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夫婦

65歳の夫婦が、本当に行ってよかった国内旅行3カ所

ヨバナシ編集部 読了 約6分

夫が定年退職してから、毎年2回、夫婦で国内旅行をするようになりました。3年で6カ所行ったうち、本当に『行ってよかった』と心から言えた3カ所をご紹介します。歩く距離が長すぎず、温泉があり、食事がおいしく、夫婦ふたりで静かに過ごせる場所を、65歳のわたしと夫の感覚で選びました。

夫が65歳で定年退職してから、わたしたち夫婦は、毎年2回、国内旅行をするようになりました。

行き先を選ぶ基準は、こうです。

  • 歩く距離が長すぎないこと
  • 温泉があること
  • 食事が地のものでおいしいこと
  • 静かにふたりで過ごせること
  • 移動時間が、家から3時間以内が理想

派手な観光地より、こういう「ふたりで静かに過ごせる場所」が、65歳のわたしと夫には、合っていました。

3年で、6カ所行きました。 そのうち、心から「行ってよかった」と言える、3カ所を、ご紹介します。

ご旅行先選びのご参考になれば、と思います。

注記:この記事は、わたしたち夫婦の2024年と2025年の旅行体験をもとに書いています。お宿、お料理、交通の状況は、シーズンや経年で変わります。ご旅行前には、必ず最新情報をご確認ください。

場所① 長野県・大町温泉郷

最初にご紹介したいのは、長野県の大町温泉郷です。

家から、車で約3時間。 電車なら、長野駅から特急で1時間ちょっとです。

何が良かったか、3つあります。

ひとつめは、「温泉地全体が、こぢんまりしている」ことです。

大町温泉郷は、お宿が10軒ほどしかない、静かな温泉地です。 大きな観光地のような、ガヤガヤした人通りもなく、夜は本当に静かでした。

ふたつめは、「温泉そのものの質」です。

わたしたちが泊まったお宿の温泉は、無色透明で、肌になじむ柔らかいお湯でした。 朝、夕、夜と、3回も入ってしまいました。

夫は、3年で6カ所行った中で、「ここのお湯がいちばん好きだった」と、いまでも言います。

みっつめは、「立山黒部アルペンルートの入口にある」ことです。

体力に自信があれば、立山黒部の自然を半日で楽しめる位置にあります。 わたしたちは、1日目に温泉、2日目に黒部ダム見学に行きました。

黒部ダムは、確かに少し歩きますが、要所要所にバスやトロリーがあって、65歳でも無理なく回れました。

お宿は、1泊2食付きで、ふたりで5万円ほどでした。 ハイシーズンを外すと、もう少し安くなります。

場所② 香川県・小豆島

ふたつめは、香川県の小豆島です。

家から、神戸まで新幹線で約2時間、神戸から高速船で1時間半、合計で4時間ほどです。

ちょっと遠いのですが、3時間ルールを破ってでも、行ってよかった場所でした。

何が良かったか、こちらも3つ。

ひとつめは、「島全体の景色が、本当に美しい」ことです。

オリーブの木があちこちに植えられていて、瀬戸内海の青い海と、灰緑色のオリーブと、白い建物。 歩いているだけで、心がふっと開きます。

夫は、もともと写真が好きで、3日間で400枚以上、写真を撮りました。

ふたつめは、「車で全部回れる」ことです。

レンタカーを借りて、3日間で島の主要なスポットを、ほぼ全部、回りました。 歩く距離は、各スポットで10分くらいなので、足の弱い方でも無理なく楽しめます。

主に回ったのは。

  • オリーブ公園(風車のあるあのスポット)
  • 二十四の瞳映画村
  • エンジェルロード(干潮時のみ歩ける海中の道)
  • 寒霞渓(かんかけい、山頂からの瀬戸内海の眺め)

みっつめは、「島の食事が、本当においしい」ことです。

特に、新鮮なお刺身、オリーブで育てた牛の料理、地のオリーブオイル、地のしょうゆ、これらを使った料理が、印象に残りました。

しょうゆ蔵を見学して、お土産にしょうゆを買って帰りましたが、帰ってからも、長く楽しめました。

お宿は、海沿いの温泉宿で、1泊2食付き、ふたりで6万円ほどでした。 3泊4日で、合計の旅費は、ふたりで約20万円。 65歳の夫婦で、年に1回の少し贅沢な旅行として、ちょうどよい予算でした。

場所③ 福島県・南会津・桧枝岐村(ひのえまたむら)

3つめは、福島県の南会津、桧枝岐村です。

家から、車で約3時間。 東京から、車で約4時間半です。

ここは、本当に「人がいない、静かな場所」でした。

何が良かったか、3つ。

ひとつめは、「人口500人の小さな村」だということです。

桧枝岐村は、人口500人ほどの、本当に小さな村です。 村にあるお宿も、10軒以下。 コンビニはありません。

最初は「不便かしら」と思いましたが、実際に行ってみると、この「静けさ」が、わたしと夫の心を、深いところで休めてくれました。

ふたつめは、「裁ちそば(たちそば)が、絶品」だったことです。

桧枝岐村の郷土料理「裁ちそば」は、そばを折りたたんで包丁で裁ち切る、独特の作り方のおそばです。 村のおそば屋さんで食べた裁ちそばは、わたしと夫が、3年で食べた中で、いちばんおいしいおそばでした。

帰る前に、5袋もお土産に買って、家に帰ってからも、しばらく楽しみました。

みっつめは、「尾瀬国立公園の入口にある」ことです。

尾瀬の自然を、軽い散策コースで楽しめる場所でもあります。

わたしたちは、片道40分のミニハイクで、尾瀬の入口の沼を見て、引き返しました。 本格的に尾瀬を歩くには、もっと体力が必要ですが、入口だけ見るなら、65歳でも無理ありません。

お宿は、家族経営の温泉宿で、1泊2食付き、ふたりで3万5,000円ほどでした。 お料理に、地の山菜、川魚、お蕎麦が出てきて、本当にあたたかい雰囲気でした。

行ってみて「もう一度は…」と思った3カ所

ついでに、3年で行った6カ所のうち、わたしたちが「もう一度は行かないかな」と思った3カ所も、正直にお伝えします。

ひとつめは、京都(嵐山周辺)。 京都は素晴らしい場所ですが、観光客が多くて、65歳の体には、歩く距離が長すぎました。

ふたつめは、北海道(札幌・小樽の2泊3日)。 新幹線でも飛行機でも遠く、移動だけで疲れてしまいました。本格的な北海道は、もう少し体力のあるうちに、若い頃に行っておくべきだったかもしれません。

みっつめは、沖縄(那覇市内2泊3日)。 飛行機の移動が65歳の体には負担で、観光地が広く広がっていて、ふたりで静かに過ごす感じではありませんでした。沖縄に行くなら、もっと郊外のリゾートホテルに何泊もする、というスタイルがよかったかもしれません。

これは、人によって好みが分かれるところです。 わたしたち夫婦には合いませんでしたが、お元気な方や、観光をたくさん楽しみたい方には、もちろん素晴らしい場所です。

65歳の夫婦旅行、わたしたちのコツ

3年で6カ所行って、わたしたちが見つけた、夫婦旅行のコツを、4つだけ。

ひとつめは、「ふたりとも、行きたい場所を1つずつ持ち寄る」ことです。 わたしの「行きたい場所」と、夫の「行きたい場所」を、毎回1つずつ。これで、お互いに納得した旅行になります。

ふたつめは、「移動日と観光日を、必ず分ける」ことです。 移動が長い日に、観光まで詰めると、65歳の体は本当に疲れます。3泊4日なら、最初と最後は移動日、真ん中の2日が観光日、というように分けています。

みっつめは、「2泊以上、同じお宿に泊まる」ことです。 毎日違うお宿に泊まると、荷物の出し入れだけで疲れます。同じお宿に2泊すると、ぐっと楽になります。

よっつめは、「現地ツアーに最低1つ参加する」ことです。 夫婦だけで観光すると、見落とすことが多いです。1日の半日でも現地ガイドさんのツアーに入ると、その土地の話を深く聞けて、印象が変わります。

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さいごに

65歳の夫婦旅行は、20代の頃の旅行とも、子育て時代の旅行とも、まったく違うものでした。

「楽しい」だけでなく、「ふたりで静かな時間を過ごす」「お互いのことを少し見直す」、そんな時間でした。

長野・小豆島・桧枝岐は、わたしたち夫婦に、それぞれ違う「静かさ」をくれました。

それぞれの場所で、わたしと夫は、家では話さない話を、ぽつりぽつりと話しました。

これからの10年、何回旅行できるか、わかりません。 ですが、できるだけ、その時間を、ふたりで作っていきたいと思っています。

なお、ご旅行先の選択、ご予算、移動手段は、それぞれのご家庭で大きく違います。記事内の費用や情報は、わたしたちが訪れた時のものですので、実際にご旅行を計画される際は、必ず最新の情報をご確認ください。

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