介護と仕事の両立、わたしが使った3つの制度
62歳まで働きながら、88歳の母の介護を続けた、いま65歳のわたしが、両立のために使った、3つの公的な制度を、お伝えします。介護休業、介護休暇、介護のための短時間勤務。それぞれの内容、申請の流れ、わたしの体験、公的な情報源を、丁寧にまとめました。働きながら介護をする方へ。
65歳のわたしは、62歳まで、パートで、働いて、いました。
そして、その間、88歳の母の、介護も、続けて、いました。
働きながらの、介護は、本当に、大変でした。
母が、急に、体調を、崩したとき。 母の、通院に、付き添うとき。 ケアマネさんとの、面談のとき。
そのたびに、仕事を、休まなければ、ならない。
「介護のために、仕事を、辞めるしかないのか」
何度も、そう、悩みました。
ですが、会社の、人事の方に、教えていただいた、3つの制度を、使うことで、わたしは、仕事を、辞めずに、介護と、両立することが、できました。
介護休業、介護休暇、介護のための短時間勤務。
今日は、その、3つの制度を、お伝えします。
「働きながら、介護を、している」「介護のために、仕事を、辞めるか、悩んでいる」と、感じている方に、ひとつの参考に、なれば、と思います。
重要なお断り:この記事は、わたし個人の体験です。制度の内容や、利用条件は、勤務先や、年度で、変わることが、あります。具体的なご相談は、必ず、勤務先の人事、または、お住まいの労働局などに、ご確認ください。
介護離職は、しないほうがいい
最初に、いちばん、大事なことを、お伝えします。
介護のために、仕事を、辞める「介護離職」は、できるだけ、しないほうが、いいです。
公的な情報源でも、こう案内されています。
仕事と介護を両立できる環境を整えることが重要であり、介護のために離職することは、本人の経済的基盤や、再就職の面からも、慎重に考える必要がある
介護離職をすると、こうなります。
- 収入が、なくなる(介護費用が、かかるのに)
- 介護が、終わったあと、再就職が、難しい
- 介護に、専念しすぎて、自分が、疲れ果てる
ですから、仕事を、辞める前に、まず、両立支援の制度を、使えないか、考えてください。
制度① 介護休業(まとまった期間、休む)
ひとつめが、介護休業です。
介護休業とは
家族の介護のために、まとまった期間、仕事を、休める制度です。
公的な情報源では、こう案内されています。
介護休業は、対象家族1人につき、通算93日まで、3回を上限に、分割して、取得することができる
- 対象家族1人につき、通算93日まで
- 3回まで、分割して、取れる
- 一定の条件を満たせば、雇用保険から、介護休業給付金(賃金の約67%)が、出る
わたしの、使い方
わたしは、母が、骨折で、入院・手術・リハビリを、したとき、介護休業を、使いました。
別記事(リハビリを始めた義母と、伴走した半年)のような、介護が、必要な時期。
最初の、ばたばたした時期に、約1ヶ月、介護休業を、取って、母の、入院の手続きや、リハビリの伴走に、専念できました。
そして、介護休業給付金で、賃金の、約67%が、出たので、収入の、心配も、ぐっと、減りました。
ポイント
介護休業は、「介護に、つきっきりに、なるため」ではなく、「介護の、体制を、整えるため」に、使うのが、おすすめ、です。
この1ヶ月で、ケアマネさんと、ケアプランを、整えて、介護サービスの、体制を、つくる。 そうすれば、介護休業のあと、仕事に、戻れます。
制度② 介護休暇(短時間、こまめに休む)
ふたつめが、介護休暇です。
介護休暇とは
介護休業が、まとまった期間、なのに対して、介護休暇は、短時間、こまめに、休める制度です。
公的な情報源では、こう案内されています。
介護休暇は、対象家族が1人の場合は年5日まで、2人以上の場合は年10日まで、1日または時間単位で、取得できる
- 対象家族1人なら、年5日まで
- 2人以上なら、年10日まで
- 1日単位、または、時間単位で、取れる
わたしの、使い方
わたしは、この介護休暇を、いちばん、よく、使いました。
- 母の、通院の、付き添い(半日)
- ケアマネさんとの、面談(2時間)
- 母の、デイサービスの、見学(半日)
- 母の、急な、体調不良への対応(1日)
時間単位で、取れるので、「午後だけ、休んで、母の通院に、付き添う」、という使い方が、できました。
これが、働きながらの、介護に、いちばん、役立ちました。
制度③ 介護のための、短時間勤務など
みっつめが、介護のための、短時間勤務などの制度です。
短時間勤務などとは
公的な情報源では、こう案内されています。
事業主は、介護のための、短時間勤務制度、フレックスタイム制度、時差出勤、介護費用の助成など、いずれかの措置を、講じることが、義務付けられている
- 短時間勤務(1日の労働時間を、短くする)
- フレックスタイム(出退勤の時間を、自由にする)
- 時差出勤(出退勤の時間を、ずらす)
これらの、いずれかを、勤務先は、用意する義務が、あります。
わたしの、使い方
わたしは、母の、介護が、いちばん、大変だった、1年間、短時間勤務を、使いました。
- 通常、1日6時間の、パートを、1日4時間に
- 午前中だけ、働いて、午後は、母の、介護に
収入は、ちょっと、減りましたが、仕事を、辞めずに、すみました。
そして、母の、状態が、落ち着いたあと、また、6時間勤務に、戻りました。
3つの制度を、使うための、準備
3つの制度を、使うための、準備を、お伝えします。
準備① まず、勤務先の、人事に、相談する
これらの制度は、法律で、定められた制度です。 一定の条件を満たせば、どの会社でも、使えます。
まず、勤務先の、人事の方に「家族の介護のために、両立支援制度を、使いたい」と、相談してください。
わたしは、人事の方に、相談して、ぜんぶの制度を、教えていただきました。
準備② 地域包括支援センターに、相談する
仕事と、介護の、両立の、相談は、地域包括支援センターでも、できます。
ケアマネさんと、いっしょに、「働きながら、介護を、続けるための、ケアプラン」を、つくってもらいました。
準備③ ひとりで、抱え込まない
働きながらの、介護は、本当に、大変です。
ひとりで、抱え込まないで、勤務先、ケアマネさん、家族、みんなに、頼ってください。
わたしは、弟とも、介護を、分担して、なんとか、両立できました。
公的な情報(参考)
仕事と介護の両立について、公的な情報源では、こう案内されています。
仕事と介護を両立するための制度として、介護休業、介護休暇、短時間勤務などがある。詳しくは、お近くの、都道府県労働局や、勤務先に、ご確認ください
ご自分の、勤務先で、使える制度は、必ず、人事の方に、ご確認ください。
さいごに
働きながらの、介護は、本当に、大変です。
ですが、「介護のために、仕事を、辞めるしかない」と、思い込む前に、まず、3つの制度を、思い出してください。
- 介護休業(まとまった期間、休む)
- 介護休暇(短時間、こまめに休む)
- 短時間勤務など(働き方を、変える)
この3つを、使えば、仕事を、辞めずに、介護と、両立できる可能性が、ぐっと、上がります。
わたしも、この3つの制度で、仕事を、辞めずに、母の介護を、続けられました。
そして、母の、介護が、落ち着いたあと、また、いつもの仕事に、戻ることが、できました。
介護離職は、できるだけ、しない。 両立支援の制度を、ちゃんと、使う。
これが、働きながら、介護をする方への、わたしからの、いちばんの、メッセージです。
なお、繰り返しになりますが、制度の内容や条件は、勤務先や年度で変わります。具体的なご相談は、必ず、勤務先の人事、または、労働局などに、ご確認ください。
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