ヨバナシ —女たちの秘密会議
楽しみ・ひとり時間

60代スマホで生活が変わる5つの活用|QR決済・LINE

ヨバナシ編集部 読了 約7分

60代女性のスマホ利用率は90%超え、QR決済も過半数が利用しています。電話とLINEだけで終わらせず、生活が変わる5つの活用(QR決済・LINE家族グループ・Google地図・健康アプリ・防災情報)を、最初の設定手順とあわせて初心者向けに解説します。

「スマホを使ってはいるけど、電話とLINEくらい」

60代女性に多いのが、この使い方です。でもNTTドコモ モバイル社会研究所の2024年調査では、60代のQR決済利用率がついに過半数を超えたというデータが出ています。シニアもスマホをもっと活用する時代に入っています。

この記事では、生活が劇的に変わる5つのスマホ活用を、初期設定の手順とともに60代初心者向けにまとめます。今日から1つだけ試してみてください。

全体像から把握したい方へ:この記事は「楽しみ・ひとり時間」シリーズの一部です。生活費、趣味、スマホ活用、一人外出、一人旅、健康とお金の備えまでを7場面で整理した 60代から始める『自分時間』の完全ガイド もあわせてどうぞ。

60代のスマホ利用、現在地

利用率は90%超え

日経クロストレンドの記事によれば、シニアのスマートフォン利用率は90%を超えています。「ガラケー世代」は急速に減少。

よく使うアプリ

  • 電話:74.4%
  • メール:75.1%
  • LINE:74.3%
  • カメラ:60%以上

つまり、電話・メール・LINE・カメラ以外の機能は、まだ60代の半分しか使っていない。ここに伸びしろがあります。

生活が変わる5つの活用

活用1:QR決済(PayPay・楽天Pay)で財布が軽くなる

60代の利用率が急上昇中

2024年調査で、60代前半のQR決済利用率は前年比+8ポイント、60代後半は+7ポイントと急増(NTTドコモ研究所)。理由はシンプル:

  • 小銭を出す必要がなく、レジが速い
  • 残高がスマホで一目で見える
  • ポイントが自動で貯まる
  • 各種クーポンが受け取れる

始める手順(PayPayの場合)

  1. アプリストアからPayPayアプリをダウンロード
  2. 電話番号で登録(SMS認証)
  3. 銀行口座またはセブン銀行ATMでチャージ
  4. レジで「PayPayで」と告げ、QRコードを店員に見せる、または店のQRを読み取る

最初は1,000円だけチャージして、コンビニで使ってみるのが◎。

注意点

  • 残高チャージ式は一度に大金を入れない(紛失リスク)
  • クレジットカード連携は便利だが、慎重に
  • 怪しい「PayPay使えます」店舗には注意

活用2:LINE家族グループで離れた家族と毎日つながる

「電話より気軽」が世代を超える

子・孫・きょうだいでLINEグループを作ると、毎日の小さな出来事を共有できます。電話は迷惑かも、と遠慮する必要なし。

設定手順

  1. LINEを開く → 右上の「+」ボタン
  2. 「グループ」を選択
  3. 家族のLINEアカウントを選んで招待
  4. グループ名を「◯◯家LINE」など
  5. プロフィール画像を設定(料理写真など)

使い方アイデア

  • 朝の挨拶:「おはよう」スタンプ1個
  • 孫の写真:子供から週1で送ってもらう
  • 病院の予定共有:「今日◯◯病院、午後3時」と一報
  • 災害時の安否確認:地震の後に「無事です」と一斉返信

活用3:Google マップで「行ったことない場所」も怖くない

一人外出の幅が広がる

  • 知らない駅・病院・お店への道案内
  • 電車の乗り換え案内
  • 近くのカフェ・トイレを瞬時に検索
  • 旅行先で迷わない

60代に特におすすめの機能

  • ストリートビュー:行く前に「実際の景色」が見える、安心感
  • 保存リスト:行きたい場所をブックマーク
  • 音声案内:歩きながら聞ける(イヤホン推奨)
  • オフラインマップ:通信圏外でも使える

始める手順

  1. 「Google マップ」アプリ(多くのスマホに最初から入っている)
  2. 検索窓に行きたい場所を入力(病院名、お店名)
  3. 「経路」をタップ → 出発地を「現在地」、移動手段を選ぶ(徒歩・公共交通)
  4. 表示された経路を見ながら出発

活用4:健康記録アプリで、医者との会話が変わる

60代の通院頻度は増える

血圧・体重・歩数・睡眠時間をスマホで自動記録しておくと、診察時に医師に正確に伝えられます。

おすすめアプリ

  • iPhone標準「ヘルスケア」:歩数自動カウント、心拍数(Apple Watch併用なら)
  • Google Fit(Android):歩数・運動時間
  • オムロン connect:オムロンの血圧計と連携、自動記録
  • タニタの健康管理:体重・体脂肪と連携

医師への活用

「先生、ここ1ヶ月の血圧、平均135/85なんです。スマホで毎日測ってます」

この一言で、診療の精度が大幅に上がります。血圧手帳の代わりにスマホが標準になりつつあります。

活用5:防災情報・天気情報で、自分と家族を守る

60代こそ防災アプリが必須

地震・台風・豪雨で被害を受けやすいのは高齢者。事前情報をスマホで受け取るだけで、避難の判断が早くなります。

推奨アプリ

  • Yahoo!防災速報:地震・大雨・避難情報を即時通知
  • NHKニュース・防災:信頼性高い
  • 特務機関NERV防災:地震・気象情報の早さで定評

設定手順(Yahoo!防災速報)

  1. アプリストアで「Yahoo!防災速報」をダウンロード
  2. 自宅・実家など、よく行く地域を3つまで登録
  3. 通知設定で「震度3以上」「大雨警報」など、知りたい項目を選ぶ
  4. 完了

これで、実家の地震を東京にいる娘が即座に知ることができます。

困ったときの相談先

公的サポート

  • 総務省「デジタル活用支援事業」(公式ページ):全国の公民館などで無料スマホ講座
  • 携帯ショップのシニア向け教室:docomo・au・SoftBankが定期開催
  • 自治体のシニアIT相談窓口:市区町村に問い合わせ

民間講座

  • カルチャーセンター(NHK、朝日など):「シニアのためのスマホ活用講座」
  • シニア向けPC・スマホ教室:地域に必ずある
  • 家族から教わる:娘・息子・孫に教えてもらうのが一番早い

64歳・美智子さん(仮名)の3ヶ月変化

美智子さんは「電話とLINEしか使えない」と思い込んでいましたが、娘の勧めで1ヶ月に1つずつ新しい使い方を覚えました。

1ヶ月目:PayPay

  • 近所のコンビニで使えるようになった
  • 「お財布忘れたわ」と思っても、スマホがあれば大丈夫

2ヶ月目:Google マップ

  • 一人で初めての美容院に行けた
  • 「迷子になったらどうしよう」の不安が消えた

3ヶ月目:Yahoo!防災速報

  • 実家の母(85歳・別の県)の地震情報を即座に把握
  • 「お母さん、震度3だったね、大丈夫?」と電話できる

「スマホ1つで、行動範囲が3倍になった。60代でこれ。70代になったらもっと使いこなしたい」

60代スマホ活用の3つのコツ

コツ1:1度に1つだけ覚える

新しいアプリを一気に増やすと、混乱します。1ヶ月に1つの機能を確実に身につけるのが、長く続く秘訣。

コツ2:使う場面を決める

「QR決済はコンビニだけ」「Google マップは病院に行くときだけ」など、使う場面を限定するとマスターしやすい。

コツ3:分からないことはすぐ聞く

家族・友人・店員・教室の先生に、遠慮なく聞くこと。60代でスマホを学び始めるのは普通のこと、恥ずかしいことではありません。

同じシリーズの他の話

関連記事

相談できる窓口

  • 総務省 デジタル活用支援推進事業:全国の無料講座
  • 携帯ショップ:docomo・au・SoftBankで定期開催
  • 市区町村のシニアIT相談:自治体ホームページで検索

秘密会議のみなさんへ

  • 60代スマホ利用率は90%超、でも電話・LINE中心が多数派
  • 生活が変わる5つ:QR決済/LINE家族グループ/Googleマップ/健康アプリ/防災速報
  • 1ヶ月に1つだけ、確実に身につける
  • 使う場面を限定するとマスターしやすい
  • 分からないことはすぐ聞く、恥ずかしくない

スマホは「孫世代のもの」ではなく、60代こそ恩恵を受けられるツールです。今日、まずPayPayをダウンロードしてみてはいかがですか。


※本記事は一般的な情報提供です。アプリや決済サービスの詳細は、各社公式サイトでご確認ください。

= 関連する夜話 =

楽しみ・ひとり時間

人生後半戦を穏やかにしてくれた、わたしの3つの言葉

65歳。これからの15年、20年をどう生きるか、ふと不安になる夜があります。そんな夜、わたしを支えてくれる3つの言葉を、本やお寺で出会った時のエピソードとともにお伝えします。新しい言葉ではなく、昔からあった言葉が、60代になって初めて、わたしの心に届きました。

#60代 #人生後半 #言葉

楽しみ・ひとり時間

60代のひとり時間、わたしの『土曜の昼』の過ごし方

65歳のわたしの、土曜の昼の3時間。夫がゴルフに出かけている、ひとりの貴重な時間を、3年かけて、いまの形に整えました。家のなかでの、ささやかな、ひとり時間の作り方を、お伝えします。お金もかからず、特別な準備もいらない、60代女性のひとり時間の作法です。

#60代 #ひとり時間 #土曜

楽しみ・ひとり時間

60代の足がつる、わたしが続けている予防の工夫

夜中に、足がつって、目が覚める。60代になって増えた、こむら返り。いま65歳のわたしが、続けている、予防の工夫を、体験としてお伝えします。水分、ストレッチ、体を冷やさない工夫。あくまで個人の体験ですが、同じく足がつる方のヒントに。受診を考える目安も書きました。

#60代 #こむら返り #足がつる

楽しみ・ひとり時間

60代の耳の聞こえ、わたしが気をつけている3つのこと

60代になって、テレビの音が大きいと言われたり、聞き返しが増えた、いま65歳のわたし。耳の聞こえと向き合うために、わたしが気をつけている3つのことを、体験としてお伝えします。早めの耳鼻科受診、聞こえやすい環境づくり、補聴器への考え方。受診の目安も書きました。

#60代 #耳 #聞こえ