= COLUMN =
夫の定年後、わたしの実家との距離が変わった話
夫が定年退職してから、わたしと、わたしの実家(母と弟)との距離が、変わりました。現役時代は、夫に遠慮して、なかなか帰れなかった実家。定年後、夫が、わたしの実家に、心を開いてくれた、その変化を、ゆっくり、お伝えします。同じく、夫と実家の関係に悩む方へ。
65歳のわたしには、88歳の母と、63歳の弟が、住む、実家が、あります。
車で、1時間半の、ところです。
実は、夫(67歳)が、現役で、働いていた頃、わたしは、なかなか、実家に、帰れませんでした。
夫に、遠慮して、いたのです。
「わたしの実家に、ばかり、帰ると、夫が、いい顔を、しないかもしれない」 「夫の、休みの日に、わたしだけ、実家に帰るのは、悪い」
そんな、ぼんやりとした、遠慮が、ありました。
ですが、夫が、定年退職してから、わたしと、実家との距離が、ぐっと、変わりました。
今日は、その、夫の定年後に、起きた、わたしと実家の、距離の変化を、お伝えします。
「夫に遠慮して、実家に、帰りにくい」「夫と、自分の実家の関係に、悩んでいる」と、感じている方に、ひとつの参考に、なれば、と思います。
現役時代、夫に、遠慮していた、わたし
夫が、現役で、働いていた、頃。
夫は、平日、朝から、晩まで、仕事。 休みは、土日だけ。
その、貴重な、土日に、わたしが、「実家に、帰ってくる」と、言うのは、なんとなく、気が、引けました。
夫は、口では「行ってきていいよ」と、言ってくれる。
ですが、わたしが、実家から、帰ってくると、夫は、ちょっと、不機嫌、なことが、ありました。
「俺の、休みの日に、ひとりにされた」
そんな、ぼんやりとした、空気を、感じて、わたしは、実家に、帰るのを、だんだん、控えるように、なりました。
母には、申し訳ない、と、思いながら。
夫が、定年退職した、その後
夫が、定年退職して、毎日、家に、いるように、なりました。
別記事(定年後夫婦の家事分担、3年で見つけた均衡)に書いた、定年後の、夫婦の、いろいろな、変化。
その中で、わたしが、いちばん、予想していなかったのが、夫と、わたしの実家との、関係の変化でした。
きっかけは、母の、骨折
夫が、定年して、半年。
わたしの母が、転んで、骨折しました。
別記事(リハビリを始めた義母と、伴走した半年)のような、大変な時期。
わたしは、母の、入院、手術、リハビリの、付き添いで、実家と、病院に、通い詰めました。
そのとき、夫が、こう、言ってくれたのです。
「俺も、いっしょに、行くよ。お義母さんのこと、心配だ」
わたしは、本当に、驚きました。
現役時代、わたしの実家に、あまり、関心を、示さなかった、夫が、自分から「いっしょに、行く」と、言ってくれた。
夫が、わたしの実家に、心を、開いた
母の、骨折を、きっかけに、夫は、わたしの実家に、ぐっと、心を、開いて、くれました。
夫が、してくれたこと
- 母の、お見舞いに、いっしょに、行く
- 母の、家の、力仕事(庭の手入れ、重いものの移動)を、手伝う
- 弟と、お酒を、飲みながら、母の介護のことを、相談する
- 母の、通院に、車を、出してくれる
夫が、わたしの実家に、こんなに、関わってくれるなんて、現役時代は、想像も、できませんでした。
夫が、こぼした、本音
ある日、夫が、こう、こぼしました。
「現役のときは、正直、お前の実家のことまで、気が、まわらなかった。仕事で、いっぱい、いっぱいで」
「でも、定年して、時間が、できて、ようやく、お前の家族のことも、ちゃんと、考えられるように、なった」
「お義母さんも、お義弟さんも、俺の、大事な、家族だもんな」
その、夫の言葉に、わたしは、涙が、出ました。
現役時代の、夫の、不機嫌は、わたしの実家が、嫌いだったから、ではなかった。 ただ、仕事で、心の余裕が、なかっただけ、だったのです。
わたしと、実家の、新しい距離
夫が、心を、開いてくれてから、わたしと、実家の距離は、ぐっと、近く、なりました。
いまの、わたしと実家
- 月に2回、夫と、いっしょに、実家に、帰る
- 母の、通院に、夫が、車を、出す
- 弟夫婦と、年に2回、いっしょに、食事
- お盆と、お正月は、夫と、実家で、過ごす
現役時代、遠慮して、年に、数回しか、帰れなかった実家に、いまは、夫と、堂々と、帰れる。
母も、こう、言って、喜んで、くれます。
「由紀子さんの、旦那さんが、こんなに、よくしてくれて、お母さん、本当に、ありがたい」
夫の定年が、夫婦に、くれた、いちばんの贈り物
夫の定年が、わたしと、夫の、夫婦に、くれた、いちばんの贈り物。
それは、「お互いの、実家を、いっしょに、大事にできる」、ことでした。
夫は、わたしの実家を。 わたしは、夫の実家を。
別記事(義姉と二人で、母を見送った、最後の一週間)に書いた、夫の母を、わたしが、看取ったこと。
お互いの、実家を、夫婦で、いっしょに、大事にする。
これが、定年後の、夫婦の、いちばん、深いところでの、絆に、なりました。
同じ悩みを持つ方へ
もし、いま、「夫に遠慮して、実家に、帰りにくい」と、感じている方が、いらっしゃるなら、申し上げたいことが、2つあります。
ひとつめ: 夫の不機嫌は、実家が嫌い、とは、限らない
現役時代の、夫の、ぼんやりとした、不機嫌。
それは、あなたの実家が、嫌いだから、では、ないかもしれません。
ただ、仕事で、心の余裕が、なかっただけ、かもしれない。
わたしの夫が、そうでした。
定年して、時間が、できれば、夫が、あなたの実家に、心を、開いてくれる、かもしれません。
ふたつめ: お互いの実家を、いっしょに、大事にする
夫の実家を、あなたが、大事にする。 あなたの実家を、夫が、大事にする。
お互いの実家を、夫婦で、いっしょに、大事にすることが、定年後の、夫婦の、いちばんの、絆に、なります。
焦らず、ゆっくり、その関係を、育ててください。
さいごに
夫の定年後、わたしと、実家の距離が、ぐっと、近く、なりました。
現役時代、遠慮して、なかなか、帰れなかった実家。
いまは、夫と、いっしょに、堂々と、帰れる。
夫が、わたしの母を、わたしの弟を、「大事な家族」と、言ってくれる。
これが、夫の定年が、わたしたち夫婦に、くれた、いちばんの、贈り物でした。
お互いの実家を、夫婦で、いっしょに、大事にする。
これからも、夫と、ふたりで、お互いの家族を、ちゃんと、大事にしながら、生きていきます。
なお、夫婦や、実家との関係は、ご家庭ごとに違います。ご自分のペースで、無理なく、関係を、育ててみてください。
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