年金の繰り下げ受給、わたしたち夫婦が検討した話
年金は、受け取る時期を、遅らせると、額が増えます。65歳のわたしと夫が、年金の繰り下げ受給を、検討した経験から、繰り下げの仕組み、増える割合、メリットとデメリット、わたしたちが出した結論を、公的な情報と一緒にお伝えします。年金の受け取り方で迷う方へ。
65歳のわたしと、67歳の夫。
年金を、受け取る時期について、わたしたちは、ずいぶん、悩みました。
年金は、受け取る時期を、遅らせる(繰り下げる)と、毎月の額が、増えます。
「いつから、受け取るのが、いちばん、いいのか」
別記事(10年後の年金、65歳のわたしが計算してみた本当の数字)に書いた、年金の計算。
その中で、わたしと夫は、繰り下げ受給を、検討しました。
今日は、その、年金の繰り下げ受給について、わたしたちが、検討した経験を、お伝えします。
「年金を、いつから、受け取るか、迷っている」と、感じている方に、ひとつの参考に、なれば、と思います。
重要なお断り:この記事は、わたし個人の体験です。年金の繰り下げの判断は、個別の事情で、本当に違います。具体的なことは、必ず、日本年金機構の窓口、または、社会保険労務士さんに、ご相談ください。
年金の、繰り下げ受給とは
最初に、繰り下げ受給について、整理します。
公的な情報源では、こう案内されています。
老齢年金は、66歳以降に、受給開始を、遅らせる(繰り下げる)ことができ、繰り下げた月数に応じて、年金額が、増額される。増額率は、1か月あたり0.7%
つまり、こういう仕組みです。
- 年金は、原則65歳から、受け取る
- 受け取りを、遅らせると、1か月あたり0.7%、年金額が増える
- 最大、75歳まで、繰り下げできる(10年遅らせると、84%増)
たとえば、70歳まで、5年、繰り下げると、0.7% × 60か月 = 42%、年金額が、増えます。
これは、一度、繰り下げて、増額されると、その額が、一生、続きます。
繰り下げ受給の、メリット
繰り下げ受給の、メリットを、お伝えします。
メリット① 毎月の年金額が、増える
いちばんの、メリットが、これです。
70歳まで繰り下げれば、42%増。 75歳まで繰り下げれば、84%増。
長生きすればするほど、繰り下げた分が、お得に、なります。
メリット② 一生、増えた額が、続く
繰り下げで、増えた年金は、その後、ずっと、続きます。
長生きの時代、一生、増えた年金を、受け取れるのは、大きな、安心です。
繰り下げ受給の、デメリット
一方、デメリットも、ちゃんと、あります。
デメリット① 受け取りを、我慢する期間が、必要
繰り下げている間は、年金を、受け取れません。
70歳まで繰り下げるなら、65歳から70歳までの、5年間、年金なしで、暮らす必要が、あります。
その間の、生活費を、貯金などで、まかなえるか、が、ポイントです。
デメリット② 早く亡くなると、損になることも
繰り下げて、増額された年金を、受け取る前に、亡くなってしまうと、結果的に、損に、なることも、あります。
「何歳まで生きれば、得になるか」の、損益分岐点が、あります。
一般的に、70歳まで繰り下げた場合、81〜82歳くらいまで生きると、繰り下げたほうが、得、と言われます(あくまで目安)。
デメリット③ 税金や、保険料が、増えることも
年金額が、増えると、それに伴って、税金や、社会保険料(国民健康保険、介護保険)が、増えることが、あります。
「増えた年金額」が、まるまる、手取りに、なるわけでは、ない点も、注意が、必要です。
わたしたち夫婦が、検討したこと
わたしと夫は、繰り下げ受給を、こう、検討しました。
夫の場合
夫は、67歳。 65歳から、すでに、年金を、受け取り始めて、いました。
別記事(夫の定年延長で、わたしが書き直した家計計画)に書いた、夫の定年延長。
夫は、定年延長で、67歳まで、働いて、給料が、あったので、「年金を、繰り下げて、もっと、増やす」選択も、考えました。
ですが、夫は、健康に、少し、不安が、あったので、「無理に、繰り下げず、65歳から、受け取る」ことに、しました。
わたしの場合
わたしは、65歳。 これから、年金を、受け取り始める、ところでした。
わたしは、夫の年金と、夫の定年延長の給料が、あるうちは、自分の年金を、繰り下げても、暮らしていける。
そこで、わたしは、「自分の年金だけ、70歳まで、繰り下げる」ことを、検討しました。
夫婦で、出した結論
わたしと夫が、出した結論は、こうでした。
- 夫は、65歳から、受け取る(健康の不安があるため)
- わたしは、68歳まで、繰り下げる(夫の年金で、暮らせるうちは、繰り下げる)
「夫婦で、受け取り方を、変える」という、選択です。
夫の年金で、当面の暮らしを、支えながら、わたしの年金を、繰り下げて、増やす。
そうすれば、もし、夫が、先に、亡くなっても、わたしの、増えた年金で、ひとりの暮らしを、支えられます。
別記事(夫の年金、わたしが受け取れる遺族年金の試算)に書いた、遺族年金の試算も、踏まえての、判断でした。
繰り下げを、検討するときの、ポイント
わたしたちの、経験から、繰り下げを、検討するときの、ポイントを、お伝えします。
ポイント① 繰り下げ期間の、生活費が、あるか
繰り下げている間は、年金が、ありません。
その間の、生活費を、貯金や、ほかの収入で、まかなえるか。
これが、いちばんの、ポイントです。
ポイント② 健康状態を、考える
健康に、不安が、ある場合は、無理に、繰り下げず、早めに、受け取るのも、ひとつの選択です。
「長生きすれば、得」ですが、こればかりは、誰にも、わかりません。
ポイント③ 夫婦で、受け取り方を、考える
夫婦の場合、二人の、受け取り方を、組み合わせて、考えると、選択肢が、広がります。
わたしたちのように、「夫は早め、妻は繰り下げ」という、組み合わせも、できます。
ポイント④ 専門家に、相談する
繰り下げの、損得は、本当に、複雑です。
税金、社会保険料、遺族年金との関係。
必ず、年金事務所や、社労士さんに、相談して、自分たちのケースで、試算してもらうのが、安心です。
公的な情報(参考)
年金の繰り下げについて、公的な情報源では、こう案内されています。
年金の繰下げ受給を、検討する際は、ご自身の、健康状態や、家計の状況などを、考慮することが、大切。詳しくは、年金事務所などに、ご相談ください
ご自分のケースは、必ず、専門家に、ご相談ください。
さいごに
年金の、繰り下げ受給は、毎月の額を、増やせる、魅力的な、選択です。
ですが、繰り下げ期間の、生活費、健康状態、損益分岐点など、考えるべきことも、たくさん、あります。
わたしと夫は、「夫は早めに、妻は繰り下げて」という、夫婦で、受け取り方を、変える、選択を、しました。
年金の、受け取り方に、正解は、ありません。
ご自分の、健康、家計、そして、夫婦の状況を、ぜんぶ、考えて、専門家に、相談しながら、いちばん、納得できる、受け取り方を、選んでください。
なお、繰り返しになりますが、年金の繰り下げの判断は、個別の事情で違います。具体的なことは、必ず、日本年金機構の窓口、または、社会保険労務士さんに、ご相談ください。
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