歩は、ぜひ、ご主人から。
その、順番が、あとあとの、あなたを、守ってくれます。
義母との、距離感に、悩んでいる方は、別記事(義母との距離感に疲れた50〜60代妻の完全ガイド)も、あわせて、ご覧ください。
なお、ご家庭の事情は、それぞれです。ご自分の家に、合った、かたちを、ご夫婦で、話し合って、見つけてください。
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