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夫婦

ふたり暮らしの夕飯、定年後の60代夫婦の3パターン

ヨバナシ編集部 読了 約5分

夫が定年退職して1年。ふたり暮らしの夕飯のかたちが、3つに整いました。月曜から金曜のメインのかたち、週末の少し変えるかたち、月1回の手抜きのかたち。65歳の妻が、夫の退職後に試行錯誤して、ようやくたどり着いた、無理しない夕飯ローテーションを、具体的にお伝えします。

夫が65歳で定年退職して、1年が経ちました。

夫の退職後、いちばん変わったのが、夕飯のかたちでした。

現役時代の夫は、夜8時、9時に帰ってくる人でした。 夕飯は、夫の分だけ取り分けて、ラップしてレンジで温める、ことが多かったのです。

それが、定年退職を境に、夫は毎晩、家にいるようになりました。 夕飯は、必ず、ふたりで一緒に、6時半に食べる。

これが、思っていたより、わたしには、しんどかったのです。

毎日、夫の好みも考えて、ちゃんと作って、ふたりで食卓に座る。 1日も休めない、365日続く、夕飯作り。

1年かけて、わたしは試行錯誤して、ようやく3つのパターンに整いました。

この記事では、わたしの3パターンを、具体的にお伝えします。

お断り:この記事は、わたしと夫の2人世帯の話です。ご家族の人数、健康状態、好みによって、合うかたちは違いますので、ヒントとして、お読みください。

夫の定年後、夕飯のしんどさ

まず、わたしが「夕飯がしんどい」と感じた理由を、3つ整理します。

ひとつめ、毎日、メニューを考えなければならないこと。 現役時代は、夫がいない日も多く、わたしひとりの夜は、簡単に済ませていました。退職後は、毎日、夫の分も考えて、ちゃんと作る必要があります。 これが、毎日続くと、メニューを考えるだけで、夕方の30分が消えていきます。

ふたつめ、夫の好みを、毎日反映しなければならないこと。 夫は、お肉が好き、揚げ物が好き、薄味が苦手。これに対して、わたしはお魚が好き、煮物が好き、薄味が好み。毎日、夫の好みに寄せると、わたしの食事が、夫の好みに引っ張られていきます。

みっつめ、土日も休めないこと。 現役時代は、夫が土日に外でお昼を済ませてくれることもありました。退職後は、土日もぜんぶ家で食事。365日、休みがありません。

この3つで、最初の半年、わたしは夕飯のことを考えるだけで、ため息が出る毎日でした。

パターン① 平日のメイン:「3菜+ご飯」の固定ローテ

最初に整えたのが、平日のメインのかたちでした。

平日5日(月〜金)、わたしは「3菜+ご飯」のかたちに、固定しました。

3菜の中身は、こうです。

  • 主菜(肉か魚): 1品、毎日違う
  • 副菜A(温かいもの・煮物か炒め物): 1品
  • 副菜B(冷たいもの・サラダか酢の物): 1品

これに、ご飯と、お味噌汁と、お漬物。

これが、月〜金の固定の「型」になりました。

ポイントは、副菜AとBは、週単位で「型」を決めること。

  • 副菜A(温かいもの)の例:

    • 月: ひじきの煮物
    • 火: ほうれん草のおひたし
    • 水: 切り干し大根の煮物
    • 木: かぼちゃの煮物
    • 金: 高野豆腐の煮物
  • 副菜B(冷たいもの)の例:

    • 月: 大根サラダ
    • 火: トマトとモッツァレラ
    • 水: 酢の物(きゅうりとわかめ)
    • 木: 春雨サラダ
    • 金: もずく酢

副菜は、ほぼ「曜日固定」にしてしまうのです。

これだけで、夕方の「何を作ろうかな」という悩みが、ほぼゼロになりました。 考えるのは、主菜だけ。

主菜は、ストックしている冷凍肉と、冷蔵庫のお魚から、その日の気分で選びます。

パターン② 週末のかたち:「ホットプレート」か「鍋」

土日は、わたしは、ほぼ料理を「ちゃんと」しません。

土日のメインは、ホットプレートか、鍋。 このどちらかに、固定しています。

土曜の例: ホットプレート

  • 焼きそば(野菜たっぷり、豚肉)
  • お好み焼き
  • 鉄板焼き(肉、野菜、シーフード)

ホットプレートに、夫が好きな食材を、わたしが切って並べる。 あとは、夫が、ホットプレートで焼くのを担当。

わたしは、お味噌汁とご飯を準備して、テーブルに座って、夫が焼いてくれるのを待ちます。

夫が、自分で食材を焼いて、わたしのお皿に乗せてくれる、というのが、土曜の夜の楽しみ、になりました。

日曜の例: 鍋

  • 寄せ鍋
  • しゃぶしゃぶ
  • 水炊き
  • すき焼き(月1回)

鍋の準備は、わたしが、切るだけ。 あとは、ふたりで、テーブルで作りながら食べる。

鍋の良いところは、3つあります。

ひとつめ、洗い物が少ない。 ふたつめ、野菜がたっぷり食べられる(夫も野菜が増える)。 みっつめ、ふたりで「もうちょっと火を強くしようか」と話しながら食べられる。

土日の夕食が、ホットプレートと鍋に固定されて、わたしの週末の負担は、ぐっと、軽くなりました。

パターン③ 月1回の手抜き:「お惣菜の日」or「外食」

最後に、月1回、絶対に守っている日が、あります。

「お惣菜の日」、または「外食の日」。

お惣菜の日

スーパーのお惣菜コーナーで、お惣菜を3〜4品買って、お皿に並べる。

具体的には、こんな感じです。

  • 揚げ物(コロッケ、唐揚げなど)
  • 煮物(肉じゃが、筑前煮など)
  • サラダ(ポテトサラダ、グリーンサラダなど)
  • お赤飯 or おにぎり

合計で、ふたり分で1,500円くらい。

外食より、ずっと安いです。 そして、わたしは台所に立たない。

これを月1回、必ずやります。 特に、月の真ん中の水曜日、と決めています。 体力的に、ちょうど一息つきたい時期だからです。

外食の日

月1回(主に土曜)、夫とふたりで、近所のお店で外食します。

ファミレスでも、回転寿司でも、定食屋さんでも、何でも構いません。 ふたりで、3,000円〜5,000円の予算。

外食の良いところは、わたしの体力が回復することだけでなく、夫との「家の外での時間」が持てることです。

家の中だと、お互いに、いつもの会話パターンになってしまいます。 外食すると、不思議と、いつもと違う話題が出ます。

「あのお店、雰囲気いいね」 「メニュー、いろいろあるね」 「来月も来よっか」

そんな、軽い会話が、夫婦の関係の小さな潤滑油になっています。

3パターンを回す、わたしの1週間

3つのパターンを、わたしは、1週間でこう組み合わせています。

  • 月〜金: 平日の3菜+ご飯(パターン①)
  • 土: ホットプレート or 外食(パターン②または③)
  • 日: 鍋(パターン②)
  • 月1回(水or木): お惣菜の日(パターン③)

これで、夕飯作りの負担が、現役時代の感覚に、ほぼ戻りました。

「毎日、ちゃんと、ふたり分の食事を作らなきゃ」というプレッシャーから、解放されたのです。

食材の買い物も、ローテに

ついでに、買い物のローテも、整えました。

  • 週1回(土曜の朝): メインのスーパーで、1週間分の食材
  • 週1回(木曜の夕方): 近所のスーパーで、足りないものを補充
  • 週1回(日曜の夕方): 来週分のホットプレートか鍋の食材

これも、固定しています。

「いつ買うか」を決めると、買い物の負担も、ぐっと減ります。

夫が、5年前のわたしを支えた

実は、この3パターン体制は、夫の協力なしには、成り立ちませんでした。

夫は、土曜のホットプレートを「焼く」役を、自分から引き受けてくれました。 日曜の鍋では、お肉を取ったり、ポン酢を作ったり、自然と分担してくれます。 月1回のお惣菜の日も、「今日は楽しよう」と、夫が言ってくれます。

「定年退職した夫は、家事に協力的でない」と、よく聞きます。 ですが、わたしの夫は、わたしが「しんどい」とちゃんと伝えたら、変わってくれました。

夫に「しんどい」を、ちゃんと伝えること。 これが、夕飯のかたちを変える、いちばんの鍵だったのかもしれません。

同じ世代の方へ

もし、いま、ご主人の定年退職後、夕飯がしんどいと感じている方がいらっしゃるなら、3パターン体制を、ぜひ試してみてください。

  • 平日のメイン: 副菜の曜日固定
  • 週末: ホットプレートか鍋
  • 月1: お惣菜か外食

特に、副菜の曜日固定は、効きます。 「毎日、何を作ろうかな」がほぼゼロになると、夕方の30分が、ぐっと、楽になります。

夕飯は、定年退職後の20年、30年、ずっと続きます。

無理せず、続けられるかたちを、一度、整えてみてください。

夫も、たぶん、それを、悪く言いません。

なお、食事の好みやアレルギーは、それぞれのご家庭で違います。ご自分の体調や、ご家族の好みに合わせて、調整してください。

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