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年金の繰り下げ受給、わたしたち夫婦が検討した話

ヨバナシ編集部 読了 約5分

年金は、受け取る時期を、遅らせると、額が増えます。65歳のわたしと夫が、年金の繰り下げ受給を、検討した経験から、繰り下げの仕組み、増える割合、メリットとデメリット、わたしたちが出した結論を、公的な情報と一緒にお伝えします。年金の受け取り方で迷う方へ。

65歳のわたしと、67歳の夫。

年金を、受け取る時期について、わたしたちは、ずいぶん、悩みました。

年金は、受け取る時期を、遅らせる(繰り下げる)と、毎月の額が、増えます。

「いつから、受け取るのが、いちばん、いいのか」

別記事(10年後の年金、65歳のわたしが計算してみた本当の数字)に書いた、年金の計算。

その中で、わたしと夫は、繰り下げ受給を、検討しました。

今日は、その、年金の繰り下げ受給について、わたしたちが、検討した経験を、お伝えします。

「年金を、いつから、受け取るか、迷っている」と、感じている方に、ひとつの参考に、なれば、と思います。

重要なお断り:この記事は、わたし個人の体験です。年金の繰り下げの判断は、個別の事情で、本当に違います。具体的なことは、必ず、日本年金機構の窓口、または、社会保険労務士さんに、ご相談ください。

年金の、繰り下げ受給とは

最初に、繰り下げ受給について、整理します。

公的な情報源では、こう案内されています。

老齢年金は、66歳以降に、受給開始を、遅らせる(繰り下げる)ことができ、繰り下げた月数に応じて、年金額が、増額される。増額率は、1か月あたり0.7%

日本年金機構「年金の繰下げ受給」

つまり、こういう仕組みです。

  • 年金は、原則65歳から、受け取る
  • 受け取りを、遅らせると、1か月あたり0.7%、年金額が増える
  • 最大、75歳まで、繰り下げできる(10年遅らせると、84%増)

たとえば、70歳まで、5年、繰り下げると、0.7% × 60か月 = 42%、年金額が、増えます。

これは、一度、繰り下げて、増額されると、その額が、一生、続きます。

繰り下げ受給の、メリット

繰り下げ受給の、メリットを、お伝えします。

メリット① 毎月の年金額が、増える

いちばんの、メリットが、これです。

70歳まで繰り下げれば、42%増。 75歳まで繰り下げれば、84%増。

長生きすればするほど、繰り下げた分が、お得に、なります。

メリット② 一生、増えた額が、続く

繰り下げで、増えた年金は、その後、ずっと、続きます。

長生きの時代、一生、増えた年金を、受け取れるのは、大きな、安心です。

繰り下げ受給の、デメリット

一方、デメリットも、ちゃんと、あります。

デメリット① 受け取りを、我慢する期間が、必要

繰り下げている間は、年金を、受け取れません。

70歳まで繰り下げるなら、65歳から70歳までの、5年間、年金なしで、暮らす必要が、あります。

その間の、生活費を、貯金などで、まかなえるか、が、ポイントです。

デメリット② 早く亡くなると、損になることも

繰り下げて、増額された年金を、受け取る前に、亡くなってしまうと、結果的に、損に、なることも、あります。

「何歳まで生きれば、得になるか」の、損益分岐点が、あります。

一般的に、70歳まで繰り下げた場合、81〜82歳くらいまで生きると、繰り下げたほうが、得、と言われます(あくまで目安)。

デメリット③ 税金や、保険料が、増えることも

年金額が、増えると、それに伴って、税金や、社会保険料(国民健康保険、介護保険)が、増えることが、あります。

「増えた年金額」が、まるまる、手取りに、なるわけでは、ない点も、注意が、必要です。

わたしたち夫婦が、検討したこと

わたしと夫は、繰り下げ受給を、こう、検討しました。

夫の場合

夫は、67歳。 65歳から、すでに、年金を、受け取り始めて、いました。

別記事(夫の定年延長で、わたしが書き直した家計計画)に書いた、夫の定年延長。

夫は、定年延長で、67歳まで、働いて、給料が、あったので、「年金を、繰り下げて、もっと、増やす」選択も、考えました。

ですが、夫は、健康に、少し、不安が、あったので、「無理に、繰り下げず、65歳から、受け取る」ことに、しました。

わたしの場合

わたしは、65歳。 これから、年金を、受け取り始める、ところでした。

わたしは、夫の年金と、夫の定年延長の給料が、あるうちは、自分の年金を、繰り下げても、暮らしていける。

そこで、わたしは、「自分の年金だけ、70歳まで、繰り下げる」ことを、検討しました。

夫婦で、出した結論

わたしと夫が、出した結論は、こうでした。

  • 夫は、65歳から、受け取る(健康の不安があるため)
  • わたしは、68歳まで、繰り下げる(夫の年金で、暮らせるうちは、繰り下げる)

「夫婦で、受け取り方を、変える」という、選択です。

夫の年金で、当面の暮らしを、支えながら、わたしの年金を、繰り下げて、増やす。

そうすれば、もし、夫が、先に、亡くなっても、わたしの、増えた年金で、ひとりの暮らしを、支えられます。

別記事(夫の年金、わたしが受け取れる遺族年金の試算)に書いた、遺族年金の試算も、踏まえての、判断でした。

繰り下げを、検討するときの、ポイント

わたしたちの、経験から、繰り下げを、検討するときの、ポイントを、お伝えします。

ポイント① 繰り下げ期間の、生活費が、あるか

繰り下げている間は、年金が、ありません。

その間の、生活費を、貯金や、ほかの収入で、まかなえるか。

これが、いちばんの、ポイントです。

ポイント② 健康状態を、考える

健康に、不安が、ある場合は、無理に、繰り下げず、早めに、受け取るのも、ひとつの選択です。

「長生きすれば、得」ですが、こればかりは、誰にも、わかりません。

ポイント③ 夫婦で、受け取り方を、考える

夫婦の場合、二人の、受け取り方を、組み合わせて、考えると、選択肢が、広がります。

わたしたちのように、「夫は早め、妻は繰り下げ」という、組み合わせも、できます。

ポイント④ 専門家に、相談する

繰り下げの、損得は、本当に、複雑です。

税金、社会保険料、遺族年金との関係。

必ず、年金事務所や、社労士さんに、相談して、自分たちのケースで、試算してもらうのが、安心です。

公的な情報(参考)

年金の繰り下げについて、公的な情報源では、こう案内されています。

年金の繰下げ受給を、検討する際は、ご自身の、健康状態や、家計の状況などを、考慮することが、大切。詳しくは、年金事務所などに、ご相談ください

日本年金機構「年金の繰下げ受給」

ご自分のケースは、必ず、専門家に、ご相談ください。

さいごに

年金の、繰り下げ受給は、毎月の額を、増やせる、魅力的な、選択です。

ですが、繰り下げ期間の、生活費、健康状態、損益分岐点など、考えるべきことも、たくさん、あります。

わたしと夫は、「夫は早めに、妻は繰り下げて」という、夫婦で、受け取り方を、変える、選択を、しました。

年金の、受け取り方に、正解は、ありません。

ご自分の、健康、家計、そして、夫婦の状況を、ぜんぶ、考えて、専門家に、相談しながら、いちばん、納得できる、受け取り方を、選んでください。

なお、繰り返しになりますが、年金の繰り下げの判断は、個別の事情で違います。具体的なことは、必ず、日本年金機構の窓口、または、社会保険労務士さんに、ご相談ください。

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