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60代の体の小さな不調に効く、家でできるツボ3つ

ヨバナシ編集部 読了 約5分

65歳のわたしが、東洋医学のセミナーで教わって、3年家で続けている『3つのツボ』を、図解はないですがイメージとともに丁寧にお伝えします。胃の重さ、肩こり、足の冷え、それぞれに効くと言われるツボを、1日5分の自分ケアとして取り入れた記録です。

65歳になって、毎朝の体の小さな不調が、増えてきました。

胃が重い朝。 肩がガチガチに固まっている朝。 足の指先が、いつも冷たい朝。

病院に行くほどではない、でも、毎日少しずつ、わたしの生活を削っていく不調でした。

3年前、地元のカルチャーセンターで「シニアのための東洋医学」という1日セミナーに参加しました。

そこで、東洋医学の先生から教わった「家でできる3つのツボ」を、それからずっと続けています。

3年続けて、確かに、朝の体の重さが、ずいぶん変わりました。

この記事では、わたしが3年使っている、本当に効果を感じた3つのツボを、お伝えします。

重要なお断り:この記事は、東洋医学セミナーで教わった内容と、わたし個人の体験です。ツボ刺激の効果は人によって違います。持病のある方、妊娠中の方、強い症状がある方は、必ず医療機関や東洋医学の専門家にご相談のうえで、お試しください。

「ツボ」とは(60代向けに簡単に)

ツボ(経穴)は、東洋医学の考え方で、体の表面にある「気の通り道」のポイント、と言われています。

公的な情報源では、こう案内されています。

鍼灸では、東洋医学の理論に基づき、ツボ(経穴)を鍼や灸で刺激することで、自然治癒力を高め、症状の改善を図ります

厚生労働省 e-ヘルスネット「東洋医学」関連

家でのセルフケアでは、鍼を使うのではなく、指で軽く押す「指圧」が、いちばん安全だと、セミナーで教わりました。

押し方の基本は、こうです。

  • 親指の腹で、ツボの上に「軽く沈むくらい」の力で押す
  • 3秒押して、3秒離す、を5回繰り返す
  • 痛気持ちいい強さがちょうどよい
  • 強く押しすぎない、しなくていい

これを覚えておけば、3つのツボはすぐに始められます。

ツボ① 胃の重さに効く「足三里(あしさんり)」

最初にご紹介するのは、「足三里」です。

朝、胃が重くて朝食が進まないとき、わたしはこのツボを押します。

場所

膝のお皿の、外側の下のくぼみから、指4本分(人差し指から小指まで)下に、すねの骨のすぐ外側のあたり。

膝下から「とん、とん、とん、とん」と指4本下に手を置くと、すねの骨があります。 そのすぐ外側、すねの骨を指でなぞっていくと、ふっとへこむ場所が、足三里です。

最初、自分で探すのに少し時間がかかりますが、3日で見つけられるようになります。

押し方

椅子に座って、膝を90度に曲げて、両手の親指を足三里に当てます。

3秒押して、3秒離して、を5回。 左右両方の足、合計1分。

朝食前に押すと、胃の重さがふっと軽くなることが、わたしは多いです。

教わった効果

セミナーの先生によると、足三里は、胃腸の働きを整えるツボとして、東洋医学では昔から使われてきたそうです。 胃の重さ、食欲不振、お腹のはり、などにも使われるとのことでした。

旅人が長旅の前に灸をすえた、という話も聞きました。 それくらい、昔から使われてきたツボなのです。

ツボ② 肩こりに効く「肩井(けんせい)」

ふたつめは、「肩井」です。

肩こりがつらい夕方、わたしはこのツボを押します。

場所

首の付け根から、肩先までの、ちょうど真ん中あたりの、肩のいちばん高い場所。

自分でも、手で肩を触ると、なんとなく「ここがいちばん硬い」と感じる場所、それが肩井です。

押し方

右手で左の肩井、左手で右の肩井を、押します。

このとき、押すというより、「つまむ」感じです。 親指を肩の前、人差し指と中指を肩の後ろに当てて、軽くつまみます。

3秒つまんで、3秒離して、を5回。 左右両方、合計1分。

肩井は、肩こりがひどいときには、押すだけで痛気持ちよくて、思わず「うー」と声が出ます。

教わった効果

肩井は、肩こり、首こり、頭の重さなどに効くと言われています。 セミナーでは、「テレビを見ている時、本を読んでいる時、お風呂上がり、いつでも押せる」と教わりました。

ただし、妊娠中の方は、肩井を強く押すのは避けるように、と注意がありました。 60代のわたしには、その心配はもうないですが、念のため、お伝えしておきます。

わたしの追加の工夫

肩井を押したあとに、お風呂上がりに、肩の上にホットタオルを5分のせると、効果が長続きします。

ホットタオルは、お湯で濡らして絞ったタオルを、電子レンジで30秒温めるだけです。 お金もかからず、本当に楽になります。

ツボ③ 足の冷えに効く「太衝(たいしょう)」

3つめは、「太衝」です。

冬の朝、足先が冷たくて、靴下を3枚重ねても温まらないとき、わたしはこのツボを押します。

場所

足の親指と人差し指の骨を、足の甲のほうにたどっていくと、2つの骨が合流する手前の、ふっとへこむ場所。

足の甲の、親指と人差し指のあいだ、付け根から少し上(2〜3cm上)です。

最初、見つけにくいかもしれませんが、押すと「ジーン」とした感覚があるので、それで分かります。

押し方

椅子に座って、足を反対の膝にのせて、親指で押します。

3秒押して、3秒離して、を5回。 左右両方、合計1分。

押すと、足先がじわっと温かくなる感覚があります。

教わった効果

太衝は、足の冷え、足の疲れ、自律神経のバランスなどに、使われると言われています。

セミナーでは、こう教わりました。

「60代以降の女性に、いちばんおすすめのツボのひとつ」

足の冷えだけでなく、ストレスがたまっているときにも、よいとのことでした。

寝る前に押すと、その夜の眠りが、少し深くなります。

3つのツボ、わたしの1日の使い方

3つのツボを、わたしはこんなふうに、1日に組み込んでいます。

  • 朝食前: 足三里(胃の準備)
  • 夕方の家事の合間: 肩井(肩こり予防)
  • 寝る前のベッドの中: 太衝(足の冷え対策)

合計で、1日5分かかりません。

3年続けて、これが「ツボのおかげで体が整っている」のか、ただ「毎日体に意識を向けているから整っている」のか、正直、わたしには区別がつきません。

ですが、3年前のわたしと、いまのわたしを比べると、朝の体の重さは、確実に減りました。

何かが、効いているのです。

ツボを押すときの、3つの注意点

最後に、東洋医学の先生から教わった、ツボを押すときの注意点を、3つだけ。

ひとつめ、空腹時と満腹時は避ける。 食事の直後30分、空腹で頭がふらつく時は、ツボ押しを避けてください。

ふたつめ、痛みが強い時は弱める。 「痛気持ちいい」が目安です。「痛い」「我慢できない」と感じたら、すぐに力を弱めてください。

みっつめ、症状が改善しないなら、必ず病院へ。 ツボはあくまでセルフケアです。胃の不調、肩こり、足の冷え、これらが2週間以上ひどい状態なら、必ず医療機関で診てもらってください。ツボだけで治そうとしないことが、安全に使うコツです。

60代のセルフケア、いちばんやさしい入口

東洋医学は、難しいイメージがありますが、ツボ押しは、本当に誰でもできる、いちばんやさしいセルフケアです。

道具もいらない、お金もかからない、家でも、外でも、いつでもできる。

そして、60代の小さな不調に、薬を増やす前に、まず試せるものでも、あります。

3年続けたわたしから、お伝えしたいのは、「効果は、ゆっくり、確実に、来る」ということです。

1日で劇的に変わるものでは、ありません。 ですが、3年続けると、朝の体の重さが、ずいぶん変わります。

3つのツボから、今日、ひとつだけでも、始めてみてください。

なお、繰り返しになりますが、ツボ押しの効果は人によって違います。持病のある方、妊娠中の方、症状が強い方は、必ず医療機関や東洋医学の専門家(鍼灸師など)にご相談のうえ、お試しください。

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