= COLUMN =
長年の友人と、意見が合わなくなった時のこと
40年来の親友と、政治や生き方の話で、意見が合わなくなった65歳のわたし。距離を置くべきか、それでも付き合い続けるべきか、悩んだ末にたどり着いた、長年の友人との『違いを抱えたまま付き合う』方法を、ゆっくりお伝えします。同じように友人関係に悩む方へ。
65歳のわたしには、40年来の、親友が、います。
恵美子さん(65歳)。 20代の、職場で、出会って、それから、ずっと、いちばんの、親友でした。
ですが、ここ数年、恵美子さんと、意見が、合わなくなる、ことが、増えました。
政治の話。 生き方の話。 お金の使い方。 子どもや、孫への、考え方。
若い頃は、何でも、同じだと、思っていたのに、年を重ねて、お互いの、考え方の違いが、はっきり、見えてきたのです。
「こんなに、考えが、違ったかしら」
わたしは、戸惑いました。
そして、悩みました。 このまま、距離を、置くべきか。 それとも、付き合い続けるべきか。
今日は、その、長年の友人と、意見が合わなくなった時の、わたしの、悩みと、たどり着いた答えを、お伝えします。
「長年の友人と、合わなくなってきた」と、感じている方に、ひとつの参考に、なれば、と思います。
きっかけは、ささいな会話
恵美子さんと、意見が、合わないと、はっきり、感じたのは、ある日の、お茶の席でした。
最近の、ニュースの話から、政治の話に、なりました。
恵美子さんの、考えは、わたしとは、まったく、逆。
最初は、「そういう、考えも、あるわね」と、聞いて、いました。
ですが、恵美子さんが、だんだん、熱く、なって、「あなたは、わかってない」と、言い始めました。
わたしも、ちょっと、むっと、して、言い返しました。
その日は、なんとなく、気まずいまま、別れました。
「40年の、親友なのに、こんなことで、揉めるなんて」
わたしは、家に帰って、ぼんやり、悲しく、なりました。
なぜ、年を重ねると、意見が、合わなくなるのか
その後、わたしは、考えました。
なぜ、若い頃は、何でも、合っていたのに、年を重ねると、意見が、合わなくなるのか。
わたしなりに、たどり着いた、答えは、こうです。
理由① それぞれの、人生の経験が、違うから
40年の間に、わたしと恵美子さんは、それぞれ、別の人生を、歩んできました。
わたしは、夫の定年、母の介護、義母の看取り。 恵美子さんは、離婚、再就職、ひとり暮らし。
それぞれの、人生の経験が、それぞれの、価値観を、作りました。
経験が、違えば、考えが、違うのは、当然です。
理由② 年を重ねると、考えが、はっきりするから
若い頃は、まだ、自分の考えが、ぼんやり、していました。
ですが、年を重ねると、自分の考えが、はっきり、固まってきます。
だから、お互いの、違いが、はっきり、見えるように、なる。
これも、自然なこと、です。
理由③ 残りの時間を、意識するから
60代になると、残りの人生の時間を、意識します。
「自分の、信じることを、大事にしたい」
そういう、気持ちが、強くなって、考えを、譲りにくく、なる。
これも、あると、思います。
わたしが、悩んだ、2つの道
恵美子さんと、意見が、合わなくなって、わたしは、2つの道で、悩みました。
道A: 距離を、置く
「考えが、合わないなら、無理に、付き合わなくても、いい」
別記事(友人関係の整理、わたしが手放した3つのおつき合い)に書いた、人間関係の、整理。
合わない人と、無理に、付き合うのは、しんどい。
距離を、置く、という選択も、あります。
道B: 違いを、抱えたまま、付き合う
でも、恵美子さんは、40年来の、親友。
考えが、合わない部分は、あるけれど、それ以外の、たくさんの、思い出と、信頼が、ある。
「考えが、合わないから」だけで、40年の友情を、終わらせて、いいのか。
わたしは、迷いました。
わたしが、選んだのは、「違いを、抱えたまま」
長く、悩んで、わたしが、選んだのは、道B、「違いを、抱えたまま、付き合う」でした。
そのために、わたしは、恵美子さんとの、付き合い方を、こう、変えました。
変えたこと① 合わない話題は、避ける
政治、宗教、生き方の、深い話。
こういう、意見が、ぶつかりやすい話題は、恵美子さんとは、避けるように、しました。
代わりに、こういう話を、します。
- 昔の、楽しかった思い出
- 共通の、友人の話
- 美味しい、お店の話
- 健康の話
- 孫の、かわいい話
合わない話題を、避けて、合う話題で、楽しむ。
これだけで、恵美子さんとの、お茶は、また、楽しい時間に、戻りました。
変えたこと② 「違っていい」と、認める
恵美子さんの、考えを、変えようと、しない。 わたしの、考えを、押し付けない。
「わたしと、恵美子さんは、考えが、違う。でも、それで、いい」
そう、心の中で、認めました。
40年の、親友でも、考えが、ぜんぶ、同じである、必要は、ない。
違っていても、友達で、いられる。
それに、気づいたら、心が、ぐっと、楽に、なりました。
変えたこと③ 友情の、土台を、思い出す
恵美子さんとの、40年。
つらい時に、支え合った。 楽しい時を、たくさん、共有した。 お互いの、家族の、大事な節目に、いっしょに、いた。
その、40年の、土台が、ある。
意見の、違いは、その、大きな土台の、ほんの、一部。
そう、思えば、意見が、合わないことくらいで、友情を、終わらせる必要は、ない。
違いを抱えて、付き合う中で、気づいたこと
「違いを、抱えたまま」、恵美子さんと、付き合う中で、わたしが、気づいたことを、お伝えします。
意見が、違う友人は、実は、貴重です。
自分とは、違う考えを、聞くことで、「そういう、見方も、あるのか」と、視野が、広がります。
考えが、ぜんぶ、同じ友人ばかりだと、自分の考えが、凝り固まって、しまう。
恵美子さんのように、考えの違う、親友が、いることで、わたしの、世界は、むしろ、広がっている。
そう、気づきました。
同じ悩みを持つ方へ
もし、いま、長年の友人と、意見が、合わなくなって、悩んでいる方が、いらっしゃるなら、申し上げたいことが、3つあります。
ひとつめ: 考えが、違うのは、当然
年を重ねれば、それぞれの、人生経験で、考えは、違ってきます。
考えが、合わなくなったのは、どちらかが、悪いわけでは、ありません。
自然なこと、です。
ふたつめ: 合わない話題は、避けていい
無理に、意見を、戦わせる必要は、ありません。
合わない話題は、避けて、合う話題で、楽しむ。
それで、十分、友達で、いられます。
みっつめ: 友情の土台を、大事にする
意見の違いは、長年の友情の、ほんの一部。
つらい時に、支え合った、たくさんの、思い出。
その、土台を、思い出してください。
きっと、意見の違いくらいで、終わらせるには、惜しい、友情のはずです。
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さいごに
40年来の親友、恵美子さんと、意見が、合わなくなった時。
わたしは、距離を、置くか、付き合い続けるか、悩みました。
そして、「違いを、抱えたまま、付き合う」ことを、選びました。
合わない話題は、避けて、「違っていい」と、認めて、40年の、友情の土台を、大事にする。
そうしたら、恵美子さんとの、お茶は、また、いちばん、楽しい時間に、戻りました。
考えが、違っても、友達で、いられる。
むしろ、考えの違う親友が、いることで、わたしの世界は、広がる。
それを、恵美子さんが、教えて、くれました。
なお、友人関係は、人それぞれです。合わないと感じる相手と、無理に付き合う必要はありません。ご自分の心地よい距離を、大事にしてください。
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