熟年離婚後の住まい、賃貸か購入かで悩んだ話
65歳のわたしの友人が、熟年離婚のあと、新しい住まいを、賃貸にするか、購入するかで、3ヶ月、悩みました。それぞれのメリット・デメリット、60代の住宅ローンの現実、友人が最終的に選んだ理由を、公的な情報と一緒に、お伝えします。離婚後の住まいに悩む方へ。
65歳のわたしの友人、由美子さん(65歳)は、62歳のとき、熟年離婚を、しました。
別記事(熟年離婚した友人の、3年後の家計を聞いた話)にも書いた、由美子さんです。
離婚のとき、由美子さんが、いちばん、悩んだのが、新しい住まいでした。
財産分与で、まとまったお金を、受け取った由美子さん。
そのお金で、新しい家を、買うべきか。 それとも、賃貸で、暮らすべきか。
由美子さんは、3ヶ月、悩みました。
今日は、由美子さんが、賃貸か購入かで、悩んだ過程と、最終的に、選んだ理由を、お伝えします。
「熟年離婚のあとの、住まいを、どうするか」「賃貸か、購入か、悩んでいる」と、感じている方に、ひとつの参考に、なれば、と思います。
重要なお断り:この記事は、わたしの友人の個人体験です。住まいの選択や、住宅ローンの取り扱いは、人によって、本当に違います。具体的なご相談は、必ず、ファイナンシャルプランナーさんや、金融機関に、ご相談ください。
由美子さんの、離婚後の、お金の状況
最初に、由美子さんの、お金の状況を、整理します。
- 財産分与で、受け取った現金: 2,800万円
- 母の遺産: 1,500万円
- 現金資産の合計: 4,300万円
- 年金(年金分割込み): 月11万円
- お子さん: 2人、独立、関東在住
このお金で、新しい住まいを、どうするか。
由美子さんの、3ヶ月の、悩みが、始まりました。
賃貸の、メリットとデメリット
まず、由美子さんが、考えた、賃貸の、メリットとデメリットです。
賃貸の、メリット
- まとまったお金を、住居に、使わなくて、すむ(老後資金を、手元に、残せる)
- 身軽(将来、子どもの近くや、施設に、引っ越しやすい)
- 固定資産税、修繕費が、かからない
- 設備が、壊れても、大家さんが、直してくれる
賃貸の、デメリット
- 家賃を、ずっと、払い続ける(老後、収入が、減っても)
- 高齢になると、賃貸契約を、断られることが、ある
- 自分の、持ち物に、ならない
- 自由に、リフォームできない
由美子さんが、いちばん、心配したのが、「高齢になると、賃貸を、断られる」、ことでした。
高齢者の、賃貸の現実
公的な情報源でも、こう案内されています。
高齢者が、賃貸住宅を、探す際、保証人の問題や、大家の不安などから、入居を断られるケースがある。国は、住宅確保要配慮者に対する、賃貸住宅の供給の促進を、進めている
— 国土交通省「住宅確保要配慮者向け賃貸住宅(セーフティネット住宅)」
つまり、高齢者の、賃貸契約は、ハードルが、あるのが、現実、です。
ただし、国も、高齢者向けの、住宅セーフティネット制度を、進めています。 あらかじめ、こういう制度を、知っておくことも、大事、です。
購入の、メリットとデメリット
次に、由美子さんが、考えた、購入の、メリットとデメリットです。
購入の、メリット
- 自分の、持ち家になる(安心感)
- 家賃を、払い続けなくて、すむ
- 高齢でも、住まいを、追い出される心配が、ない
- 自由に、リフォームできる
- 子どもに、資産として、残せる
購入の、デメリット
- まとまったお金を、住居に、使う(老後資金が、減る)
- 固定資産税、修繕費が、かかる
- 引っ越しが、しにくい(身軽さが、なくなる)
- 将来、施設に入るとき、家が、負担になることも
60代の、住宅ローンの現実
由美子さんは、最初、「ローンを、組んで、もっと、いい家を、買おうか」とも、考えました。
ですが、60代の、住宅ローンには、現実が、あります。
- 多くの金融機関で、完済時の年齢が、80歳まで、などの制限
- 60代だと、借りられる、期間が、短い
- 年金収入だと、借りられる、金額が、限られる
由美子さんは、ローンを、組むのは、難しい、と、判断しました。
ですから、由美子さんの、選択は「手元の現金で、買える範囲の家を、現金で買う」か「賃貸」か、の、二択に、なりました。
由美子さんが、3ヶ月で、考えたこと
由美子さんは、3ヶ月、賃貸か購入かを、考えました。
考え① 老後資金は、どれくらい、残すべきか
由美子さんの、現金資産は、4,300万円。
もし、2,500万円の、中古マンションを、現金で買うと、手元に、残るのは、1,800万円。
「1,800万円で、これからの、20年、30年の、老後を、暮らせるか」
由美子さんは、ここを、いちばん、考えました。
考え② 健康と、介護のこと
由美子さんは、いま、65歳で、元気。
ですが、80代、90代に、なったとき、施設に、入る可能性も、あります。
「持ち家だと、施設に入るとき、家を、どうするか、問題になる」 「賃貸だと、身軽に、施設に、移れる」
ここも、悩みました。
考え③ 子どもに、何を、残したいか
由美子さんの、お子さんは、2人とも、関東で、持ち家が、あります。
「子どもに、田舎の家を、残しても、負担になるだけかも、しれない」
由美子さんは、そう、考えました。
由美子さんが、最終的に、選んだのは「購入」
3ヶ月、悩んで、由美子さんが、最終的に、選んだのは、購入でした。
別記事に書いた通り、由美子さんは、2,500万円の、中古マンション(2DK)を、現金で、買いました。
由美子さんが、購入を、選んだ理由
ひとつめは、高齢になっても、住まいを、追い出される心配が、ない、ことです。
由美子さんが、いちばん、重視したのが、これでした。 「ひとりで、生きていくのに、住まいの不安だけは、なくしたかった」
ふたつめは、家賃を、払い続けなくて、すむ、ことです。
月11万円の、年金で、家賃を、払い続けるのは、不安。 持ち家なら、管理費と、固定資産税だけ。
みっつめは、手元に、1,600万円、残せた、ことです。
2,500万円の、マンションを、買っても、老後資金が、1,600万円、残った。 「これくらい、残れば、なんとか、なる」と、判断した。
由美子さんの、購入の、工夫
由美子さんは、購入で、こういう工夫も、しました。
- 駅近(将来、車を、手放しても、暮らせる)
- バリアフリーに、近い、新しめのマンション
- 2DK(ひとり暮らしに、ちょうどいい広さ、管理費も、安め)
- 売りやすい立地(将来、施設に入るとき、売却もできる)
「将来、施設に入るときは、売却して、その費用に、充てる」
由美子さんは、そう、考えて、売りやすい物件を、選びました。
賃貸が、向いている人、購入が、向いている人
由美子さんの、悩みから、わたしが、整理した、向き不向きを、お伝えします。
賃貸が、向いている人
- 老後資金を、手元に、多く、残したい
- 将来、子どもの近くや、施設に、引っ越す可能性が、高い
- 身軽に、暮らしたい
- 高齢者向けの、賃貸の選択肢を、調べる余裕が、ある
購入が、向いている人
- 住まいの不安を、なくしたい
- 家賃を、払い続けるのが、不安
- 現金で、買える範囲の、物件がある
- 将来、売却も、視野に入れられる、立地を選べる
どちらが、正解、というものでは、ありません。 ご自分の、お金の状況、健康、家族のことを、ぜんぶ、考えて、選ぶこと、が、大事です。
公的な情報(参考)
高齢者の住まいについて、公的な情報源では、こう案内されています。
高齢期の住まいには、持ち家、賃貸、サービス付き高齢者向け住宅など、さまざまな選択肢がある。ご自身の、健康状態や、経済状況に応じて、検討することが大切
ご自分の、住まいの選択は、必ず、専門家(FP、不動産会社)に、相談しながら、慎重に、進めてください。
さいごに
熟年離婚のあとの、住まいを、賃貸か、購入かで、悩んだ、由美子さん。
3ヶ月、悩んで、由美子さんは、購入を、選びました。
「住まいの不安だけは、なくしたかった」
これが、由美子さんの、いちばんの、決め手でした。
賃貸にも、購入にも、それぞれ、メリットと、デメリットが、あります。
大事なのは、ご自分の、お金、健康、家族のことを、ぜんぶ、考えて、自分が、いちばん、安心できる選択を、すること。
熟年離婚のあとの、住まいに、悩んでいる方は、ぜひ、賃貸と購入、両方を、ゆっくり、比べて、ご自分に、合った選択を、見つけてください。
なお、繰り返しになりますが、住まいの選択や、住宅ローンは、人によって違います。具体的なご相談は、必ず、FPさんや、金融機関に、ご相談ください。
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